さて、今回は、卵巣摘出手術の前後で私の身体がどのように変化したかについてまとめてみたいと思います。
いまちょうど不運にして「卵巣が腫れているから手術で摘出しなければならない」とお医者さんから宣告を受けてしまい、たまたまこの記事に行き当たったという方に、あるいは今後同じような局面に立たされるかもしれない女性の方々に、少しでも参考になるような内容だといいのですが。
まずはじめに、卵巣が腫れるという症状自体はごくありふれたものらしく、初期だと薬の服用で治るのだそうです。私の場合は、呆れるほどに卵巣が肥大していたために取り出さざるを得ない状況でしたが、万一「摘出手術」が決定してしまっても、運がよければそれほどの負担もなく完治する病気です。手術の方式も、現在では患者に負担の少ない方法を取ってくれるようですしね。手術と言うと構えてしまいがちですが、私のように手術まで1ケ月、入院は1週間、そして3ケ月の(うち全2回の)通院で完治、というケースもありますので、もしも同じような状況におかれましてもどうか元気をだしてください(^_^)
ちなみに、私の左の卵巣は本来ならば「親指の先くらいの大きさ」であるべきところでしたが、最終的には 全長30cm、重量およそ3.5kg という大物に成長しておりました(笑えるほどデカかったので、しつこく何度でも書きますヨ^^マジデケー!マジウケル!)。
そんなに大きくなるまで気がつかなかったものだろうか? という疑問がわきますが、私はまったく気がつきませんでした。
鈍くてスミマセン…(´;ω;`)
【自覚症状はあるのか?】
(私の場合)
*生理不順はなし
*下腹部の痛みもなし
*下腹部が少しずつせり出して来ていたが、中年太りだと思い込んでいた!
こんな状況でした。痛くもかゆくもなかったので、まったく気がつかず。
では、どうして気がついたのかと言うと、
*あるとき、風邪気味で胃の具合が悪かった
同じ日に、はじめて不正出血があった
↓
*翌日、近所の「内科&婦人科」クリニックで受診
(この段階では、風邪か胃もたれだと思っていたので内科併設を選択)
↓
*不正出血があった旨を先生に伝え、がん検診2種類(子宮頸癌、子宮たい癌)と、腹部のエコーを受ける
↓
*エコーをかけるまでもなく、先生から下腹部の異常な膨らみを指摘される。その後エコーにより、なにやら巨大なものが腹部全体を占めているらしいと判明
↓
*モノが大きすぎて逆に正体が分からないが、おそらく卵巣が腫れているので「手術が必要ですね」と言われる
…胃もたれじゃなかった!Σ(´∀`;)
先生からは、「これほど大きくなる前に、痛みとかはなかった?」と3回くらい聞き直されましたが、私は「……???^o^;いえ? なかったと思います…」と答えるしかありませんでした。痛くは…なかったよな? うーん、少なくとも耐え難いような痛みはなかったです。
上にも書きましたが、現在35歳の私は、このごろ下腹部がせりだしてきたのは話に聞いていた「中年太り(内臓脂肪バージョン)」だと思い込んでいたため、日夜腹筋のトレーニングに励んでいたのです。普通の腹筋では効果がない…では「ひねり」も追加だ! というなかなかハードなものだったのですよ。今思えば逆効果でしたね…うふふ。やればやるほど腹が出て来ていましたわ。とほほ!
先生にも正直にそのように伝えたところ、「脂肪じゃないからトレーニングしても無駄だよ(笑)」、私「ですよねー(笑笑)☆」などという和やかなやりとりもありつつ、しかしいきなり手術が確定してしまったことは、それなりに衝撃的なことでしたね。
と、このようにほとんど自覚症状らしきものがないまま、私は病気にかかっていることと要手術が確定してしまいました。ですから、痛みがなくても、こういうことはあり得るということです。もしもあの時に不正出血がなかったら、一体どうなっていたのだろうかと思います。…やっぱ破裂…?ブルブル(/o\;)
不正出血にはさまざまな要因があるそうですが、もし出血があったらすぐさま病院へ行ってみるのが大事ですよ!(私も病院は嫌いですが、そんな私ですらそのようにしました。そしてそれが正解でした)
それからの検査と手術の詳細は別の記事であらためてまとめることにしまして、次に、卵巣を取る前と後で、私の身体が具体的にどのように変化したのかを書き出してみます。
【体型】
(前)ウエスト=計測したくないくらいの太さ
今考えると、右方向に傾いて、かなりいびつに膨らんでいました。
よくよく見れば、異常でしたね。
しかしその事実に気がつきたくなかったので、気づきませんでしたorz
(後)ウェスト=驚きの61cm!
「手術ダイエットwwww」と術後に先生と爆笑しましたww
全体の体型については、手術前には腹部だけが極端に飛び出していて、手足は次第に痩せ細っていきました。手術直前にはとうとう棒のように細くなり、また胸部もあばらが浮いて、ガリガリという以外に表現が見当たりません。(そうなるまで気づかない私って……)
手術を終えてから初めての入浴の際には、身体があまりに細いのにびっくりしました。それと、お腹のぺったんこ具合にも驚きましたね。本当にぺったんこ、というよりか、むしろ凹み、「凹」←コレ、冗談抜きでこの漢字みたいになってましたヨ。
【体重】
(前)44.5kgくらい
(後)41.2Kgくらい
取り出した卵巣の重さがおよそ「3.5kg」でしたので、ぴったりその分軽くなりました。それについても先生と「手術ダイエットww1日で激痩せwww」と大ウケしましたね(^o^;)終わってみれば呑気なものです、ははは!
【体調】
(前)生理前には起きていられないほどの倦怠感にしばしば襲われる
激しい腰の痛み(肥大した卵巣による背骨圧迫のため)
胃もたれ(肥大した卵巣による胃の圧迫のため)
(後)生理痛すら感じない
体調の変化が、もっとも大きな変化だったと言えます。
私は初潮を迎えて以来ずっと生理痛というのはあって当たり前のものだと考えていたので、「生理痛がない」だなんて架空のお話だと思っていました。が、本当にそんなことがあるんですね。今はなにも辛くもなければ痛くもありません…びっくり。これまで知らなかった領域に突入したようだぜ…
ちなみに、卵巣は左右にひとつずつ付いているので、片方がなくなっても残った一方が機能を補完してくれます。今のところ、私の残った右側の卵巣は順調に働いてくれているようです。生理が1ケ月おきにしか来なくなる、というようなことはありません。毎月変わらずあります。不思議!
もうひとつ、これはまだ確実な変化とは断定できませんが、ホルモンバランスも安定したような気がします。
下腹部が膨らみはじめたと自覚したのは結構前ですが、今思えばそのころから、私はときどき夜中に汗だくになって目が覚めるようになりました。のぼせの症状が激しく、四六時中暑くもないのに汗びっしょりだったり、時には鼻血が止まらなかったりしたのも、そのせいだったかもしれません(それでも気づかなかった私って……)。そのような症状は、術後には今のところ見られませんね。このまま続いてほしいところです。
しかし、あまりそんな風には思いたくないけれども、もしかしたら左の卵巣はそもそも私の身体には合っていなかったのかもなあ。これほど急激に体調の変化があると、ついそう考えてしまうのですが、どうなんでしょう?
それにしてもこうして振り返ると、「なぜ気づかなかったのか!?」ということばかりで焦ります。けれども、意外と気がつかないものですよね。とくに痛みのような症状がなければ、まさか自分が病気だなんて思わないものです。定期検診の大切さを痛感いたしました。
というわけで、みなさま、年1回は医療機関で詳しい検査を受けましょう!
次回は、各種検査の内容と、手術についてまとめたいと思います(^_^)
体調も、だいぶ変わるんたねー
鼻血って、関係あるのかな…内臓圧迫で血圧上がるとか?興味ある…
前会ったとき言ってた、足の付け根の痛み、あれはどうなの?運動不足だと言って二人で笑ったけど、関係あったのかな?まあ、私は毎年検査してるから、少なくとも数センチ腫れてたら気付くわ(笑)
医療系の仕事やってる身として、あと乳ガン子宮ガンも毎年検査してね。治るから。検査や予防に金かけるほうが、治療にかけるよりずっといいからさ(身をもってそう思う…)
次回の話も興味津々、待ってます!
ほんと、良性だったのは不幸中の幸いでしたね(^_^;)冷やっとしましたわ!
鼻血はね、どっちかというと更年期障害に近いんじゃないかと思う。やたらとのぼせてたからね。あと、私はもともと鼻の粘膜が弱いので、弱い部分がさらに弱ったというのもあるかね?
足の付け根の痛みも、そう言えば治ったよ! まー、あれだけデカイものに圧迫されてれば、足もむくむし痛くもなるわな…。
検査や予防が大切というのは本当だね。歯科検診は半年ごとに受けているのですが、内臓関係は前から心配してたくせにおろそかだったので反省しております…orz
ともかく今回は突っ込んだ検査をたくさん受けられたので、面白かったよ(^_^)
次回を乞うご期待!