若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

寮生活

2008-05-07 09:05:14 | その他
先日、友人が朝日ウイークリーに連載をスタートした、と書きましたが、なんとその友人がブログで、我がマツモト写真を紹介してくれました。見て見て~(→『今日のコトバ』(5月5日)

彼女は、短大時代の寮生活を一緒に過ごした友人。その寮は、カソリックのシスター達が管理している寮で、学校の敷地内に建っていました。朝7時前に起床、全員でお掃除し、決められたグループで食事をとり、門限は21時(前にも書きましたが、それは新宿を19時半には出てこなくてはならないことを意味します。合コンなんて、行けませんよー)、就寝は22時半、週に1度は夜ミサをするという、結構厳しい寮生活でした。18~20歳の女子が100名近く暮らしている寮で、テレビは2台、電話は公衆電話が5台程度、かかってくる電話は全て呼び出し、部屋にはコンセントなし。今思うと、よく大丈夫だったなーと思います。

でも、中味は普通の女子大学生。朝の掃除・食事が終わった後は、優雅にコーヒータイム……ではなく、「ギリギリまで寝る!」と布団に戻ったり、就寝の22時半に実際眠りにつくのはシスター達だけで、自分達はスリッパを部屋の中に隠し、夜な夜な集まっては、お菓子を食べて、おしゃべりをして(この時期、めちゃくちゃ太りました)。

この厳しい環境は、エンターテインメントが「友人と遊ぶ」以外に殆どないことを意味し、それはそれで不思議な友情を築きあげました。年柄年中一緒にいるわけですから、喧嘩もします。相性の良し悪しもあります。でも、それを超えたちょっと姉妹チックな繋がりが出来ていった気がします。

各都道府県から集まっていた100名の仲間。今はまさにバッラバラになって、それぞれのフィールドで活躍しています。会う機会は本当に少ないけど、年賀状でそれぞれの状況を思ったりする度に、60歳くらいで同窓会とかしたら、すごいだろうなー、なんて思ってニヤニヤしてしまうのでした。

『サブウェイ』のサンドイッチ

2008-05-06 09:59:52 | その他
留学渡米1週間後、ホームステイ・エリアの散歩にも飽きて、もう少し冒険したくなった私は、一番近い都市ワシントンD.C.までバスと地下鉄を乗り継いで行ってみることに。

美術館を巡り、充実した時間を過ごして空腹になった私は、ベンチで隣に座っていた男性が食べていたサンドイッチを買ってみることにしました。そのお店は(多分)まだ日本になかった『サブウェイ』。パンから野菜、調味料まで選ぶスタイルに仰天してしまい、まだ街の人の英語が2%くらいしか理解できなかったので、とりあえず「ハム!」と叫びました。すると、店員さんは「ハムだけ?」と聞きます。(なるほど。ターキーとか、卵とか、色々な具を一緒に挟めるのか。そんなに大きなサンドイッチ食べられないよ)と内心苦笑しつつ、自信たっぷりに「YES!」。

すると、パサパサのパンに、ハムだけを大量に挟んだサンドイッチを渡されたのです。しかも、サイズも選べなかったので、大きなタイプを使われてしまい、隣のおじさんが食べていた、ハムとかレタスとかピーマンとかが、黒っぽい美味しそうなパンに挟まれていて、マヨネーズがこぼれんばかりに入っていた美味しそうなサンドイッチを横目に見ながら、パサパサ・デカ・味なしサンドイッチを泣きそうになりながら食べたのでした。

それ以来、サブウェイ恐怖症になり、暫くランチはマクドナルド。「NEXT!」とにらむようにオーダーを聞く怖いお姉さん達でも、指差すだけで食べたいモノを食べられる幸せには代えられませんでした。

今でもサブウェイに行くとちょっと緊張してしまう……すっごい好きなんだけど、ちょっと苦手なお店です。

おばあちゃんとハンバーガー

2008-05-05 09:20:15 | その他
昨日は駅前のホテルで撮影だったのですが、おばあちゃん4人組に「この辺りでお昼を食べるお店はありませんか」と聞かれました。ホテルのレストランが一杯となると……うーん、困ってしまうんです、何もなくて。

二代目に、「ドムドムがあるじゃん」と言われました。「だって、おばあちゃんだったから」と言うと、「分からないよ。好きかもしれないよ。」……確かに、そうかも。おばあちゃんだったから、ハンバーガーは嫌いだろう、っていうのは、私の思い込みだったかも。

アメリカで半年間ホームステイしていたお家には、60歳の女性(Mrs.ライアンズ)と80歳(Mr.ライクエッグ)の男性がいました。いつも私を驚かせたのは、その二人の意外な行動。

Mrs.ライアンズがある暑い日、「プール行こう!」と主張。孫でも誘うのかと思いきや、「え?マシューは忙しいでしょう?暑いから行きたいだけ」。プールに着くなり、いきなりドッボーンと飛び込みました。私がバストの中に隠れてしまうくらい大きな彼女の周りには、ものすごい水しぶきが!焦る私をよそに、「気持ちいいわよーーー。ナオミもいらっしゃいよーー。」『60歳』と『無邪気』。それは別に何もあり得ない組み合わせではないようでした。

Mr.ライクエッグは、私が寮に移った後、遊びに行く度に、ストロベリーパイを焼いてくれました。家事は全てMrs.ライアンズが担当しているのに、彼は別に照れるわけでもなく、Mrs.ライアンズも意外そうにするわけでもなく、二人して、「(ストロベリーパイを焼くことは)趣味だから」と言っていました。

年齢や性別で、こんな遊びをするとか、洋服はこんな格好をするとか、こんなものを好んで食べるとか……。そういう思う込みが無くなると、歳をとることって別に何でもないんだなーと感じていた気持ちを久しぶりに思い出しました。

おばあちゃん4人組、お昼ゴハンにたどり着けたかなぁ。

プチ贅沢気分 「英字新聞」の巻

2008-05-03 08:50:53 | その他
最近、英字新聞を定期購読し始めました。向学心から……というとカッコイイですが、実は友人(多岐川恵理さん→ブログ『今日のコトバ』)が朝日ウイークリーという新聞で連載を始めるというので、「じゃあ、この際、さびついた英語力促進運動の一環も兼ねて、英字新聞訓練といくか!」と、いうわけです。

ちょぴっと早起きしたので、二代目はまだ寝ています。コーヒーを入れて、ゆっくりパンをかじりながら、英字新聞を広げてみました。交通情報や天気予報や占いのラジオを消して、先日貸していただいた「カルミナ・ブラーナ」のCDをかけてみます。

いやー、プリティウーマンの朝みたいな、シルクのローブに身を包んだ貴婦人のような気分になれました(実際はよれよれパジャマと、これまたお気に入り過ぎてよれよれになってしまったTシャツ姿)。

どうやら、『早起きは三文の徳』だけでなく、『早起きはプチ贅沢気分の宝庫』、のようです、私にとって。

プチ贅沢気分 「朝風呂」の巻

2008-05-02 09:32:58 | その他
朝湯、朝酒、朝寝が大好きでっ♪
というほどではありませんが、朝お風呂に入るのが好きです。

昨夜は、延々と3時ころまで単純作業を続け、まさにバタン・キューと寝てしまったので、今朝少しだけ早起きしてお風呂に入りました。電気の光ではない明るさの中でお風呂に入ると、「贅沢してるなー」という気分になります。更に、窓を開けてしまえば、俄かに露天風呂的な雰囲気に(お隣の家の屋根しか見えない窓なので、大丈夫。鳥くらいしか覗き見してません)。

こんなときは、次々と人が殺されてしまうような推理小説などではなく、平和な街角の風景を舞台にした物語とか、子どもの頃に読んだマンガ本などをお風呂の共にするのがベストです。『目立たない普通の女の子が、駅ですっごいカッコイイ男の子とぶつかってしまって言葉を交わし、翌日電車の中で痴漢から彼が守ってくれて、ハッピーエンドへGO!』みたいな非現実的なマンガとか最高。

短大生の時、痴漢に合ったことがあります。声も出ず、固まってしまいましたが、勇気を振り絞り、隣のつり革に摑まっていた大学生(男子)の前に無理矢理入り込み、「すみません、後ろに痴漢がいるんです」と助けを求めました。彼は誠実にも盾になってくださり、痴漢は次の駅で降りました。後日後悔したのは、どうして大きな声を出して退治する勇気が持てなかったのか、ということと、恩人の大学生の連絡先を聞かなかったこと。ロマンスに発展したかもしれないのにねぇ。

朝風呂サイコーだけど、大きい本当の露天風呂で、朝風呂入りたいなぁ。