さいとうちほ 原作:ビーパパス
(小学館文庫)
結局おとといは、ウテナ(TVアニメ版)DVDの第8巻を泣きながら観ました。最終4話が収録されています。いつ観ても傑作。何度観ても傑作。
それにしても、ああ、ほんとうにこれをもっと高画質で観られたらなぁ。私の持っているのは旧DVD版なので、画質が3倍ビデオ録画並みなんですよね。うぅ。……BOXが欲しい。欲しいよぅ。しくしく。とは言え、画質が気になるのは最初の5分だけで、あとは夢中になってしまってもう何も気にならないわけなんですがね、ははは。
そういうわけで気分が盛り上がったので、先日買ってきた『少女革命ウテナ』の漫画版(文庫)を読んでみました。さいとうちほ先生の絵がうますぎて悶絶。こともなげに描いているように見えるんですよね、こんなに美しい絵を。はぁ、うらやましい。
漫画、TVアニメ、劇場用アニメ、と3つの形態で製作された『少女革命ウテナ』という一連の作品群ですが、それぞれに設定に違いがあるので、見比べてみるのも楽しいです。
こちらの漫画版では、アニメ版のほうでは描かれることのなかった、ウテナが鳳学園へ来ることになったいきさつが読めるというのが見所と言えるかもしれません。
しかし、私はアニメ版の内容が頭にクッキリと刻まれているので気になりませんでしたが、漫画の方はストーリー展開がものすごく速いので、もしかして最初に漫画版だけを読んだら展開の速さについていけなかったかも。それに謎があっさりバラされ過ぎっていうか…。でも、これはこれで魅力的で面白いです!
そしてつくづく感じるのは、やはりウテナは漫画にしろアニメにしろ、キャラクターはさいとう先生のデザインでないといかんな! ということですね。最高に美しい、素晴らしいデザインです。ああもう、美しい。
私はちなみにこの作品に登場する「有栖川樹璃」という人物を崇拝しているのですが、文庫版2巻の途中に樹璃先輩のプロフィールが載っていて楽しめました。美しいわ~! 素敵すぎるわ~~!(でも、漫画版だと若干影が薄いような……。やはり樹璃先輩をめぐる物語については、TVアニメ版が最高ですね。奇蹟の完成度)
あと、薔薇の花嫁こと姫宮アンシーに関しては、アニメ版よりも漫画版のほうが可愛かった! なにこのアンシー、可愛いぞ!
というわけで、私のウテナ愛がとどまるところを知らない、もうそろそろ秋。実は文庫版の『ウテナ』は、まだ2巻までしか買っていないので、最終巻の3巻を買ってこないとな。
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