大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

千葉のシイタケから4倍セシウム

2011-10-18 17:00:00 | 学習
千葉のシイタケから4倍セシウムより転載 
2011.9.27 20:46産経ニュース

 千葉県森林課は27日、県北西部の我孫子市内で生産された露地栽培のシイタケから、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)の約4倍の放射性セシウムが検出され、出荷の自粛を要請したと発表した。市場には出回っていないという。

 シイタケから国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたのは福島県に次いで2県目。同課によると、我孫子市内で26日に収穫されたシイタケから、1955ベクレルが検出された。 

 県は4月から、施設内で栽培されたシイタケの放射性物質検査を行っていた。露地栽培の検査は我孫子市で初めて実施され、今後、露地栽培している13市町村で検査を行う。

キノコ原木の基準150ベクレル 放射性セシウムで林野庁

2011-10-18 16:00:00 | 学習
キノコ原木の基準150ベクレル 放射性セシウムで林野庁より転載
2011.10.6 22:52 [放射能漏れ]産経ニュース

 林野庁は6日、シイタケなどのキノコ栽培で使う原木の放射性セシウムの暫定基準値を1キログラム当たり150ベクレルに定め、基準を超える原木は流通させないよう都道府県や関係団体に要請した。現在出荷を自粛している福島県の原木は、基準を下回れば自粛を解除できる。

 同庁の調査によると、最も放射性セシウムを吸収するとされるシイタケの場合で、濃度が原木の3倍になることから、キノコの暫定基準値1キログラム当たり500ベクレルに対し、3分の1未満である150ベクレルとした。おがくずや米ぬかで作るキノコ栽培用の菌床用培地についても同じ暫定基準値にした。

 東京電力福島第1原発の事故を受け林野庁は8月、福島県内で屋外に置かれていた原木などについては出荷自粛を求めていた。

福島第1原発1号機「建屋カバー」工事の写真公開

2011-10-18 15:00:00 | 学習
福島第1原発1号機「建屋カバー」工事の写真公開より転載
 

 

 東京電力は17日、福島第1原発1号機の原子炉建屋で進めている「建屋カバー」の工事の写真を公開した。建屋カバーは放射性物質の拡散や雨水の流入を防ぐのが目的で、8月から作業を始めていた。10月にも完成させる予定。

 写真は15日に撮影され、クレーンでつり上げられたパネルが骨組みの側面に取り付けられようとしている。これまでに8枚のパネルが設置され、建屋が次第に覆われていく様子がうかがえる。すべて完成すれば高さ約55メートルになるという。建屋は3月の水素爆発で壊れた。政府・東電の工程表では、3、4号機でも今後3年以内に設置することになっている。【大野友嘉子】

 2011年9月17日

日本の医療が薬漬けの理由 患者は“金のなる木”と捉えるから

2011-10-18 14:30:00 | 学習
悪質な病院経営者も確かに存在していますが、製薬会社にも様々なウイルスを作って人々を病気にさせながらその一方で治療薬を販売しているところもあるそうです。笑い事ではすまされません。世界には狂った人々も存在しています。

日本の医療が薬漬けの理由 患者は“金のなる木”と捉えるから (NEWSポストセブン)より転載

 日本の精神医療には暗部がある。海外で「自殺の危険性」が警告されている抗うつ薬がいまだに日本では多くのケースで使用されており、医師の安易な診察と処方が自殺を誘発している疑いがある。さらに、世界的に見て非常識極まりない日本の悪弊、「多剤大量処方」の問題を医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が報告する。

 * * *
 なぜ日本では多くの医師が薬に頼るのだろうか。林試の森クリニック(東京都目黒区)の石川憲彦院長は、多剤大量処方は先進国の中で日本だけが続ける悪弊だと主張する。

「海外では単剤または2種類の処方が基本です。イギリスの精神科医・クックソンらが作成した投薬の原則(表参照)では3種類以上の薬の併用を避けるよう明示しています。

 ところが日本では、『薬をたくさん出してあげることがよい治療』という“薬信仰”が根強い。最近、教科書では、原則として単剤でしかも投薬量を限定するよう、記載するようになりました。

 ですが、同じ教科書に掲載されている『処方例』には、たとえばある症状に対しては4種類の薬を出すよう書かれている。表向き言っていることと、実際の例が矛盾しているのです」

 これまで多剤大量処方で薬漬けにされた患者を多く診察し、断薬・減薬を成功させてきた牛久東洋医学クリニック(茨城県牛久市)の内海聡院長は、教育の問題を指摘する。

「医学部や臨床の現場で先輩や上長が『そうしていたから』というだけで、少なくない医師が多剤大量処方は正しいと信じて踏襲している。また、勤務医のほとんどは前任から患者を引き継ぐので、『この処方はおかしい』と思っても、薬を変えて病状が悪化するのを怖れて、そのまま継続するんです。

 悪質な場合は、薬漬けにしてずっと患者さんを通院させ、金のなる木として抱え込む医師もいると疑っています」

 厚生労働省の検討会でも、統合失調症患者に対する抗精神病薬の単剤投与が多くの国で50%以上なのに、日本では20%未満であることや、抗うつ薬の他剤との併用率が他国では3.4~25%程度なのに、日本だけ19~35.9%に達すると報告されている。明らかに日本だけ突出している。

 多剤大量処方の問題について厚労省は本誌の取材に、「ほとんどの場合、きちんと処方されているという認識です。患者さんには処方された通りきちんと服用してもらうことが大事だと考えています」と見解を示す一方で、対策については「現在、全体でどういう処方が行なわれているのか調査中。結果をふまえて対策をこれから考えていくので答えられない」と述べた。

“問題ない”としながら「調査中」とは矛盾している。

※SAPIO2011年10月26日号

福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題

2011-10-18 14:00:00 | 学習
2011-10-06 15:03
福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題
より転載

里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch

「低線量被曝でもDNAは損傷を受け、突然変異を起こす。その結果が現れるのは、さまざまな要因が絡み約10世代も後のことだ。だが、それは人類にとって大きな問題になる」と、スイスの内科医マルティン・ヴァルター氏は話す。
突然変異した遺伝子を持つ者同士が遠い将来に偶然結婚して発現することは、しかし、どういったものなのかまったく分かっていない。ただそれは大局的に見ると、がんのわずかな増加より倫理的に問題だと危惧する。

 ヴァルター氏は、1人の内科医として核兵器、核実験、原発など「核と人類は共存できない」と考え、医師の責任を強く訴える。核戦争防止国際医師会会議スイス支部(PSR/IPPNW Schweiz)の支部長を2年務め、脱原発を推進する側に立ってきた。チェルノブイリには政府からの派遣も含め5回行っている。

 チェルノブイリでの甲状腺がんの子どもの検診や治療、またその後の放射線による遺伝子突然変異の研究などを通して蓄積された知識を、今福島で起こっている出来事を事例として引きながら語ってもらった。

swissinfo.ch : 内部被曝が今後の課題かと思われますが、どういった問題がありますか。
ヴァルター : まず外部被曝は放射性物質をシャワーなどで洗い落せるので今後それほど問題にならないと思うが、食品や呼吸で吸収する内部被曝は問題が多い。簡単な測定方法がないからだ。ホールボディカウンターがあるが、何百人も測れるようなものではなく経済的負担も大きい。

セシウムはまだそれでも測れるが、骨に吸収されるストロンチウム90はベータ線を出すため、内部被曝の測定は不可能だ。唯一の方法は、子どもの抜けた乳歯を取って置き、それを測ることだ。乳歯を焼いて灰にすれば測定できる。日本の検査機関では簡単にできるだろう。

核戦争防止国際医師会会議のアメリカの仲間が1960年代にネバタでの核実験で被曝した子どもの乳歯からストロンチウムが検出されたことを挙げ「自国の子どもが犠牲になってもよいのか」と当時のジョン・F・ケネディ大統領に働きかけた。これが核実験停止条約の一つの要因になった。


「人には2種類ある。原発に反対する人と、原発の危険性を知らない人と」とヴァルター氏は言う (swissinfo)
swissinfo.ch : 9月30日に放射性プルトニウム239が福島原発から45キロメートル離れた飯館村など、県内6カ所で検出されたと公表されました。プルトニウム239は半減期が2万3000年と気の遠くなるようなもの。取り込むとどうなるのでしょうか。
ヴァルター : プルトニウムは一度体内に入ると、セシウムとは違いほぼ体外に排出されることはない。アメリカが何とプルトニウムを使った人体実験を1948年に行っており、クリントン大統領のときに公にされたので、これは間違いない。

プルトニウムは骨や肺、肝臓などにとどまる。放射線を出し続けるので、がんを引き起こしやすい。

swissinfo.ch : では放射性セシウムですが、福島の多くの子どもの尿からセシウムが検出されました。長くて70日で体外に排出されますが、その間の内部被曝も問題でしょうか?
ヴァルター : その間の被曝量はわずかだ。しかし、問題はその土地に住み続けると排出されてもまた吸収し内部被曝が続くということだ。セシウムは10年間で6センチメートル地下に沈んでいくといわれている。従ってたとえ徐々に地表面から無くなっても畑で野菜が吸い上げ、それを食べればまた被曝する。すべての土地の表面を上下に掘り返す作業は膨大な労力と費用がかかるだろう。

さらに現在、安全だという被曝量はないというのが定説になっている。がんになるリスクを縦軸、放射線量を横軸にするとそれは正比例の直線になり、たとえ1、2ミリシーベルトでもがんのリスクはある。胸部や骨折のレントゲン撮影でもがんになるリスクはゼロではないといわれている。さらに慎重な医者は線量が少なければ少ないほどがんリスクは高く、正比例の直線が少量の値域では上向きにカーブするといっている。

チェルノブイリでの研究の中に、学会では正式に承認されていないが、セシウムによって、子どもたちの心臓病が数年から10年後に増えたという報告もある。心臓のリズムなどが不規則になる病気などだ。

また、すべての放射性物質の被曝で4、5年後に子どもの糖尿病が増えたという研究もある。

swissinfo.ch : 日本の基準値、年間20ミリシーベルトの上限をどう見ますか?
ヴァルター : 短期なら分かるが長期的に年間20ミリシーベルトは高すぎる。しかも子どもや妊婦を含んで20ミリシーベルトは非常に高い値だ。たとえ原発に賛成する科学者にとっても高すぎる値だ。

スイスではたとえ事故が起きても放射線の限度を年間1ミリシーベルトに決められている。

1991年のチェルノブイリ原発から50キロメートル離れたポルスコエ(Polesskoye)にスイス政府の派遣で行った。同行のジャーナリストと、子どもがかくれんぼをすると想定して建物の地下や低い茂みなどを測ったが、放射線量は事故から5年後なのに非常に高かった。また場所によって数値にかなりの差があった。

福島でも5年後同じことになるだろう。つまり、県内の多くの地点で今後とも線量はそう変わらないのではないだろうか。年間20ミリシーベルト以下の地域から、避難するほうがよいと思う。もちろん故郷を捨てるといった社会的な問題は残るが。

swissinfo.ch : 放射性ヨウ素について伺います。8月18日付けの朝日新聞によれば3月24~30日にいわき市、川俣長、飯館村の1150人の子どもを対象に甲状腺被曝を調査した結果、その45%が被曝していた。14歳の男の子が「僕の体には放射性物質が入っているからゼロじゃないんですよね。本当に僕は大丈夫なのか教えてほしかった」と言っていました。実際のところ、被曝したこの子どもたちはどうなるのでしょうか。
ヴァルター : ということは、子どもたちが原発の爆発直後にヨウ素剤を服用しなかったということか?信じられない・・・(顔を曇らせ、データを見るためコンピューターに向かう)。スイスでは原発から半径20キロメートル以内の住人は、全員ヨウ素剤を持っている。それが原発を持つ国の安全対策の基本であり、国民に対する責任だ。たとえ持っていなかったとしてもすぐに子どもに配るべきだった。

甲状腺に被曝したということは、それがいくら低い値であろうと、この器官の細胞のDNAがダメージを受けてしまったということだ。従って、何人かは今後、甲状腺がんを引き起こす可能性があるということだ。そのため、毎年定期的に超音波でがんの発生を調べていく必要がある。

そもそも子どもの甲状腺がんは普通は存在しないものだ。以前ウクライナでは住民5000万人に対し3人の甲状腺がん患者がいただけだ。それがチェルノブイリ以降、2000~4000人の子どもがこのがんにかかった。

しかし、早期に発見し、甲状腺を摘出すれば大丈夫だ。チェルノブイリで私もこの超音波の検査に何度も携わったが、ベラルーシでもウクライナでも子どもたちはみんな手術を受けだ。しかも手術は95%成功している。

ウクライナでは、ある経験豊かな70歳の医師が750人もの甲状腺がんを手術した。わずか3人だけが術後の複雑な炎症が重なり亡くなっただけだ。

また、たとえ甲状腺が摘出されても、その後ずっとホルモン剤を飲み続ければ、それで元気に大人になり普通に一生を送れる。

swissinfo.ch : 以上、放射性セシウム、プルトニウム、ヨウ素などの影響を見てきましたが、がんは増えるのでしょうか。
ヴァルター : がんにかかるケースは増えるだろう。ただ、現在の工業国では死因の25%はがんであり、また40%の人ががんに一度はかかるが、回復して最終的にはほかの原因で亡くなると言われている。こうした中で、フクシマの事故は全体の25%のがんでの死亡率に、わずかなパーセントを加えるということだ。

タバコや化学薬品などの害ですでにがんになるリスクが高くなっているところに、さらに放射線でのリスクが加算されるイメージだ。

ただし、フクシマの原発収束に働いている作業員のがんリスクは別物だ。チェルノブイリでもそうだったが、彼らのリスクは極めて高い。

swissinfo.ch : 最後に、放射線による遺伝子の突然変異、それも低線量被曝の遺伝子突然変異について説明してください。
ヴァルター : チェルノブイリの事故から10年後の1996年にロシアのドゥブロバ(Dubrova )医師が英科学誌ネイチャー(1996Nature ;380:683-6)に報告した例によると、チェルノブイリでセシウムなどに汚染された地域の人に遺伝子突然変異が多く見られた。

また、イスラエルのヴァインベルク(Weinberg )医師の調査(Proc Biol Sci 2001;268 (1471) :1001-5)によれば、チェルノブイリの事故収束に働いた男性の2人の子どものうち、事故以前に生まれた子どもには遺伝子突然変異がまったくなかった。しかし、事故後イスラエルに移住して生まれた子どもにはある数の遺伝子突然変異が見られた。

放射能被曝によって父親の優先遺伝子が損傷されると子どもに病気が現れる。しかし、もし父親の劣性遺伝子が突然変異を起こした場合、子どもに受け継がれても、劣性遺伝子なので表面的には何の異常も起きない。これが、このイスラエルで生まれた子どもの場合だ。

しかし、もし遠い将来この子の子孫が偶然、同じ突然変異の劣性遺伝子を持った人と結婚し、劣性遺伝子同士が組み合わさるとさまざまな病気などが発現する可能性が考えられる。

ただ、何が発現するかは全く分かっていない上、こうしたことがチェルノブイリやフクシマで起こる可能性があるものの、さまざまな要因が絡むため約10世代は先の話だ。

ところで、ドゥブロバ医師などの方法で長崎と広島の被爆者の遺伝子を調べたところ、突然変異はほとんどなかった。原爆は瞬間的なインパクトを与えたが、長期の低線量被曝を起こさなかったということなのだろう。

従って、私には、低線量被曝が遠い将来の世代に与える遺伝的な影響が大きな問題だ。これは人類にとっての倫理的問題でもある。

宗教家で科学者の友人がイメージとして、こう語った。かつて、宇宙からの放射線量が徐々に減少したとき地球上に人類が誕生した。しばらくの年月人類は放射線を生産せずに生活した。ところが今、核実験や原発事故などで、自らの手で地球上に放射線量を増やし地球を住みにくい場所に変えようとしていると 。

里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch
グレンヒェンにて

東電OBのシニア決死隊員「東電ともう利害関係ないから何でもできる」

2011-10-18 13:00:00 | 学習
東電OBのシニア決死隊員「東電ともう利害関係ないから何でもできる」より転載

2011.10.05 ニュース
「子や孫を被曝から守りたい」と、「福島原発行動隊」(シニア決死隊)の有志が動き出した。“本丸”である福島原発での作業を待ちわびながら、除染につながる草刈り作業に汗を流したシニアたちの素顔に迫る。

◆福島原発での作業という“本丸”に近づきたい

「放射能に汚染されたがれきの撤去をすることを考えて、フォークリフトとバックフォー(パワーショベル)の免許を取りにいったんですよ」と柔和な表情で控えめに話す飯島定幸さん(61歳)は、東急電鉄の元駅員。現役のころから、山形県新庄市の有機農業グループが生産した米と大豆を消費者に届けている。震災地・宮城、岩手の復興支援も続けているという。

「自分の体力や技術で何ができるかを考えながら、草莽の志としてやっていきたい」

 作業服がよく似合う所信行さん(63歳)は、東京電力火力発電所部門のOBで危機管理のプロ。「年寄りってわりと純粋なんですよ。東電とももう利害関係はないですから、何でもできる」と語る。

「古巣の大失態に忸怩たる思いです。事故収束に向けて、自分たち火力屋力が必要だと思っています。火力屋には水屋も土木屋もいるんだから。原発の事故処理は、あまりにもだらしない。とにかく一刻も早く海へ流出する汚染水を止めなきゃいけない。流水にセメント流したって水は止まらない。水の止め方や流出箇所の見つけ方とか、もうちょっと技術屋としてしっかりやってほしい。冷却系水循環装置でバルブの開閉やホースの水漏れが相次いだのも、過酷な作業だから失敗しているんじゃない。管理体制の問題なんです」

 所さんは、99年から2年間、むつ中間処理施設(青森)の立ち上げにも加わった。現在は、「福島の現場を第一に、若い電力関係者たちとの橋渡し役をしたい」と望んでいる。

 ボランティア企画者のひとり、平井秀和さんらは、「みんなで団結・結束して今回の作業をやり遂げた。福島原発での作業という“本丸”に一歩一歩近づくため、専門家の協力を得ながら、南相馬市などでも有志で除染活動をしていきたいですね」と意気込む。

 9月9日には、行動隊の本隊メンバー7人が原発の前線基地「Jヴィレッジ」で開かれる東電主催のモニタリング要員研修を受けた。この研修が、シニアたちの20km圏内汚染モニタリングへの参加につながるのか、動向を注視したい。

【所 信行さん】
アインシュタインに心酔、東工大卒業後、「核融合発電」を夢見て東電に就職。「火力発電所の当直長時代に数々の修羅場を経験し、安全・危機管理の難しさを肌身で感じてきました」

取材・文・撮影/田中裕司

ビワ栽培で“原発経済”を拒否

2011-10-18 12:00:00 | 学習
ビワ栽培で“原発経済”を拒否より転載

2011.06.24 ニュース
小出裕章(京都大学原子炉実験所)が考える 原発と闘う小さな島の30年史(2)

ビワ栽培、棚田再生etc.で経済的な自立を目指す

 ある推進派の町民が口にした言葉が、山戸さんの耳にこびりついている。

「命が惜しくてカネがもらえるかね!」

 原発建設計画が持ち上がった約30年前に比べて島の人口は半減、高齢化も進んだ。仕事がないため若者が島に戻ってこず、医療や介護問題も深刻になる一方だ。

「カネを餌につけ込まれて原発経済・補助金行政に依存しないよう、経済的にも自立を目指さんと」(山戸さん)


「祝島のビワは日本一だと思います」と語る山戸孝さん(『ミツバチの羽音と地球の回転』より)
 山戸さんの息子・孝さんは、中学を卒業後、島を出て大阪で就職したが、島に戻ってビワを食べ、そのおいしさに「これで食っていける」と自信を持ち、Uターンを決意したという。

 ビワは無農薬栽培で、葉を加工した「ビワ茶」も作り始めた。ひじきや干し大根などとともに直販で高い評価を受けている。「何とか軌道に乗ってきました」(孝さん)。

 北海道で肉牛を飼育していた氏本長一さんもUターン組。現在、祝島の代名詞のひとつでもある「棚田」の再生を目的とした循環型農業を実践中だ。

「島には、耕作放棄されて荒れ放題の棚田がたくさんあります。まずそこに牛を入れて雑草を食べてもらいます。その後で豚を入れると、土の中の草の根やミミズを食べようとして鼻で土を耕してくれます。重機などでやるよりもずっと効率がいいし、家畜の糞が肥料にもなります」

 家畜の餌はほかに、売り物にならないビワや家庭の生ゴミ、畑で余った野菜などを与えている。

「おかげで、島外に送って焼却処分をしていたゴミの量も減り、一石二鳥です」(氏本さん)

 安全な飼料を食べ、完全放牧で健康的に育った家畜はブランド肉となり、東京の一流レストランに高値で仕入れられている。また、牛や豚が棚田から逃げないよう張り巡らされた電線は、自家用の太陽光パネルから給電されている。

吉本興業で、原発ネタは俄然タブーです

2011-10-18 11:00:00 | 学習
吉本興業で、原発ネタは俄然タブーですより転載

2011.06.20 エンタメ,ニュース

東電本店前で、会見場へ突撃する直前のおしどり。自前で作成した膨大な会見記録が詰まった取材ノートを手に(C)八尋研吾
  東日本震災直後の福島原発事故から3か月、東電本店ビル内で毎日行われている政府・東電の統合会見は「会見劇場」とも呼ばれている。ネット配信でライブ中継されるその模様を毎日チェックするマニアもたくさんいるほどで、カメラに顔が映る側である東京電力社員、保安院、安全委員会など“主要メンバー”は、会見ウオッチャーたちからニックネームで呼ばれ、ファンまでついているという。

一方、カメラに顔が映らない記者席の側もなかなか個性的だ。大手新聞社やテレビ局の記者らに交じって、ヒステリックに声を荒げるフリーランスの男性記者、不慣れな日本語で直球の質問をぶつける韓国テレビ局記者、とにかく声が渋過ぎる海外メディアの記者、淡々と責め続けるドSな女性記者……などなど、香ばしい面々が時に怒号も飛び交う会見場を盛り上げているのだが、そんななか、群を抜いて異彩を放っているのが“吉本芸人”を名乗る2人の記者なのだ。

「グリーンピースの海洋調査では沖合52kmでも暫定規制値をはるかに超えて汚染された海藻が見つかっていましたが、この調査を見ると沖合のデータはないのですか?」

「福島県と宮城県の県境まで淡水魚が汚染されていますが、宮城県の淡水魚の汚染状況はどうなのでしょうか?」

  そんなプロの記者顔負けの鋭い質問を次々とぶつけネット上でも話題になっているこの2人、本当に単なる“吉本芸人”なのか……? 会見場の片隅で日刊SPA!が2人を直撃した。

――吉本興業に新聞部とかあるのですか? ていうか、本当に芸人さんなのですか? 

マコ  本当に芸人です。吉本興業のおしどりと申します。会見に行ったりするのはプライベートでやっています。

――プライベートということは、お笑いの仕事とはまったく関係なく?

マコ  関係ないというか、私たちにとって同じなんです。私がアコーディオンで相方が針金、という芸風なんですけど、ちょっと想像しにくくてごめんなさい(笑)。チビッコのお客さまも多いんですね。で、事故直後からトロロ昆布を買って配っていました。

――トロロ昆布?

マコ  放射性物質のヨウ素対策です。

ケン  マコちゃんは医学部を中退してるんです!大好き!

マコ  おしどりを好きって言ってくださるお客さま、チビッコはみんな守ろう! というのが出発点なので、事故を詳しく知って考える、というのはおしどりの仕事ととして同じことなのです。

 アコーディオン演奏と針金アートを掛け合わせた“夫婦音曲漫才コンビ”のスタイルを取るマコさんとケンさんは、リアルにご夫婦だ。

 震災直後から、東京電力の会見だけでなく、枝野官房長官、保安院、安全委員会、そして、現在は一本化された政府・東電統合対策室の共同会見と、すべての原発事故関連会見を、ニコニコ動画やユーストリームなどを駆使して、まさに“張り付き”でウォッチしてきたのだという。

――かなりの会見に出ているようですが、すごい執念ですね。

マコ  最初は、新聞やテレビが言うてることと、ツイッターに出てくる情報にかなりズレがあると感じてたんで、実際に自分の目でネットの会見番組を全部チェックするようになったんです。今はすべての会見でどの記者が何を質問して、東電側がどう答えたか……質疑応答にかかった時間も含めて全部ノートに記録してます。不謹慎かもしれませんが、ウォッチし始めた当初は、東電の『一軍会見』(事故当初からのメンバーでの会見)で常連の『エース』(取材管理部課長)のファンクラブにも入るくらいハマってたんです。

――なるほど、ただ、最近も俳優の山本太郎さんが所属事務所を辞めるなど、原発関係の話に斬り込むのは芸能界のタブーっていう噂もありますが?

マコ  俄然タブーですよ。吉本と東電は数年前まで一緒に動画配信の会社もやっていましたし、吉本ではNUMO(原子力発電環境整備機構)のイベントの営業もたくさん受けていましたから、これ以上深く原発関係のことに触れるとアウトかな、と思っています。

ケン  僕はマコちゃん大好きなので、吉本を辞めることになっても、芸人を辞めることになっても、ついていく、と話し合いました!

――実際いかがですか?

マコ  いろいろありますが(笑)。吉本は太っ腹だと思います! と強調しておいてください!

ケン マコちゃんは強くてカッコいい、大好き! と強調しておいてください!

 実は、マコさんは「国立大学の医学部中退」というインテリ! 会見での質問内容も日々グレードアップしており、芸人としても注目だが、ジャーナリストとしても要注目な敏腕記者なのだ。

おしどり◎2003年に結成した夫婦音曲漫才コンビ。ツッコミ役でアコーディオン演奏を担当するマコ♀さん(ブログはhttp://oshidori-mako.laff.jp/)と、ボケで針金細工を披露するケン♂さん(ブログはhttp://oshidori-ken.laff.jp/blog/)。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。現在、『NPJ』『マガジン9』『週刊金曜日』など、WEBメディアから骨太週刊誌まで幅広く連載話が転がり込んできているという(ブログなどでも記事をチェックできるそう)

IAEA専門家が福島入り=除染めぐり意見交換

2011-10-18 10:00:00 | 学習
IAEA専門家が福島入り=除染めぐり意見交換より転載
時事通信 10月9日(日)15時30分配信

 東京電力福島第1原発事故で拡散した放射性物質の除染作業をめぐり、視察のため7日に来日した国際原子力機関(IAEA)の専門家チーム12人が9日、福島市を訪れ、環境省や福島県の除染担当者と意見交換した。15日まで日本に滞在し、除染のモデル事業が行われた同県伊達市の小学校や同原発を訪問する。
 福島市のホテルで開かれた会合で、チームを率いるスペイン原子力安全委員会のフアン・カルロス・レンティッホ放射線防護部長は「日本だけでなく国際社会にとって有益になるよう、今回学ぶ教訓を世界中に伝えたい」とあいさつした。
 日本側からは環境省、福島県、日本原子力研究開発機構の職員らが出席。同省によると、専門家チームからは小中学校の除染状況や、住宅、農地など場所による作業の優先順位について質問があり、日本側が「市町村と調整しながら進めていく」などと応じたという。 

警戒区域は段階的に指定解除…細野原発相

2011-10-18 09:00:00 | 学習
警戒区域は段階的に指定解除…細野原発相より転載
読売新聞 10月9日(日)19時38分配信

 細野原発相は9日のフジテレビの番組で、東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、原則、立ち入り禁止となっている同原発から20キロ・メートル圏内の警戒区域の指定について、一括解除ではなく、放射線量の低い地域から段階的に解除されるとの見通しを示した。

 細野氏は「警戒区域の中でも放射線量が(もともと)比較的低く、(住民に)帰っていただける可能性が高いところは結構ある。一律に解除ということにはならない」と指摘。先月末に指定が一括解除された「緊急時避難準備区域」と違い、警戒区域は段階的解除が望ましいとの考えを示したものだ。
最終更新:10月9日(日)19時38分