大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

がん治療拠点、揺らぐ信頼…東病院で誤検査39項目の事実隠蔽

2011-10-11 17:00:00 | 学習
がん治療拠点、揺らぐ信頼…東病院で誤検査39項目の事実隠蔽 より転載(産経新聞)

 日本のがん治療・新薬研究の最前線に立ち、自らを「がんの専門家集団」と称する組織で、ずさんな検査が行われた上に、問題が隠蔽(いんぺい)されていた。国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の臨床検査部での検査問題。病院関係者によると、腫瘍マーカーの誤使用を含め、大小あわせて39項目もの誤検査などがあったという。医療への信頼を失わせる行為であるだけではなく、日本の新薬戦略を揺るがしかねない行為だ。

 ◆精度こそ“存在意義”

 「臨床検査の世界は『精度ありき』が大前提。正直なところ、こんなことをやっている病院があることに背筋の凍る思いだ」。東京都内のある大学病院の臨床検査技師は今回の問題についてこう印象を語る。

 試薬の誤使用以外にも判明した問題の多くは、基準値の誤設定。「基準値」とは一般的に正常な人の約95%がその数値内に当てはまる値で、検査結果が正常か、異常の可能性があるかどうかを示す。

 だが、臨床検査部で設定された数値は、「以下」とすべきなのに「未満」とされたものから、単位が本来の100万倍とされたものまであったという。

 関係者や院内資料などによると、一連の問題の端緒は平成17年に東病院の臨床検査部で検査機器や試薬が一斉に変更されたことにあるとみられる。

 血液検査機器は機械や試薬によって感度や検査法が異なる。しかし、新システムに以前から使っている基準値をそのまま入力・運用したとみられる。

 試薬の誤使用もこの時に発生。本来は「βHCG」専用の試薬を使うべきところを、「HCG」と「β」の文字が入っていた別の試薬を、担当者が正しい試薬と誤認した可能性がある。

 ◆問題をすりかえ

 医療関係者の多くは今回の問題について「がん患者の治療に大きな影響はなかった」とみる。

 腫瘍マーカーの誤検査で、がんではない人に「がんの疑いあり」という結果が出た可能性があるものの、実際にがんが発生している人を見逃すものではないからだ。基準値の誤設定も、数値の異常が見つかれば、再度別の検査を行うため、患者への影響は回避できたのではないかという。

 ただ、がんの専門医は「『疑いあり』とされた人に、本来は必要ない検査を行うなど患者に心理的負担や金銭的な負担を与えた可能性がある」と指摘する。

 臨床検査部では問題発覚後、試薬を間違って使っていたことや、誤って基準値を入力していたことを隠蔽。院内には、「機器や試薬の変更で基準値や単位を見直した」と問題をすりかえ、基準値の変更を通知していたという。

 同部の関係者は「部内に問題を告発したら処分されるのではないかという雰囲気があった」と隠蔽の事情を説明した。

 ◆新薬戦略に影響?

 問題が与える影響は、一病院の不祥事にとどまらない可能性がある。

 厚生労働省は今年7月、世界に先駆けてヒトに初めて新薬や医療機器を投与・使用する初期段階の臨床試験(治験)を実施する国内拠点5施設を選定。東病院は、がん分野の拠点の一つに選ばれた。

 治験では、薬の投与が人体にどのような効果や影響を与えるかを正確に読み取る必要があり、血液検査をはじめとした各種検査では厳密なデータ収集が求められている。

 医療機関から検査の外部委託を請け負う民間検査会社の幹部は「今回の問題と同じことをわれわれが行ったら、直ちに信用を失い倒産するレベル」と指摘。「同病院に治験の協力を求めることに躊躇(ちゅうちょ)する企業が現れることも考えられる」と憂慮している。

[ 2011年9月28日08時00分 ]

福島県が放射性物質の「計算間違い」 実はセシウム25倍だった!

2011-10-11 16:00:00 | 学習
福島県が放射性物質の「計算間違い」 実はセシウム25倍だった! (J-CAST)より転載

福島県が測定している放射性物質について、大幅な修正が発表された。日によっては、当初の発表と比べて、実に25倍以上の値になっている。その原因も、採取したサンプルを分析用の機械にかける際に、「割り算」を忘れるという、実にお粗末なものだった。

誤りが分かったのは、空中のチリから測定する「定時降下物」の調査。原発事故後、文科省は全都道府県で測定されたヨウ素131、セシウム134、セシウム137の値を毎日公表している。具体的には、容器に水をはって大気中のチリを受け止め、そのチリをゲルマニウム半導体核種分析装置と呼ばれる装置で分析する。

基準は下回っているが・・
文科省の9月2日の発表によると、文科省は8月29日、福島県から「測定結果に誤りがあった」との報告を受け、データの再検証を求めていた。間違いがあったのは6月6日から8月4日のデータで、他の期間に比べて数値が低めに出ていたため発覚したとみられる。

修正後のデータが、9月26日になって発表された。

その中には、修正後の値が大きく違っているものも少なくない。特に顕著なのが6月11日と7月19日だ。6月11日には1平方キロメートルあたり6.6メガベクレルだったセシウム134の量が、24.2倍の160メガベクレルに修正されている。セシウム137も、8.0メガベクレルが25倍の200メガベクレルに修正されている。

7月19日は、31メガベクレルだったセシウム134が19倍の590メガベクレル、39メガベクレルだったセシウム137が19.2倍の750メガベクレルに修正されている。

ただし、放射線管理区域のセシウムの基準値は1平方メートルあたり4万ベクレル(=1平方キロメートルあたり40ギガ(4万メガ)ベクレル)なので、基準は大幅に下回っている。

福島県の災害対策本部によれば、容器の中にたまった水の一部を採取して分析用の機械にかけたが、その時「回収率」を考慮しなかったため、低めの数字が出たという。つまり、放射性物質が大幅に「薄まった」形で分析にかけられたことになる。

数値が測定されて1~2か月が経ってから数値が大幅に修正された形で、測定のあり方をめぐって疑問の声も出そうだ。

[ 2011年9月27日20時00分 ]

震災後、福島・岩手方面で作業に従事していた40代男性が原因不明の肺水腫で入院

2011-10-11 15:00:00 | 学習
震災後、福島・岩手方面で作業に従事していた40代男性が原因不明の肺水腫で入院より転載
Posted August 28th 2011

元東電社員で現在は内科医院を営む医師が、自身のブログで、東日本大震災以降、、福島・岩手方面で作業に従事していた40代の男性が原因不明の肺水腫で入院したと報告した。
原因不明の肺水腫となったのは4月上旬に福島県で作業に従事、4月下旬、5月中旬、6月上旬は岩手県で作業に従事していた関東の男性。
医師のコメント、

院長の独り言(2011年08月26日)
・原発事故との関連性は不明(否定することも、肯定することもできません)
・東北地方で心不全による若年死亡(30-50代)の報告が出てきている。もちろん、関連性は不明だが、上記のように肺水腫となっている可能性がある。
・心臓、肺の病気はそれこそ一刻の猶予もない。急激な体重増加、身体のむくみ、息切れ、身体を動かしたときの胸部の痛みなどを感じた場合は、早急に医療機関を受診してください。

アサヒビールの福島工場が10月3日に再開 最初に仕込みを行う製品は「本生アクアブルー」

2011-10-11 14:00:00 | 学習
アサヒビールの福島工場が10月3日に再開 最初に仕込みを行う製品は「本生アクアブルー」より転載
Posted September 22nd 2011

東日本大震災後から操業を停止していたアサヒビールの福島工場(福島県本宮市)での仕込み作業が、約7カ月ぶりに10月3日に再開することがわかった。出荷は11月下旬ごろになるという。
最初に仕込みを行う製品は糖質を50%カットした発泡酒「本生アクアブルー」で順次、ほかの製品に広げていくとのこと。
[via 時事ドットコム、SankeiBiz]

本宮市の位置

[文部科学省-航空機モニタリング測定による福島県内の地表面へのセシウム134、137の沈着量の合計。]
アサヒビール福島工場のある福島県本宮市は福島第一発原子力電所から西北西に約56Kmの距離で、南北に二本松市と郡山市に挟まれた位置にある。
本宮市の1平方メートルあたりのセシウム134、137の沈着量の合計は6万~30万ベクレルとみられている。
ストロンチウムも確認


[文部科学省-放射性ストロンチウム確認状況]
文部科学省は3月19日に、本宮市などで採取した葉物野菜4点を分析したところ水溶性の放射性物質であるストロンチウム90が最大で5.9ベクレル/kg検出されたと発表している。本宮市で検出されたストロンチウムは3.7ベクレルだった。
ストロンチウム90は、カルシウムと似た性質を持つ物質で水に溶けやすく、人間が取り込むと骨にたまる性質があるとされている。

東北文教大学の松田浩平教授が原発から320kmの食品移動の禁止を主張

2011-10-11 13:00:00 | 学習
東北文教大学の松田浩平教授が原発から320kmの食品移動の禁止を主張より転載
Posted September 22nd 2011

東北文教大学の松田浩平教授が国の「食料生産者の皆様へ」と題するメッセージを自身のFacebookアカウント上で発信した。
メッセージの中で松田教授は、現在のセシウムに係る暫定基準500ベクレル/kgについて、全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限で、仮に500ベクレル/kgの食品を3年食べ続けたら致死量に達すると警告、流通しているものが、基準値ぎりぎりでないとしても、重複内部被ばくを考慮すると、10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被ばくする可能性を指摘した。

原発から320kmの食品移動の禁止を

対策として原発から少なくとも320km以内の食品移動の禁止を主張し、それと真逆の「食べて応援しよう」系の主張している人たちについて、「毒入りで10年後には死んでいるかも知れませんが、食べてくださいと言っているに等しい」との趣旨のメッセージも発信している。



東電“極秘文書”を入手!これが政府無視の補償“裏マニュアル”だ!

2011-10-11 12:00:00 | 学習
東電“極秘文書”を入手!これが政府無視の補償“裏マニュアル”だ!より転載
2011.09.26



 東京電力福島第1原発事故の被災者に対する金銭補償の受け付けが進むなか、東電が補償の項目ごとの上限単価や、収入補償の打ち切り時期を記した社外秘のガイドラインを作成していたことが、夕刊フジの取材で分かった。補償をめぐっては、被災者向けの「請求案内書」が専門用語だらけで156ページもあるため、高齢者らから「わかりにくい」との批判が出ている。だが、社内向けの“裏マニュアル”は「検討中」とされている家財道具の価格についても、家電一式の購入参考額などが記載されており、東電の“腹づもり”がよくわかる内容となっている。

 本紙が入手した東電社員向けの裏マニュアルには、「秘密情報 目的外使用・開示禁止」と明記され、補償金算定に向けた基本的な考え方から補償項目、補償金額の標準単価から対象範囲までが、被災者に渡された案内書の内容に沿って記載されている。なかでも目を引くのが、補償項目ごとに定められた具体的な「上限単価」と「上限累計金額」だ。

 赤い点線で目立つように囲ったうえで、《「補償金お支払いのご案内」(リーフレット)で公開していない基準》と注意書きがあり、補償作業にかかわる社員に対して厳秘を強調している。

 補償金額に上限を設けることについては、枝野幸男官房長官(当時)が4月、「上限があるからこれ以上被害補償しませんということは、とても考えられないし、許されない」と述べている。その原則を無視するかのような裏マニュアルについて、東電関係者はこう明かす。

 「補償はあくまでも、対象者の負担に対する実費払いが基本。算出が困難な場合には、実費相当額や遺失利益を算定することになりますが、その方法は原則としてすべて個別対応です。一部の被災者が無理難題を要求することも予想されるため、あらかじめ上限単価を定めておくということでしょう。もちろん、この数字が被災者の目に触れることは想定していません」

 東電は、補償が受けられる要件を(1)避難生活による精神的損害(2)避難・帰宅費用(3)一時立入費用(4)生命・身体的損害(5)避難等に伴う就労不能損害(6)検査費用(人)(7)検査費用(物)(8)財物価値の喪失又は減少-とし、「上限単価」「上限累計金額」は別表のように定めている。

 就労不能損害については、対象者を「正社員」「派遣・契約」「パート・アルバイト」などに区分けし、勤務実態を証明できる書類の有無などにより、本来得ていたであろう収入と現在の収入との差額か、就労形態ごとに毎月3万-15万円程度を支給するとしている。

 これは案内書にも記載されているが、問題はその終了期間。裏マニュアルには、事故の収束とは無関係に、正社員の場合で最長が来年9月末、バイトやパートに至っては1月末までと明記されているのだ。

 「実際には、立ち直りに最低でも2-3年は必要。それでも、内々には終了時期を定めているのですから、この時期まで再就職が決まらずに打ち切り対象となった被災者から、多くの苦情が寄せられるのは確実でしょう。会社(=東電)は失業保険の支給期間を参考に補償期間を設定したようですが、人災との批判が強い原発事故と同列に語ることへの批判は避けられないと思います」(前出関係者)

 一方で、就労不能により家財道具の移動を伴う転居を余儀なくされた人に対しては、実費が原則ながら1世帯あたり最大50万円まで見込むあたり、意外に(?)太っ腹な面も見られる。

 「会社が、請求の増大を最も懸念しているのは、新たに負担を余儀なくされる高額の生活費です。汚染された家財道具を検査するための検査機器購入費は1世帯あたり1台10万円を上限とする考え方を示していますが、ほかにも転居に伴う家電や自動車の購入費用などがあります。この部分の補償を全面的に突っぱねるわけにはいきません。ですから、現時点では“様子見”ということで、社内資料でも唯一、具体的な指針が示されていないのです」(同)

 裏マニュアルには、転居に伴う家電一式の新規購入費用も明記してある。東電は請求の妥当性を検証したうえで、この金額を目安に、具体的な補償額の検討に入るものとみられる。

 この裏マニュアルについて、東電本社はその存在を認めたうえで、「上限単価、上限累計金額はあくまで目安として記載したもの。被災者の個々の事情をよくお聞きしたうえで誠実に対応する方針です」(広報部)とコメントしている。

 マニュアルを用意して事に当たるのは、企業としては当然の措置といえる。補償を受ける人々も、東電の“手の内”をしっかり把握したうえで、1円も損することがないよう交渉に臨むべきだろう。

【韓国BBS】福島原発で100万人が死亡?「韓国アイドルは?」

2011-10-11 11:00:00 | 学習
【韓国BBS】福島原発で100万人が死亡?「韓国アイドルは?」より転載
2011/09/01(木) 10:45

  韓国のコミュニティサイト、「etorrent」の掲示板では福島原子力発電所の爆発事故による死亡者数が、今後100万人に達すると予想した英紙の報道を紹介した。それに対し、さまざまな意見が寄せられた。以下、韓国語による書き込みを日本語訳した。(  )内は編集部の素朴な感想。
■「【写真特集】福島原発」写真トピック
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●スレ主:ジェムジェムジャムジェムジェム
  まだまだ福島原発の事故の問題は、終わらないことがわかるよね。その後、関連した報道がほとんどないけれど。

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●パイプレンチ
  公営放送で特別歌謡番組を編成し、募金を集めて送ってみれば。

●グレープ
  こうした問題は日本単独で解決する問題でなく、全世界的に対応をしなければならないと思うが、何故か米国は静観しているようですね。

●黒龍パー
  実は米国は、実験のために日本をそのまま放置しているのでは?陰謀説!?

●Shin
  歴史を忘れた民族に未来はないという言葉が現実のものとなっているようだ。

●カン刑事
  ひどすぎるのではないか?

●チャンク国
  日本は今でも、他国に被害を与えるのが得意なように見える。隣国から遠い国まで被害を与える国。

●ドワーフ
  本当に深刻。しかし、日本進出する韓国のアイドルを見れば情けなくなる。将来、子どもを産むときに後悔するのでは。
(放射能が子孫にどのように影響するのか分からないだけに、不安も募りますよね)

●Xorang
  放射能問題は韓国にも被害が及ぶ。我が国は何の措置も対応もしないという点において、無能だ。

●伝説的に
  チェルノブイリより深刻です。チェルノブイリは土地を埋めたて終わりだが、日本はまだ引き続き放射能が流出していて、処理することすらできずにいる状況です。東京に住む母親の母乳のなかからセシウムが発見されたことも、かなり以前に発表されました。見るまでもなく1年過ぎても被害が続出しそうですね。100万人が命を失っても構わないのだろうか。

●tnsqo
  原子力発電所の職員が1人、急性白血病で死亡したそうだ。
(作業との因果関係はないと発表されています)

(編集担当:李信恵・山口幸治)

在日韓国人向け「日本集落」建設へ…震災で移住希望者増加か=韓国

2011-10-11 10:30:00 | 学習
在日韓国人向け「日本集落」建設へ…震災で移住希望者増加か=韓国より転載
サーチナ 9月27日(火)11時0分配信

 韓国慶尚南道南海郡は26日、同郡に在日韓国人の移住と定着のために「日本集落」の建設を推進していることを明らかにした。東日本の地震と津波の影響で、韓国移住への可能性が大きくなったことを理由の一つとして挙げている。複数の韓国メディアが伝えた。

 南海郡のチョン・ヒョンテ郡守は、10月の5日から5日間の日程で東京、京都、大阪などを訪れる。東京で「日本集落投資誘致説明会」を開いた後、MKタクシーや近畿産業信用組合など在日出身事業家と投資について協議を行う予定。

 「日本集落」の建設の推進は今回が2回目。1回目の2006年には移住希望者と投資が集まらず、構想は失敗に終わっていた。今回建設推進を再開したきっかけとして、南海郡関係者は東日本大地震と津波などの影響で韓国への移住希望者が増えているとの判断が背景にあると明かした。

 韓国メディアは、東日本地震以降津波や放射能への恐怖にさらされている日本人からの不動産の問い合わせも増加していると指摘し、同集落の建設は「日本人の集団移住の可能性を占う信号弾になる」との見方を示した。

 南海郡にはすでに21世帯からなる「アメリカ集落」と33世帯が暮らす「ドイツ集落」があり、それぞれ在米韓国人と在独韓国人の移住者が暮らしている。ドイツ風・アメリカ風のペンションタウンが形成されており、「日本集落」の建設による観光への相乗効果も期待されている。(編集担当:金志秀)

ヨウ素・セシウム県内到達 3月25日から1ヵ月「人体に影響ない」

2011-10-11 10:00:00 | 学習
ヨウ素・セシウム県内到達 3月25日から1ヵ月「人体に影響ない」より転載
2011年10月2日


 3月11日以降一連の福島第1原発事故で放出された放射性物質が気流に乗り同25日から1カ月間にわたり沖縄に到達していたことが、琉球大機器分析支援センターの調査で分かった。福島から沖縄へたどり着くまでの気流の軌跡も解明した。到達したのは放射性セシウムとヨウ素で、いずれも自然界に存在しない。最高値は4月6日にセシウム137が1立方メートル当たり1・56ミリベクレルを記録した。到達量はいずれも微量なため、同センターは「人体に影響はない」としている。
 調査は、西原町の琉球大建物3階ベランダに計測器を設置。掃除機のように1週間で5千立方メートルの空気を吸い込み、フィルターに付いた粉じん試料を精密機器で分析するもので、約10年間続けている。空気中の放射性物質の変化を正確かつ精密に測定できる、県内で最も優れた分析機器という。
 人工の放射性物質が計測されるまでは1週間ごとに計測していたが、それ以降は毎日、試料を採取。その結果、3月25日にヨウ素131、同31日にセシウム134と137を観測した。
 最高値はいずれも4月6日で1立方メートル当たりヨウ素131が1・27ミリベクレル、セシウム134が1・31ミリベクレル、セシウム137が1・56ミリベクレルだった。その日以外はヨウ素は0・6以下、セシウムは0・15以下を推移した。いずれも1カ月間観測された。4月25日以降は観測されていない。
 国頭村辺戸岬にある国立環境研究所の計測器のフィルターを調べたところ、これらの放射性物質が検出された期間、同様の量が検出された。このため沖縄本島のほぼ全域に到達していたと推測できるという。
 4月6日午前0時の気流の軌跡を見ると、大陸から福島を通った気流が太平洋を回り沖縄に到達している。琉球大機器分析支援センターの棚原朗准教授は「沖縄は冬、東か北東の風がよく吹く。それに乗ってきたのだろう」と分析。「約10年間の測定で自然界に存在しない放射性物質が検出されたのは初めてだ」と話した。
(新垣毅)

<用語>放射性セシウム、ヨウ素
 ウランの核分裂によって生成された人工の放射性核種。原子力発電所の事故などで環境中に放出される。セシウム137は半減期が約30年。セシウム134の半減期は約2年。人体に取り込まれると筋肉などに集まり体内被ばくを起こす。放射性ヨウ素131の半減期は約8日。体内では甲状腺に沈着、蓄積し甲状腺がんを引き起こす。

原発事故6ヶ月と将来

2011-10-11 09:00:00 | 学習
原発事故6ヶ月と将来(1) 原発編より一部転載


地震の前の日、福島原発はそれまでと同じように普通に運転されていました。その時に原発が出していた熱を100としましょう。次の日、地震が起きて制御棒が自動的に入り、核反応が停止しました。その直後の発熱は15.6に下がっていたと推定されます。

つまり、運転中はウランが核分裂していますから、質量欠損の分の熱と、できた元素の崩壊熱がでていますが、核反応が止まると崩壊熱だけになるので、すぐに6分の1ぐらいになります。そして最初に崩壊する元素はドンドンと崩壊していきますから、翌日の12日にはわずかに1.56しか発熱していないと計算されます。
(中略)
今では運転中を100とすると、0.36、つまり300分の1になっています。原子炉は停止してしまえばそれほど恐ろしくないというのはこのことを言っています。今後はそれほど急激には減りませんが、10年後には現在の3分の1ぐらいになっているでしょう。