大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

皇室や文化庁 京へ移転を 首都バックアップ検討委

2012-06-04 17:57:00 | 学習
遂に東京が危ないというシグナルが出ましたね。
福島原発による放射性物質が関東に降り注ぎ居住することが危険であるということを認めているのだと思います。
天皇と日本政府と官僚だけは身の安全を保障される、圧倒的多数の関東に住む人達は死んで下さいと言っているように思うのですが…

皇室や文化庁 京へ移転を 首都バックアップ検討委より転載

 災害時の首都機能バックアップに関する検討委員会が30日、上京区で開かれ、京都が受け持つことができる機能について、皇室の居住や文化庁の移転などとする中間報告がほぼまとまった。近く、国に提案する。

 検討会は府や京都市、学識経験者らで構成。機能を受け入れるエリアとしては、京都市中心部と桂イノベーションパーク、らくなん進都、学研都市を対象としている。

 検討会では、京都は首都圏と同時に被災する可能性が低く、地理的にもアクセスしやすい利便性があることを確認。その上で、京都御所や京都迎賓館があることから、皇室の人々の居住や儀礼の実施を受け入れやすいと判断した。また、文化庁や観光庁の移転、国会や首相官邸の代替施設となる可能性があるため国立京都国際会館の機能を強化することも国に提案する。

(2012年5月31日 読売新聞)

南相馬の小中生、内部被曝1キロで7ベクレル

2012-06-04 17:00:00 | 原子力関係
南相馬の小中生、内部被曝1キロで7ベクレルより転載


 福島県南相馬市は28日、8~10月に市内の小・中学生2884人を対象に内部被曝
ひばく
量調査を行った結果、274人から平均で体重1キロ・グラムあたり約7ベクレルの放射性セシウム137が検出されたと発表した。

 70歳までに体内から受ける放射線量の推定値は、最も高い人で0・41ミリ・シーベルトとなり、国の年間被曝量の基準値(1ミリ・シーベルト)を下回る。検査を実施した同市立総合病院は「少量の被曝はあるが問題はない」としている。

 同病院の金沢幸夫院長によると、274人の内部被曝線量は、0~5ベクレルが64人、比較的高いとされる20ベクレル以上が9人おり、このうち最高値は8歳女児の45~50ベクレルだった。ヨウ素は検出されず、すでに体外に排出されたとみられる。

(2011年10月29日 読売新聞)

原子炉注入 漏れた水どこへ 高汚染水になりタービン建屋へ

2012-06-04 16:00:00 | 原子力関係
原子炉注入 漏れた水どこへ 高汚染水になりタービン建屋へより転載
2012年5月30日 朝刊 東京新聞


 二十二日付朝刊で、「東京電力福島第一原発1号機に毎日大量の水が注入されているのに、格納容器内の水位はわずか四十センチ」と報じたところ、多くの読者から「じゃあ、注入した水はどこに消えたの?」との質問があった。その疑問にQ&Aの形でお答えします。 
 Q 2号機の水位も六十センチという記事があったけど、どういうこと?
 A 格納容器が損傷している証拠。1~3号機とも炉心溶融が起きた時、原子炉(圧力容器)の底部が壊れ、格納容器も高熱と高圧で弱い接合部などが壊れた。1号機には毎日百六十トン、2号機には二百二十トンの水が原子炉に注入されているけど、すぐに格納容器に漏れ出し、さらには原子炉建屋地下に流れ込んでいる。
 Q 核燃料は冷えているの?
 A 水がどう当たっているかははっきりしないけど、冷えているのは確か。ただ、核燃料に触れた水は高濃度汚染水となって、配管やケーブルの穴を伝って隣接のタービン建屋に流れ込んでいる。
 Q たまった水はどこに行くの?
 A ポンプで近くの別の建屋に移し、放射性セシウムを除去した後、塩分を取り除く。事故当初に海水を注入していたからね。
 Q 処理した水はどうしているの?
 A 先週だと、一日平均で約九百トンの汚染水を処理して、うち五百トンを1~3号機の核燃料を冷やすのに再利用した。でも、残りの四百トンは使い道がなくて、敷地内のタンクにためている。
 Q ずっとため続けるの?
 A それが問題なんだ。敷地内に大小約一千基(容量は計約二十万トン)のタンクを設置したけど、もう残りは四万トン強。あと三カ月もすれば満杯になる計算だから、また増設する。地下のため池も造る。でも、十年くらいは注水を続けるし、タービン建屋地下には一日数百トンの地下水が流れ込み、高濃度汚染水と混じって水量を増やしてしまっている。何とかしないと。
 Q タンクの水を海に捨てるのでは?
 A 東電は昨年末、そうしようとした。でも、漁協などの猛反発で断念した。セシウムは除去できても、ストロンチウムなどは残っているから。こうした放射性物質も除去できる装置を秋ごろ導入するそうだけど、効果はやってみないと分からない。

触るな!危険!「路傍の土」

2012-06-04 15:00:00 | 原子力関係
触るな!危険!「路傍の土」より転載


 歩道を歩いていると、道の端に黒っぽい土を目にする。少し水分を含んで粘土質の所もあれば、乾いてひび割れたような感じになっている所もある。砂や落ち葉などが混ざっている場所もある。

 こうした所は、非常に放射線量が高いケースが多いという。

 東京都葛飾区の水元公園で5月27日、今の放射能の現状について勉強する催しが開かれた。集まった約90人の参加者は、持参した放射線測定器をおのおの、道の側溝に置いた。すると、「0.79」「0.86」「0.759」(単位はいずれもマイクロシーベルト/時)と高い数値を示した。この日の東京都新宿区の空間線量はだいたい0.05程度。測定条件などが異なるため、単純比較はできないが、放射線測定器が示した数値はケタが一つ違う。

 原発事故から1年2か月余りたった今でも、都内で放射線量が高い所があるのはなぜなのだろう。

 勉強会で講師を務めた群馬大教育学部の早川由紀夫教授(火山学)によると、計測された放射性セシウムのほとんどは、原発事故が起きた直後の3月21日~23日頃、雨とともに関東地方に降り注いだものだ。アスファルトの場合、放射性セシウムが表面に留まって動きやすい。雨が降ったり風が吹いたりすることで、土とともに道の端に寄せ集められ、高濃度になっていくのだという。

 早川さんはこれらの土を「路傍の土」と呼ぶ。「路傍の土は、自然の除染システムの産物で、粘土分が多い程、放射線量が高い傾向にある。これらを取り除くことで、少なくともその部分は除染できる」と説明する。早川さんは、路傍の土の広がりを調べた地図を作成し、自身のブログで公開している(http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-489.html)。早川さんは「汚染された地域では、子どもの校外学習などは避けるべきだ」と警告する。

 また、季節の変わり目である4、5月は風が強い日が多く、地表に降り積もった放射性セシウムが空間に舞って、草木に付着しやすい。お茶の葉などからいまだに放射性セシウムが検出されるのは、そのためなのだそうだ。




採取した土から1キログラムあたり24万ベクレルの放射性セシウムを検出した地点(東京都江戸川区)

5月30日早朝は、2.25マイクロシーベルト/時を示し、3月に測定した時とあまり変化がなかった

 勉強会を主催したのは、「NO!放射能『東京連合こども守る会』」だ。原発事故から3か月後の6月、子どもたちを放射線被曝(ひばく)から守ろうと都内各地で立ち上がった会の連合だ。

 福島県南相馬市で2012年2月、放射線量の高い謎の黒い粉が相次いで見つかったとの一部報道を受け、同会代表の石川あや子さん(34)が3月、江戸川区や江東区の道端にある黒い土を集め、専門家に放射性セシウムの測定を依頼した。すると、江戸川区のある地点で採取した土が1キログラムあたり24万ベクレルと高い値を示した。この地点に放射線測定器を置くと、2.374マイクロシーベルト/時だった。

 今回の勉強会は、こうした結果を受け、身近にどれだけ放射線被曝の危険が潜んでいるかを認識しようという目的で行われた。石川さんは「子どもは落ち葉や土をすぐに触りたがります。実際、24万ベクレルの土を採取した場所を訪れるたびに、子どもが土に触れた形跡を目にします」と話す。

 5月30日朝、石川さんと、子どもたちの通学路になっている路上を歩いてみた。前日、雨が降ったこともあり、路上の隅には、砂が混じった黒い土があちこち見られた。そうした部分に放射線測定器を置いてみると、中には、1マイクロシーベルト/時以上と高い数値を示した所もあった。石川さんは「被曝の危険が身近にあることを感じています」と危機感を募らせる。




 東京都環境局では、23区東部にあたる葛飾区、足立区、江戸川区の空間放射線量が比較的高いとし、水元公園、中川公園(足立区)、篠崎公園(江戸川区)のうち、雨水が集まる所や植物の根元など39地点を選び、2011年11月から定期的に放射線量を測定している。その結果はホームページ(http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/radiation/index.html)で公表している。

 担当者は「時間の経過ともに放射線量は減ってきている。今後も継続的に調査を続けていく」としている。調査ポイントは公園内に「調査中」という張り紙があってフェンスで覆われているそうだ。


東京都江東区内の歩道の隅にある土の放射線量を測る石川あや子さん


放射線測定器の数値は、1.107マイクロシーベルト/時を示している

 放射性物質がたまりやすいとされる雨水が集まる道路や駐車場などの隅で見られる黒い土がまさに路傍の土だ。放射線量は、高いポイントから離れる程、減っていく。路傍の土には、近寄ったり触ったりしないよう心がけてほしい。特に子どもたちには。

◇        ◆         ◇

 コラム「放射能と向き合う」は、医療情報部の利根川昌紀記者が担当しています。 ご意見・情報は こちらへ。

(2012年5月30日 読売新聞)

東電発表に食い違い 「被害否定の福島第二原発も地震で壊れていた」

2012-06-04 14:00:00 | 原子力関係
東電発表に食い違い 「被害否定の福島第二原発も地震で壊れていた」より転載
週刊朝日 5月27日(日)1時16分配信
 昨年の東日本大震災で大きな被害はなかったと東電より発表されている福島第二原発だが、その発表と実際の状況は違うと、福島第二原発で働くジャーナリスト・桐島瞬氏は否定する。

*  *  *
 東電関係者は当時の様子をこう語る。

「通信が途絶えてフクイチ(福島第一原発)で何が起きているのかよくわからない状況の中、フクニ(福島第二原発)の人間も原子炉の冷却系などが失われたことに危機を抱いていた。原子炉の温度が上がり、震災のあった夜中には、『注水用のホースを700本用意しろ』との指示が出たほとだ」

 まさに、フクニも、危機一発だったのだ。

 フクニ内で毎日、震災被害を目のあたりにし、東電の発表する内容が実際の状況と食い違うことがわかってきた。一例を挙げよう。

 東電は昨年5月、フクニについて、「3、4号機タービン建屋は被害なし」と断定している。

 いまさら、東電の発表をうのみにするかたも少ないとは思うが、階段の壁に紙が貼られ、そこには手書きでこう書かれている。

「2011・3・11(水没)床面より約430cm」

 東電の発表では「被害なし」となっている場所に、4メートル以上の浸水があったことが明記されているのだ。

 これを東電がどう説明しているか。昨年12月の「福島原子力事故調査報告書(中間報告書)」では、1~3号機タービン建屋の地下で浸水が確認されたことを認めた。だが、今年3月11日に発表した「福島第一原子力発電所この1年」では、「3/4号機タービン建屋は被害なし」と断定し、中間報告書で認めたはずの浸水被害がいつのまにか消えている。

 さらに驚くべきことがある。東電が昨年8月に発表した「福島第二原子力発電所 東北地方太平洋沖地震に伴う原子炉施設への影響について」では、この被害が載っているのだが、「淡水の漏えい状況」として、漏水の原因を「サージタンクのオーバーフロー水がオーバーフローしたものと確認」と記載、「地下2階全域に浸水及び浸水跡を確認」している。

 しかし、現実は「浸水」というより、「水没」である。タンクの水があふれかえったのはなぜなのか。津波とは無関係と言えるのか。

※週刊朝日 2011年5月4・11日合併号

群馬県内の下水道で発生する汚泥の検査結果について(下水環境課)

2012-06-04 13:00:00 | 原子力関係
【5月25日】群馬県内の下水道で発生する汚泥の検査結果について(下水環境課)より転載
県内の処理場における放射性物質の検査結果について、下記のとおりお知らせします。

1 検査結果


2 検査機関及び検査依頼、結果判明日
検査機関は、群馬県前橋市の検査機関
5月16日~5月24日に試料を持ち込み、5月25日に報告された結果
「放射能濃度測定方法ガイドライン」(平成23年12月)準拠
3 その他
検査を概ね2週間間隔で実施中(ただし、検査機関の混雑状況により変更もある。)

チェルノブイリ調査 県議らが報告書

2012-06-04 12:00:00 | 原子力関係
チェルノブイリ調査 県議らが報告書より転載

 チェルノブイリ原発事故の実態を調査するため、4月にウクライナ、ベラルーシの両国を訪れた県議4人と福井、越前、小浜の各市議4人でつくる調査団が30日、報告書をまとめた。県議会の会派「民主・みらい」の控室にある事務局に問い合わせれば、一般の閲覧もできる。

 報告書はA4判33ページで、両国に滞在した議員らの活動内容や視察を踏まえた福島第一原発事故への対応、停止中の原発再稼働に対する意見などをまとめた。現地で放射線量を測定した様子の写真も載せている。この中で「原発事故では精神疾患への対応が重要だ」「原発の再稼働に向けては、絶対に放射能は漏らさないという強い強い覚悟を持って臨むことが求められる」などと指摘している。

 問い合わせは事務局(0776・20・0614)へ。

(2012年5月31日 読売新聞)

岩切・薩摩川内市長:川内原発停止に伴う経済への影響、実態調査の考え表明--会見 /鹿児島

2012-06-04 12:00:00 | 原子力関係
岩切・薩摩川内市長:川内原発停止に伴う経済への影響、実態調査の考え表明--会見 /鹿児島より転載
毎日新聞 2012年05月29日 地方版

 薩摩川内市の岩切秀雄市長は28日の記者会見で、川内原発1、2号機の停止に伴う地元経済への影響を、商工会議所や商工会とともに実態調査する考えを明らかにした。遅くとも8月上旬には調査に入る方針。

 1号機は昨年5月、2号機は同9月に定期検査に入り、現在、停止中。再稼働しなければ、次回の定期検査が延びるため、作業員の宿泊などが当分見込めなくなり、地域経済への影響を懸念する声が出ている。市では、旅館、ホテル、飲食業などさまざまな分野で調査し、その結果を見て対策を検討するとしている。

 一方、7月の知事選について「今まで県と一体となって大きなプロジェクトを考えてきた。知事を全面的に推していくべきと考える」と、伊藤祐一郎知事を支持する考えを示した。

 また、1、2号機の再稼働については「国の責任において本市で説明会をしてもらい、議会の意見を聞きながら判断する。国が責任を持って安心安全を守れるならば、再稼働すべきだ」と従来の考えを改めを述べた。【宝満志郎】

再稼働「安全その場しのぎ」

2012-06-04 11:30:00 | 原子力関係
再稼働「安全その場しのぎ」より転載

 原発立地自治体の首長ながら廃炉を求める茨城県東海村の村上達也村長(69)が2日、越前市で開かれた原発のあり方を考える勉強会に参加。大飯原発の再稼働を目指す政府について「福島第一原発事故から1年以上たったのに新しい政策が決まっておらず、暫定的な安全基準で動かすのはその場しのぎだ」と批判した。

 東海村の日本原子力発電東海第二原発は、半径30キロの緊急時防護措置準備区域(UPZ)に全国最多の約100万人が住んでいる。勉強会に先だって行われた記者会見で、村上村長は「福島の事故で住民保護の対応に問題があった。この国に原発を持つ資格はない」と話した。

 勉強会では、原発なき町づくりについて「(試験炉を誘致してから)56年の技術の蓄積を新しい方向に転換させたい」と話し、最先端の原子科学や廃炉技術を研究する拠点施設をつくる構想を紹介した。今後、核燃料サイクルが成り立たないことを想定し、「村内で出た放射性廃棄物や使用済み核燃料は自分のところで安全に管理しなくてはいけないと考えている」と決意を話した。

 福島大うつくしまふくしま未来支援センターの開沼博特任研究員(28)も講師として招かれ、「原発を巡る政治の問題と、立地地域の生活の問題は切り分けて議論すべきだ」と主張し、「貧しさゆえに原発に依存してきた地方を理解し、代替案を示していくことが求められている」と語った。

 勉強会は、原発の推進派と反対派が集まってエネルギー問題を考えるために開かれ、この日の7回目には約110人が参加した。

(2012年6月3日 読売新聞)

「助けて」1日2万件、死にたい・食べてない…

2012-06-04 11:00:00 | 原子力関係
「助けて」1日2万件、死にたい・食べてない…より転載

読売新聞 5月31日(木)14時44分配信

 東日本大震災後の社会不安の高まりを受けて、国の補助金で3月にスタートした無料相談ダイヤルに電話が殺到し、開設2か月あまりでパンク寸前となっている。

 「死にたい」「5日間何も食べていない」など深刻な悩みも多く、厳しい世相を反映している。

 一般社団法人「社会的包摂サポートセンター」(本部・東京)が行う24時間対応の「よりそいホットライン」。貧困、失業、いじめなどあらゆる悩みを1か所で受け止めるワンストップ型の支援が好評で、1日約2万件の電話に対し、つながるのは1200件程度だ。

 全国38か所の支援拠点で、午前10時~午後10時は計30回線、深夜・早朝も計10回線を用意。1回線に2人の相談員がつき、計約1200人が交代で対応する。活動に協力する各地の弁護士などが必要に応じて助言。命に関わる場合には、福祉団体などの支援員が相談者のもとへ駆けつける。

 インターネット上の口コミなどで存在が周知され、今では平均20回かけてやっと通じる状態だ。

 相談の7割は生活上の悩みで、30~50歳代からの電話が多い。「失業して家を失った」「生きていてもしょうがない」「誰かと話がしたかった」など、貧困や孤独を訴える声が目立つ。

 失業して生活保護を申請中という30歳代の男性は、「所持金が底をつき、何日も食べていない」と助けを求めてきた。衰弱した様子で、「命に関わる」と判断した相談員は、支援員に連絡して食料を届けた。「どこに相談しても、誰も助けてくれなかった」と、男性から感謝された。

最終更新:5月31日(木)14時44分

<川内原発>運転差し止め求め1114人が提訴…鹿児島地裁

2012-06-04 11:00:00 | 原子力関係
<川内原発>運転差し止め求め1114人が提訴…鹿児島地裁より転載
毎日新聞 5月30日(水)19時21分配信


川内原発の運転差し止め訴訟を起こすため、鹿児島地裁に入る原告団=鹿児島市山下町で2012年5月30日午後1時24分、垂水友里香撮影

 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)全2基の運転差し止めを求める1114人の原告が30日、国と九電を相手取り鹿児島地裁に提訴した。福島第1原発事故後、九電原発差し止め訴訟は1月に提訴された玄海原発(佐賀県玄海町)に続き、3件目。今後も原告を募り、9月ごろ第2次提訴を行う予定。

【川内原発も】写真で見る全国の原発

 九州各県の弁護士会長経験者が呼びかけ、九電玄海原発運転差し止め訴訟の兄弟訴訟として鹿児島、宮崎、熊本を中心に全国13都府県から原告が集まった。

 訴状では「桜島・霧島火山帯にある川内原発は大震災発生の可能性が否定できない」と主張し、市民の安全を保障する憲法の人格権と生存権を侵害しているとして、運転差し止めと原告1人当たり1万円の慰謝料の支払いを求めている。【垂水友里香】

大飯再稼働で4日に会談=西川福井知事に安全対策を説明―細野原発相

2012-06-04 10:30:00 | 原子力関係
大飯再稼働で4日に会談=西川福井知事に安全対策を説明―細野原発相より転載

時事通信 6月3日(日)19時50分配信

 福井県は3日、関西電力大飯原発3、4号機(同県おおい町)の再稼働をめぐり、細野豪志原発事故担当相と西川一誠知事が4日午後、県庁で会談すると発表した。細野原発相は、再稼働に反発していた関西地方の自治体に対する政府の対応や、運転再開時の安全監視体制などを説明し、知事の理解を求める方針だ。
 野田佳彦首相は大飯原発の再稼働について、福井県とおおい町の同意を前提に「最終的に私の責任で判断する」と語っている。県は、政府の説明を受けて安全性の検証などを進める見通しで、再稼働に向けた調整は最終段階に入る。 

「家族は自分で守る」行政の順番待てず、自宅を個人除染

2012-06-04 10:00:00 | 原子力関係
「家族は自分で守る」行政の順番待てず、自宅を個人除染より転載

産経新聞 6月3日(日)15時26分配信

■行政の順番なんか待っていられない。自分の家族は自分で守る。

 高圧洗浄機を3万円で買い、家の外壁を丹念に洗い流した。東京電力福島第1原発の事故で飛散したセシウムなどの放射性物質の問題は今でも続いている。原発から北西へ約60キロ離れた福島市渡利地区に住む飲食店経営、川井一弘さん(42)は一家4人で暮らす自宅を自ら除染した。

 「行政による除染の順番なんか待っていられなかった。自分の家族は自分で守ろうと思った」

 小学1年の晴(はる)君(7)をはじめ2人の子供がいる。昨年9月のある日、晴君が窓の外を眺めながらつぶやいた。「外で遊びたいけど、放射能あるからだめだよね」。少しでも体を動かせるようにと、リモコンを使って運動のできる家庭用ゲーム機を買い与えることしかできなかった。

 川井さんは高圧洗浄機購入のほか、庭の土の入れ替えを30万円かけて民間業者に依頼。除染の結果、毎時2~3マイクロシーベルトあった放射線量は10分の1程度まで下がったが、親としての判断に不安は募る。

 「何が正解か不正解かは分からない。もし何十年後かに子供たちにもしものことがあったら、自分を責めるしかない」

 福島市では昨年10月から除染作業が始まっている。だが、終了予定は平成28年度で、作業が終わっている地域はごく一部だ。

 環境省によると、警戒区域と計画的避難区域は国が直接除染する。年間の追加被曝(ひばく)線量が1ミリシーベルトの地域を抱えるその他の地域は、市町村が主体となって民間業者に委託して除染することが法律で定められている。本来、川井さんら「個人」が除染を行うことは想定されていない。

 その理由として環境省除染施行チームは「個人がばらばらに除染しても、放射性物質が周囲に拡散するばかりで、効果が薄い」と説明する。

 それでも川井さんのように「個人除染」に踏み切る人は後を絶たない。除染の進捗(しんちょく)が遅いと感じるからだ。「順番が回ってこない」。背景には国の方針が定まらないこともある。

 政府は汚染土の中間貯蔵施設の場所を決めないまま市町村に仮置き場の確保を求めている。このため、市町村は仮置き場が「永久施設」になることを危惧し、決まらない。仮置き場がないと汚染土の持って行き場がなく、除染は進まない。5月末時点で予定した数の仮置き場が設置できたのは2町村しかない。

 福島県郡山市の「私立たから幼稚園」には教室内に砂場がある。年長組の安田遥香(はるか)ちゃん(5)は「ずっと砂場遊びはできなかったから、今は楽しい」とうれしそうに話した。半沢副園長(70)は「運動不足だから園児が廊下を走っても目をつぶっている」と苦笑する。

 園では昨年4月以降、外遊びを自粛した。原発事故の前に208人いた園児は約120人に。半沢副園長らは放射線の心配がないオーストラリアの砂を輸入し、PTAの積立金約30万円を充てて教室に縦4メートル、横3メートルの砂場を作った。

 郡山市内の保育園では屋外活動を0~2歳児は15分間、3~5歳児は30分間に制限している。一方、幼稚園はそれぞれの園の判断に委ねられている。

 たから幼稚園は除染を終えた5月、保護者に「外遊びをさせてもよいか」を聞いた。「遊ばせてもいい」とする回答は90%以上を占めた。除染が完了していたことが大きく影響しているという。半沢さんは切実な思いを明かした。

 「カラフルなすべり台や鉄棒の周りに誰もいないことをずっと寂しく感じている。少しでも早く日常を取り戻したい。子供も私たちも同じ願いだ」

 放射性物質の除染作業が故郷・福島の復旧に重くのしかかっている。除染に携わる人たちの思いを通じて、課題を探った。

【用語解説】除染

 放射性物質に汚染された土壌などを取り除いたり水で洗い流す作業。環境省の指針では落ち葉など容易に除去できるものは手作業で取り除き、屋根などは高圧洗浄機で洗い流す。玄関などコンクリート部分はタワシやブラシでこする。農地は表面土壌をはぎ取ることが推奨されている。除染廃棄物に含まれるのは半減期が約30年のセシウム137、約2年のセシウム134など。仮置き場に3年ほど保管後、中間貯蔵施設に最長30年置かれる。同施設は福島県双葉、大熊、楢葉の3町に分散して設置する方針で、最終処分場は福島県外に置く。環境省は年間被曝線量が50ミリシーベルト以下の地域では平成26年3月末までに除染を終える目標を示している。

大飯原発再稼働関係閣僚会合 野田首相「理解得られつつある」

2012-06-04 10:00:00 | 原子力関係
大飯原発再稼働関係閣僚会合 野田首相「理解得られつつある」より転載
フジテレビ系(FNN) 5月30日(水)21時24分配信
関西電力大飯原発の再稼働をめぐり、政府は30日夜、関係閣僚会合を開き、野田首相が「関係自治体の一定の理解が得られつつある」と述べて、地元・福井県の理解をあらためて求めていく考えを示した。
野田首相は「立地自治体のご判断が得られれば、それをもって最終的には、この4大臣会合でしっかり議論をし、最終的には、総理大臣である私の責任で判断を行いたいと思います」などと述べた。
政府は、30日夜の会合で、昼に行われた関西広域連合と細野原発事故担当相との協議をふまえて、福井県が求めている電力消費地の関西圏から、一定の理解を得られたと判断した。
また野田首相は、会合の中で「日本の経済、社会全体の安定と発展のために、原発は引き続き重要で、安全が確保された原発は、再起動させる必要がある」と述べ、福井県に、あらためて再稼働への理解を求める考えを示した。
福井県の同意が得られれば、政府は、速やかに再稼働を決断する方針。
最終更新:5月30日(水)21時24分