大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

【安全への問い掛け10】県、国に"一筆"求める 「燃料運び出し 約束を」

2012-06-23 17:00:00 | 原子力関係
【安全への問い掛け10】県、国に"一筆"求める 「燃料運び出し 約束を」より転載

東電の菊池理事に共用プールの事前了解通知書を手渡す松井県原子力安全対策課長(右)=平成5年4月

 「国から一筆をもらうんだ」。平成5年初め、県原子力安全対策課長の松井勇(71)は上司から重大な指示を受けた。
 東京電力福島第一原発で、発電を終えた使用済み燃料の保管問題が前年から懸案になっていた。
 各号機の原子炉建屋には燃料を入れる貯蔵プールが設置されている。しかし、プールがいずれ満杯になれば、使用済み燃料は行き場を失う。これを原発から運び出し、再処理する事業が軌道に乗るまでの間、まとめて保管する場所が必要とされた。
 東電は福島第一原発の既設のプールが満杯になることに備え、敷地内に各号機から出る使用済み燃料を一括して保管する共用プールの設置計画を打ち出した。
 国は新しいプールの設置認可の権限を持つ。認可に当たっては、県と立地町、東電の三者が結んでいる安全確保協定に基づき、県と立地町が事前に了解することが必要だった。県は事前了解の前提として、原発から使用済み燃料を速やかに持ち出すことを求めた。「発電所は廃棄物の最終処分場ではない」との理由だった。
 松井が命じられた一筆は「使用済み燃料を原発から順次、再処理工場に運び出すことを国に約束させる」ための証文だった。

■暫定措置
 松井は東京水産大(現東京海洋大)を卒業後、県水産試験場で県職員としての仕事を始めた。昭和47年、新設の環境保全課に異動した。その後、同課原子力対策係長、地域振興課長補佐などを務めた。
 平成4年4月、原子力安全対策課長に就いた。福島第二原発3号機の再循環ポンプ損傷事故の発生から3年後だった。就任早々、待っていたのは共用プール問題だった。
 資源エネルギー庁は、青森県六ケ所村に建設中の再処理工場だけでは将来、国内で発生する使用済み燃料を処理仕切れないと、見込んでいた。昭和62年に、まとめられた国の原子力長期計画(長計)には「第二再処理工場を2010年ごろに運転開始する」と明記された。長計は原子力政策の指針だ。
 同庁の担当者は「一時的に発電所に使用済み燃料を貯蔵する必要があるが、第二再処理工場が稼働すれば、保管量は減っていく」と松井ら県の担当者に繰り返し説明した。同庁と東電は「共用プールは暫定措置」と強調した。
 「共用プールがなければ、福島第一原発は使用済み燃料の置き場がなくなり、いずれ、稼働できなくなってしまう」。松井は、同庁の担当課長から切々と訴えられた。

■課長名
 松井ら県の担当者が資源エネルギー庁に出向くと、たびたび幹部職員の部屋に通された。「国が責任を持って発電所内には使用済み燃料をためないようにする。ぜひ共用プールを造らせてほしい」。幹部職員が頭を下げた。
 松井は何度も同庁に出掛けた。ある時、幹部職員に切り出した。「資源エネルギー庁長官の一筆を出してほしい」
 「長官名では、さすがに無理だ」。交渉の末、担当課長は自らの名前で1枚の文書を松井に差し出した。日付は平成5年2月12日。表現は遠回しながらも、使用済み燃料を発電所にため込まず、再処理工場に順次運び出す、と受け止められる内容だった。
 2カ月後の4月13日、県と立地町は共用プール建設の事前了解を東電に通知した。松井が東電理事の菊池健に書類を手渡した。
 だが、1年後...。県と立地町は、がく然とした。新たにまとめられた国の原子力長期計画は、第二再処理工場の建設そのものを不透明なものとしていた。
 「どういうことだ」。松井は怒りに震えた。
(文中敬称略)

(2012/06/15 09:42カテゴリー:3.11大震災・福島と原発)

県木材業界の賠償、ほとんど支払われず 団体が意見

2012-06-23 16:00:00 | 学習
県木材業界の賠償、ほとんど支払われず 団体が意見より転載

 県木材協同組合連合会(朝田宗弘会長)の宗形芳明専務理事は14日、福島市の県林業会館で記者会見し、会員27事業所が政府の原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に申し立てた約6億3829万円について、これまでのところ支払いがほとんどないことを明らかにした。センターや東電に早急な対応を求めた。
 連合会によると、事業所は、東京電力福島第一原発事故以前に購入契約をした木材が伐採、搬出できなくなったほか、放射性物質による汚染で樹皮の販売や処理が滞り、仮置き場の確保や除染などで経費が増大した。このまま支払いがないと、廃業する事業所が出る恐れがあるという。
 昨年12月末から順次、損害賠償を申し立て、これまで4回、口頭審理を行った。東電側は「避難区域再編を待って回答する」「『帰還困難区域』以外で立ち木の価値が失われたとはいえない」などと主張している。27事業所のうち、1事業所は和解が成立した。
 宗形専務理事は「東電側の主張とどう折り合うか先が見えない」と語った。状況次第では、東電への直接賠償請求や民事訴訟も検討する考えを示した。宇都宮正治弁護士が同席した。

(2012/06/15 11:28)福島民報

本県漁業守る 相馬双葉漁協 試験操業 1年3カ月ぶり水揚げ

2012-06-23 15:00:00 | 学習
本県漁業守る 相馬双葉漁協 試験操業 1年3カ月ぶり水揚げより転載

第1陣として出漁した第8勝丸の立谷船長(右)ら=14日午後3時55分ごろ、相馬市・松川浦漁港
 試験操業で出漁した相馬双葉漁協所属の底引き網漁船6隻が14日夕、相馬市の松川浦(相馬原釜)漁港に帰港し、本県沖で捕獲したタコ、ツブ貝の3魚種を水揚げした。福島県では東京電力福島第一原発事故の影響で出漁自粛が続いており、調査出漁ながら、流通までを視野に入れた本県沖での操業は東日本大震災後初めて。
 魚介類は、生鮮品とボイル加工品の2種類に分け、サンプルの放射性物質検査を15日まで実施する。
 検査結果を18日の県漁協組合長会で検証し、20日以降の操業の流通の是非を決める。問題がなければ県内外で販売し、売れ行きなどを調べる。

期待と不安交錯
 「少しでも前に進んだ」「消費者はどう受け止めるのか」。漁業関係者には期待と不安が交錯した。
 トップを切って帰港した第3恵永丸船長の高橋英智さん(49)は「消費者がどう受け止めてくれるか。不安な気持ちもあるが、少しでも前に進むことができた」と冷静に受け止める。
 消費動向などを見据え魚種や水深が制限された厳しい操業条件だった。カレイやタラなど大量に捕獲できた魚は再び放流しなければならなかった。第8勝丸船長の立谷修一さん(35)は「せっかく取れた魚だったが」ともどかしさを口にした。
 第12観音丸船長の草野聡さん(42)は今春、長男がいわき海星高に入学した。「自分も父親の背中を見て育った」。地域の漁業の担い手となる世代のため、厳しい環境下でも前進することを誓っていた。
 「問題がなく安全であることを祈りたい」。出漁した関係者は18日の県漁協組合長会による判断を静かに待っている。

(2012/06/15 09:22カテゴリー:連載・再起2012)福島民報

自作と対面、画集出版 生きたい、もっと描きたい 23日まで東京で個展

2012-06-23 14:00:00 | 学習
自作と対面、画集出版 生きたい、もっと描きたい 23日まで東京で個展より転載

画集に収録している宮本さんの「回生」
■双葉から千葉・流山に避難の洋画家 宮本豊蔵さん(59)
 双葉町に住んでいた洋画家宮本豊蔵さん(59)が画集を出版した。避難先の千葉県流山市で創作意欲を失ったまま過ごしていたが、長年支えられてきた画廊から促され、奮起した。一時帰宅で少しずつ絵を持ち出し、その中から約100点を収録。「災害を乗り越えるべく、再生の道を進んでいきたい」と再出発を誓っている。
 いわき市生まれで、保原高から東京のデザイン系専門学校に進んだ。卒業後は働きながら絵を描き、30歳の時に画業だけで生活していこうと決心。40歳で母の故郷・双葉にアトリエを構えた。
 東京を中心に毎年個展を開き、創作に燃えていた。しかし、東京電力福島第一原発事故が全てを奪った。着の身着のまま、妻の実家がある流山に避難した。
 大好きだったアトリエには帰れない。保管していた数100枚のお気に入りの絵を見ることもできない。心に湧くのは東電への怒りばかり。新作に取り掛かる気力はうせた。
 そんな時、なじみの画廊から「あなたの絵を楽しみにしている人がいる」と声が掛かった。昨年夏の初めての一時帰宅。アトリエで久しぶりに自作と対面し、画集を出そうと決めた。
 専業画家になって30年、そして還暦。画集は節目の年を飾る。一時帰宅のたびに持ち出した絵を厳選し、加筆修正した。巻頭に載せたあいさつには「生きたい、もっと描きたい」との一文をつづった。
 出版に合わせた個展を東京・京橋の金井画廊で23日まで開いている。「人の心に届く絵は、人生経験が豊かであってこそ描ける。何とか頑張っていきたい」と話している。
   ◇   ◇
 画集は5000円(送料別)で頒布する。問い合わせは宮本さん 電話04(7152)1332へ。

(2012/06/14 11:42カテゴリー:連載・再起2012)

二本松の永年生牧草基準超える 牧草・飼料作物検査

2012-06-23 13:00:00 | 原子力関係
二本松の永年生牧草基準超える 牧草・飼料作物検査より転載
 県は13日、今年産の牧草・飼料作物105点の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。

 単年生イネ科飼料作物(青刈利用)などを調べ、104点は放射性セシウムが検出下限値未満か、国の暫定基準値(1キロ当たり100ベクレル) 以下だった。二本松市の永年生牧草(サイレージ・乾草利用)一点で暫定基準値を超える146ベクレルが検出された。

 県は今年産の利用に先立ち5月、県内全市町村に利用自粛を要請した。検査で基準値を下回った市町村から自粛を解除する。

【牧草・飼料作物の放射性物質検査結果】

※単位は1キロ当たりのベクレル。数値は水分80%補正値で左からセシウム134、セシウム137。「<」の右側の数値は検出下限値。暫定許容値は放射性セシウム(134、137の合算) 100ベクレル。粗飼料の暫定許容値は水分80%で判断するため、水分80%の値に補正。

須賀川:単年生イネ科飼料作物(青刈利用) 
 検出せず 検出せず
(<14)(<13) 

須賀川:単年生イネ科飼料作物(青刈利用) 
5 7

古殿:単年生イネ科飼料作物(青刈利用) 
 検出せず 検出せず
(<20)(<16) 

古殿:単年生イネ科飼料作物(青刈利用) 
〃(<14) 4

白河:単年生イネ科飼料作物(青刈利用) 
〃(<12)  検出せず
(<12) 

中島:単年生イネ科飼料作物(青刈利用) 
〃(<15) 〃(<14) 

福島:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
29 47

福島:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
8 13

福島:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
12 14

福島:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 検出せず
(<13)(<12) 

福島:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<18) 7

福島:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
6  検出せず
(<12) 

福島:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず7
(<16)  

川俣:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
14 22

川俣:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
16 21

大玉:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
4 11

大玉:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず4
(<17)  

郡山:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<9.6) 7

郡山:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<11)  検出せず
(<9.0) 

郡山:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<16) 〃(<11) 

郡山:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<18) 6

郡山:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<12) 4

郡山:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
11 15

田村:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず4
(<12)  

田村:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<20)  検出せず
(<17) 

田村:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<16) 〃(<13) 

小野:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<17) 〃(<14) 

小野:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<15) 〃(<12) 

小野:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14) 〃(<16) 

小野:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
4 4

小野:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 検出せず
(<15)(<14) 

鏡石:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
7 8

石川:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
4  検出せず
(<14) 

石川:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず〃(<13) 
(<15)  

石川:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<13) 〃(<9.6) 

石川:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<12) 〃(<11) 

石川:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14) 〃(<15) 

玉川:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14) 〃(<9.4) 

玉川:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<15) 〃(<17) 

玉川:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<13) 〃(<12) 

平田:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<20) 〃(<17) 

平田:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<15) 〃(<13) 

平田:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<16) 〃(<16) 

平田:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
10 10

平田:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 検出せず
(<15)(<13) 

泉崎:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<16) 〃(<16) 

泉崎:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<16) 〃(<9.9) 

矢吹:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<16) 〃(<12) 

矢吹:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
3 〃(<12) 

矢吹:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
4 5

矢吹:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 検出せず
(<16)(<11) 

矢吹:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<15) 〃(<14) 

矢吹:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
〃(<20) 〃(<18) 

相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
8 12

相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず6
(<16)  

相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
24 32

相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず12
(<15)  

相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
7 12

南相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
13 21

南相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
23 34

南相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
36 46

南相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
6 14

南相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず8
(<20)  

南相馬:単年生イネ科飼料作物(サイレージ・乾草利用) 
11 24

郡山:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 検出せず
(<12)(<11) 

郡山:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14) 〃(<13) 

郡山:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14) 〃(<14) 

喜多方:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
〃(<13) 4

喜多方:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
18 35

喜多方:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず2
(<16)  

喜多方:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14)  検出せず
(<9.8) 

喜多方:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14) 3

喜多方:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
7 9

喜多方:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず6
(<16)  

喜多方:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14)  検出せず
(<9.6) 

会津坂下:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
7 11

湯川:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
35 41

湯川:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
22 31

会津美里:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
8 10

会津美里:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 検出せず
(<12)(<16) 

会津美里:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
10 16

会津美里:永年生牧草(サイレージ・乾草利用) 
7 11

本宮:永年生牧草(草地更新済)(青刈利用) 
 検出せず 検出せず
(<14)(<9.8) 

田村:永年生牧草(草地更新済)(青刈利用) 
〃(<9.5) 〃(<9.5) 

田村:永年生牧草(草地更新済)(青刈利用) 
5 8

田村:永年生牧草(草地更新済)(青刈利用) 
 検出せず3
(<16)  

三春:永年生牧草(草地更新済)(青刈利用) 
4 5

伊達:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
11 20

伊達:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
31 56

桑折:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
23 35

二本松:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
54 92

二本松:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず7
(<15)  

郡山:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
25 38

田村:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 検出せず
(<15)(<14) 

田村:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
10 13

田村:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず3
(<17)  

田村:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
〃(<13)  検出せず
(<13) 

田村:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
〃(<14) 7

田村:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
〃(<17) 5

田村:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
5 6

田村:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
10 15

小野:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 検出せず
(<15)(<12) 

相馬:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
8 12

南相馬:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
16 27

南相馬:永年生牧草(草地更新済)(サイレージ・乾草利用) 
 検出せず 7
(<22)  

(2012/06/14 21:11)福島民報

京都府警の巡査部長と巡査の2人が窃盗の被害者をでっち上げ

2012-06-23 12:00:00 | 学習
京都府警の巡査部長と巡査の2人が窃盗の被害者をでっち上げより転載

警察官が窃盗の被害者をでっち上げた。
京都府警によると、舞鶴警察署の巡査部長と巡査の2人が、止めてあった自転車から傘が盗まれたとみられる事件を捜査していたところ、傘を盗まれた被害者と自転車の持ち主は別人だったことがわかった。
しかし、2人は同じ人物とするうその捜査書類を作成したとみられている。
2人は、「実績をあげたかった」などと話していて、警察は虚偽有印公文書作成の疑いで捜査する方針。

(06/22 19:32 関西テレビ)

菅氏が10分以上激高・糾弾に違和感…報告書

2012-06-23 12:00:00 | 原子力関係
菅氏が10分以上激高・糾弾に違和感…報告書より転載


東京電力が20日に発表した福島第一原子力発電所事故調査報告書の要旨は次の通り。(肩書は当時)

 ◆福島第一原発からの一部所員退避

 3月14日夕刻、2号機では、原子炉への注水作業が困難を極めたことや格納容器ベントもできないなど非常に厳しい状態となった。14日19時30分前後、本店と同発電所間で退避基準について議論された。本店、発電所ともに、事故対応に必要な人間は残し、事故対応を継続することは大前提だった。

 14日19時45分頃、武藤原子力・立地本部長が「退避の手順」を検討するよう部下に指示し、退避の手順書が作成されている。当該手順書には、避難する人員は緊急対策メンバー以外であることが明記されており、危機回避のための活動は継続する意志が示されている。当該手順書の最終更新は15日3時13分であって、菅首相が清水社長を呼んで撤退の有無を確認する前の作成である。

 14日18時41分から20時34分の時間帯、及び15日1時30分頃に清水社長から経済産業相秘書官などに電話をかけていることが確認されている。

 清水社長が電話で海江田経産相に伝えた趣旨は、「プラント状態が厳しい状況であるため、作業に直接関係のない社員を一時的に退避させることについて、いずれ必要となるため検討したい」というものであり、全員撤退などというものではなかった〈「撤退」ではなく「退避」という言葉を使った〉。なお、吉田所長は最初から一貫して、作業に必要な者は残す考えであった。

 15日5時35分、菅首相が当社本店に入り、本店社員やテレビ会議システムでつながる発電所の所員に、全面撤退に関して10分以上にわたって、激高して激しく糾弾、撤退を許さないことを明言した。本店、発電所共に、もとより対応に必要な人間を残す考えであったため、大きな違和感を感じた。

 プラントが危機的な状況にあっても、吉田所長を筆頭に発電所幹部、緊急時対策班の班長が指名した者など総勢約70人は、身の危険を感じながら発電所に残って対応する覚悟を持ち、また実際に対応を継続したということが厳然たる事実である。この行為は、菅首相の発言によるものではない。

 ◆官邸との情報共有

 国の原子力災害対策本部の設置以前に、官邸から原子力について話を聞きたいとの要請があり、武黒フェロー、原子力部門の部長、ほか2人を急きょ、技術補助者として派遣した。

 官邸の危機管理センターや待機した中間階の部屋では、携帯電話の通信が遮断され、外部との連絡もできなかった。また、危機管理センターから情報を与えられることもなかったため、派遣された4人の情報源は基本的に部屋に設置されていたテレビしかなかった。このため、12日の昼頃までは、発電所の状況に関する質問をされても、答えるすべがない状態だった。13日以降、官邸2階に4~5人程度の社員を増員するとともに、14日以降は地下の危機管理センターにも4人程度の社員を派遣し、24時間体制で常駐させた。

 あらゆる電源を喪失した事故の性格上、監視機能や通信設備を喪失し、発電所に関する情報自体が限定的であるうえ、入手するにも時間を要した。官邸のテレビ会議システムが活用されていれば、より早い段階で官邸の政府首脳は情報を入手でき、より的確な対応ができたものと考える。

(2012年6月21日09時50分 読売新聞)

ミドリムシ入りグリーンカレーいかが 専大OBの料理研究家・五十嵐さん考案

2012-06-23 12:00:00 | 学習
ミドリムシ入りグリーンカレーいかが 専大OBの料理研究家・五十嵐さん考案より転載

2012年6月14日


料理研究家の五十嵐さん=川崎市多摩区で

 専修大学(川崎市多摩区)の経営学部創立五十周年を記念し、同大OBで料理研究家の五十嵐豪さん(26)がミドリムシ入りのグリーンカレーのレシピを考案した。同大は、「いずれはミドリムシ入りグリーンカレーを(小田急線の)向ケ丘遊園駅周辺の名物にし、町おこしの起爆剤にできれば」と意気込んでいる。
 このカレーは、専修大生田キャンパスで九日に開かれた祝賀会でお披露目された。大学のスクールカラー、緑色のメニューを模索していた五十嵐さんは、新しい循環型エネルギーとして注目されているミドリムシが、同学部が目指す「地域循環型経営」の理念とも合い、豊富な栄養素も含んでいるとして、食材に選んだ。
 ミドリムシは、ムチのような「べん毛」を使って動く動物的性質と、葉緑体で光合成する植物的性質を併せ持つ単細胞生物。五十嵐さんは「動物と植物の持つ栄養素五十九種類が入っている優れた食材。一人暮らしの学生もこれを食べれば、健康に勉強に集中できるようになる」と強調する。
 「グリーンカレー」は、粉末状のミドリムシのルーに、具材は鶏のひき肉だけというシンプルなもの。オクラやパプリカなど四種類の焼き野菜を彩りとしてトッピングした。
 祝賀会でカレーを食べた出席者からは「ミドリムシと聞いて最初は怖かったが、マイルドですごくおいしい」「幅広く愛されそうな味」などと大好評。経営学部でマーケティングを研究する橋田洋一郎准教授のゼミで売り出し方を検討していくという。
 ゼミ生で同大三年の北村直己さん(21)は「話題性で押していきたい」。近藤岬さん(20)は「おいしいので絶対、売り出したい」と気合十分。橋田准教授は「最初は学食のオリジナルメニューとして展開し、マーケティングをしながら一般向けの開発を進めていきたい。地域を元気にする一つのきっかけになれば」と話している。 (平木友見子)

福島・須賀川の牛肉からセシウム、出荷自粛要請

2012-06-23 11:30:00 | 原子力関係
福島・須賀川の牛肉からセシウム、出荷自粛要請より転載

 福島県は22日、同県須賀川市の畜産農家が生産した牛の肉から1キロ・グラム当たり140ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。


 同県は、この農家に出荷自粛を要請した。同県が牛肉の出荷自粛要請を行うのは、昨年8月に政府が出荷停止措置を解除して以来初めて。

 この牛肉は、今月20日に県食肉流通センター(郡山市)で解体したもの。県が原因を調べている。

 牛肉については現在も暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を適用する措置がとられており、10月1日から新規制値(同100ベクレル)になる。同県では、新規制値を超えた牛肉の出荷自粛を要請する方針をとっている。

(2012年6月22日21時47分 読売新聞)

菅氏が10分以上激高・糾弾に違和感…報告書

2012-06-23 11:30:00 | 原子力関係
菅氏が10分以上激高・糾弾に違和感…報告書より転載


東京電力が20日に発表した福島第一原子力発電所事故調査報告書の要旨は次の通り。(肩書は当時)

 ◆福島第一原発からの一部所員退避

 3月14日夕刻、2号機では、原子炉への注水作業が困難を極めたことや格納容器ベントもできないなど非常に厳しい状態となった。14日19時30分前後、本店と同発電所間で退避基準について議論された。本店、発電所ともに、事故対応に必要な人間は残し、事故対応を継続することは大前提だった。

 14日19時45分頃、武藤原子力・立地本部長が「退避の手順」を検討するよう部下に指示し、退避の手順書が作成されている。当該手順書には、避難する人員は緊急対策メンバー以外であることが明記されており、危機回避のための活動は継続する意志が示されている。当該手順書の最終更新は15日3時13分であって、菅首相が清水社長を呼んで撤退の有無を確認する前の作成である。

 14日18時41分から20時34分の時間帯、及び15日1時30分頃に清水社長から経済産業相秘書官などに電話をかけていることが確認されている。

 清水社長が電話で海江田経産相に伝えた趣旨は、「プラント状態が厳しい状況であるため、作業に直接関係のない社員を一時的に退避させることについて、いずれ必要となるため検討したい」というものであり、全員撤退などというものではなかった〈「撤退」ではなく「退避」という言葉を使った〉。なお、吉田所長は最初から一貫して、作業に必要な者は残す考えであった。

 15日5時35分、菅首相が当社本店に入り、本店社員やテレビ会議システムでつながる発電所の所員に、全面撤退に関して10分以上にわたって、激高して激しく糾弾、撤退を許さないことを明言した。本店、発電所共に、もとより対応に必要な人間を残す考えであったため、大きな違和感を感じた。

 プラントが危機的な状況にあっても、吉田所長を筆頭に発電所幹部、緊急時対策班の班長が指名した者など総勢約70人は、身の危険を感じながら発電所に残って対応する覚悟を持ち、また実際に対応を継続したということが厳然たる事実である。この行為は、菅首相の発言によるものではない。

 ◆官邸との情報共有

 国の原子力災害対策本部の設置以前に、官邸から原子力について話を聞きたいとの要請があり、武黒フェロー、原子力部門の部長、ほか2人を急きょ、技術補助者として派遣した。

 官邸の危機管理センターや待機した中間階の部屋では、携帯電話の通信が遮断され、外部との連絡もできなかった。また、危機管理センターから情報を与えられることもなかったため、派遣された4人の情報源は基本的に部屋に設置されていたテレビしかなかった。このため、12日の昼頃までは、発電所の状況に関する質問をされても、答えるすべがない状態だった。13日以降、官邸2階に4~5人程度の社員を増員するとともに、14日以降は地下の危機管理センターにも4人程度の社員を派遣し、24時間体制で常駐させた。

 あらゆる電源を喪失した事故の性格上、監視機能や通信設備を喪失し、発電所に関する情報自体が限定的であるうえ、入手するにも時間を要した。官邸のテレビ会議システムが活用されていれば、より早い段階で官邸の政府首脳は情報を入手でき、より的確な対応ができたものと考える。

(2012年6月21日09時50分 読売新聞)

「官邸が、官邸が…」と東電、自己弁護ばかり

2012-06-23 11:30:00 | 原子力関係
「官邸が、官邸が…」と東電、自己弁護ばかりより転載



 東京電力が20日公表した福島第一原発事故に関する社内事故調査委員会の最終報告は、官邸の現場介入が混乱に拍車をかけたという見方を強調する一方、津波について「想定外」と繰り返した。

 専門家は「身内に甘い」と指摘し、福島の首長からは「あらゆる事態に備えるべきだ」といった憤りの声が上がった。

 東電本店(東京都千代田区)でこの日午後3時から始まった記者会見。調査委員長の山崎雅男副社長は、約100人の報道陣を前に「現時点において最大限の調査を行った」と語った。

 「実態からかけ離れた要求が官邸からなされ、無用の混乱を助長させた」。最終報告がこう強調したのが、菅直人前首相をはじめとする「官邸の介入」だ。

 事故発生翌日の昨年3月12日、菅氏は同原発の吉田昌郎
まさお
所長(当時)に電話した。菅氏と、途中で電話を引き継いだ知人は数十分間にわたり、米スリーマイル島原発事故(1979年)を参考にした原子炉の冷却方法を提案。だが報告書は「実態と乖離
かいり
した指導だった」と批判した。

 不十分だった住民への情報発信についても、爆発した1号機の写真を無断で公表したとして官邸から注意されて以降、許可なく発表できなくなったと官邸の責任に言及。3号機の格納容器圧力が上昇した3月14日には、官邸の了解が得られず公表が遅れたとした。

 「津波に対する備えが不十分だったことが根本的な原因」と事故原因を総括したが、2008年春に最大15・7メートルの津波を試算していたことについては「仮の試算に過ぎない」とし、設備対策を講じなかったことを正当化。「結果的に炉心損傷を防止することができず、大変申し訳ない」と陳謝しながらも、「史上まれに見る大きな津波だった」「まさに知見を超えた巨大津波だった」と繰り返した。

(2012年6月21日07時29分 読売新聞)

柏崎刈羽原発の防潮堤工事、壁本体取り付けに着手

2012-06-23 11:00:00 | 原子力関係
柏崎刈羽原発の防潮堤工事、壁本体取り付けに着手より転載

2012.6.22 20:15



東京電力が公開した柏崎刈羽原子力発電所の防潮堤工事現場=22日、新潟県柏崎市、刈羽村

 東京電力は22日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市・刈羽村)で津波対策として建設を進めている防潮堤工事を報道陣に公開した。来年6月までに高さ10メートルの巨大な壁を設置する計画で、今年2月に初めて公開した時点では、金属製のくいの打ち込みなど基礎段階だったが、一部で壁の本体部分の工事に着手するなど、全容が少しずつ明らかになってきた。電源喪失時にガスタービン発電機車へ供給する軽油の地下タンクも5月末に完成しており、津波対策の強化が進んでいることへ理解を求める考え。

 防潮堤は、福島第1原発が高さ約15メートルの大津波を受けたことから、同じ高さ15メートルを想定して昨年11月に着工。海抜5メートルの1~4号機前の海岸に高さ10メートルの鉄筋コンクリート製の防潮堤を1キロ、海抜12メートルの5~7号機付近は3メートル程度の盛り土タイプの防潮堤を1キロ整備する。原子炉建屋を海側から囲い込み、敷地内への浸水を防ぐ。

 この日公開した3号機前の防潮堤工事では、金属製の基礎くいとコンクリート製の壁の底の部分が一体化され、その上に壁の本体が3メートル程度の高さまで取り付けられていた。工事全体の進捗(しんちょく)状況は30%で、くいの打ち込みが終わったところから順次、本体部分の工事に入る。一方、盛り土タイプの防潮堤工事は80%まで進み、8月末には完成する見通し。

 海抜35メートルの高台に建設した軽油の地下タンクには容量5万リットルのタンクが3基設置され、各号機に2基ずつ設置されている既設のタンクと合わせ、稼働に大量の燃料が必要なガスタービン発電機車への安定供給が可能になった。東電によると、関東地方や地元の石油販売会社と、タンクローリー車で追加供給できる態勢を整備しているという。

 同原発の新井史朗副所長は「作業は順調に進んでいる。機能性向上のための工事も加え、安全な発電所になるよう全力で取り組む」と話している。

初動対応に誤りなし…東電事故調が最終報告書

2012-06-23 11:00:00 | 原子力関係
初動対応に誤りなし…東電事故調が最終報告書より転載



東京電力は20日、福島第一原子力発電所事故に関する社内事故調査の最終報告書を公表した。

 事故原因に関し「津波への想定が甘く、過酷事故対策の備えも不十分だった」と認めた。政府の事故調査・検証委員会が中間報告で指摘した1、3号機冷却注水の初動対応のミスについては「事故拡大を招くような対応の誤りはなかった」と、人災との見方を否定した。

 報告書は、昨年6月に発足した調査委が約1年間をかけ、延べ約600人の社員への聞き取り調査、炉心溶融のコンピューター解析などをもとにまとめた。計約1200ページに及ぶが、2号機の放射性物質の大量放出の経緯が不明など謎も多く、勝俣恒久会長ら経営トップの責任問題には、ほとんど踏み込まなかった。調査委に助言してきた社外有識者の検証委員会は具体的なコメントを出さなかった。27日の株主総会を前に調査は幕引きを迎えた。

 報告書によると、巨大津波の対応では、東電社内では2006年以降、スマトラ島沖地震の教訓や政府の地震調査研究推進本部が示した地震想定に基づき、原発が水没するような巨大津波を検討する機会が再三あった。しかし、福島県沖で起きる可能性の判断が困難だったため、抜本的な対策は取らなかった。

 過酷事故対策でも、津波襲来後は、非常用電源さえ失い、想定していた設備や操作手順が使えず、迅速な原子炉減圧や冷却を行うことは困難だったとした。記者会見した調査委員長の山崎雅男副社長は、天災が主因との認識をにじませた。

(2012年6月20日21時54分 読売新聞)


土壌から2万ベクレル超 多摩川河川敷 除染の予定立たず

2012-06-23 11:00:00 | 原子力関係
土壌から2万ベクレル超 多摩川河川敷 除染の予定立たずより転載

2012年6月14日 東京新聞


 川崎市川崎区殿町先の多摩川河川敷の土壌から一キログラム当たり約二万七〇〇〇~二万一〇〇〇ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されていたことが分かった。河川敷を管理する国土交通省京浜河川事務所が五月に汚染物質を調べて判明した。同事務所は「今のところ除染の予定はたっていない」としている。 (山本哲正)
 河川事務所は「原発事故由来と考えられる」と分析。五月三十日までに、三カ所の土を土のうなどで覆い、川崎市の除染の目安である「毎時〇・一九マイクロシーベルト」を上回る範囲をロープで囲った。市と連携し、定期的に監視する。
 廃棄物であれば「指定廃棄物」として国が処理を求められる基準値「一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル」を大幅に超えているが、土壌であるため対象にならない。河川部の汚染についても国の対策の方針が決まっていないという。
 除染のめどが立たない現状に、市民から「汚染された土が流出するのも心配。早く撤去してほしい」など、不安の声が上がっている。