福島第1原発:塩分除去装置配管から高濃度の汚染水漏れより転載
毎日新聞 2012年04月05日 10時47分(最終更新 04月05日 12時57分)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/60/bc196b967d1b7b1caa6828dc3799dae6.png)
東京電力福島第1原発=本社ヘリから撮影
東京電力は5日、福島第1原発の汚染水の塩分除去装置の配管から、高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れているのが見つかったと発表した。漏えい量は推定約12立方メートルで、ほぼ全量が排水溝を通じて海に流れ込んだらしい。汚染水は放射性ストロンチウムなどを含み、濃度は1立方センチ当たり10万ベクレル超とみられる。東電は排出口付近の海水の放射線濃度を調べている。
東電によると、5日午前1時5分ごろ、塩分除去装置から濃縮水タンクにつながる配管の流量が上昇。同1時50分ごろ、社員が現場を確認したところ、配管のつなぎ目が外れ漏えいしているのが見つかった。配管の弁を閉め、漏えいは同2時20分ごろ止まった。
この配管では3月26日にも水漏れがあり、約0.08立方メートルが海に流出した。松本純一原子力・立地本部長代理は「つなぎ目が強固なタイプの配管に交換を進めている」と話した。【阿部周一】
毎日新聞 2012年04月05日 10時47分(最終更新 04月05日 12時57分)
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東京電力福島第1原発=本社ヘリから撮影
東京電力は5日、福島第1原発の汚染水の塩分除去装置の配管から、高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れているのが見つかったと発表した。漏えい量は推定約12立方メートルで、ほぼ全量が排水溝を通じて海に流れ込んだらしい。汚染水は放射性ストロンチウムなどを含み、濃度は1立方センチ当たり10万ベクレル超とみられる。東電は排出口付近の海水の放射線濃度を調べている。
東電によると、5日午前1時5分ごろ、塩分除去装置から濃縮水タンクにつながる配管の流量が上昇。同1時50分ごろ、社員が現場を確認したところ、配管のつなぎ目が外れ漏えいしているのが見つかった。配管の弁を閉め、漏えいは同2時20分ごろ止まった。
この配管では3月26日にも水漏れがあり、約0.08立方メートルが海に流出した。松本純一原子力・立地本部長代理は「つなぎ目が強固なタイプの配管に交換を進めている」と話した。【阿部周一】