炉心注水停止後、38時間で2200度に…試算より転載
東京電力は1日、福島第一原子力発電所1~3号機の炉心への注水が止まった場合、約38時間で燃料が再び溶け始める2200度に達するとの試算を発表した。
燃料が再溶融すると、大量の放射性物質が原子炉から放出される恐れがある。ただ、東電は、ポンプやホースなど複数の機器が破損した場合でも3時間、1台ならば30分程度で予備のポンプなどに切り替え、注水を再開できるため、再溶融の恐れはないとしている。
東電は、余震による津波などで注水システムが大きく破損した事態を想定。現在の崩壊熱から、炉心を冷却できなくなった場合の燃料の温度上昇を1時間当たり約50度と見積もった。
18~19時間で燃料を覆う金属と水が反応して大量に水素が発生する1200度となり、30時間後には圧力容器が溶け始める約1800度に達する。
(2011年10月1日20時27分 読売新聞)
東京電力は1日、福島第一原子力発電所1~3号機の炉心への注水が止まった場合、約38時間で燃料が再び溶け始める2200度に達するとの試算を発表した。
燃料が再溶融すると、大量の放射性物質が原子炉から放出される恐れがある。ただ、東電は、ポンプやホースなど複数の機器が破損した場合でも3時間、1台ならば30分程度で予備のポンプなどに切り替え、注水を再開できるため、再溶融の恐れはないとしている。
東電は、余震による津波などで注水システムが大きく破損した事態を想定。現在の崩壊熱から、炉心を冷却できなくなった場合の燃料の温度上昇を1時間当たり約50度と見積もった。
18~19時間で燃料を覆う金属と水が反応して大量に水素が発生する1200度となり、30時間後には圧力容器が溶け始める約1800度に達する。
(2011年10月1日20時27分 読売新聞)