The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:2023-May/2

2023-05-18 | ブックレヴュー&情報
※ 『恐るべき太陽』ミシェル・ビュッシ

集英社文庫 2023年5月19日発売予定

【内容概略】
≪南の島に集まった人気作家と作家志望の女性5名が次々に死体で発見され……。
騙りの天才ビュッシが放つ、クリスティへの挑戦作。≫

もう何年も前になりますが、何気なく手に取った『黒い睡蓮』を読んで強烈な印象に
嵌り込み、後になって知った一作目の『彼女のいない飛行機』、そして『時は殺人者』
へと・・・・。




”騙しの名人”とも言われる とても好きな作家さんの新作です。

生憎『黒い睡蓮』の感想のみしか書けませんでしたが、概略は拙記事をご参照下さい。

久々のビュッシ作品、今回もアットおどろく騙しが仕掛けられているのでしょうか?
とても楽しみです。

※ 『アオサギの娘』ヴァージニア・ハートマン

ハヤカワ・ミステリ 2023年5月9日発売

【内容概略】
≪スミソニアン博物館勤務の鳥類画家ロニはフロリダ州テネキーの実家で「ボイドの死について
話したい」というメモをみつける。ロニの父ボイドは25年前に沼地で謎の溺死を遂げていた。
ロニは父の死の真相を追うが、背後には湿地に囲まれた田舎町の大きな闇が……。≫

思い過ごしかも知れませんが、最近 ”沼地” 関連の作品が色々出ている様な気がするのは私だ
けでしょうか?

でもまぁ、初読みの作家作品ですし、一応読んでみたいリストインです。

※ 『すり替えられた誘拐』D.M.ディヴァイン

創元推理文庫 2023年5月31日発売予定

【内容概略】
≪父親は大金持ち、本人は大学の講師と交際している札つきの問題児――そんな学生バーバラ
の誘拐計画が進行中だという怪しげな話が飛びこんできた。数日後、学生クラブ主催の集会中、
彼女は本当に襲われた。ところが、この誘拐事件は思いもかけぬ展開を迎え、ついには殺人へ
――謎解きミステリの職人ディヴァインのエッセンスが詰まった長編。≫

何故か、多分これまで読んだ事が無い気がするディヴァインの作品なのですが、改めて来歴を
見ると、1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社
の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆
活動に入る。デビュー以降もアントニイ・バウチャー、H・R・F・キーティングら具眼の士
より絶賛される、極めて完成度の高い本格作品をものした。死後出版の『ウォリス家の殺人』
を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没。

と書かれています。
これは是非読んでおかなければ・・・・の作品です。




(source : 集英社、ハヤカワ、創元社 & etc.)