福井大生7割原発安全でないが必要 サークルがアンケート調査より転載
(2012年5月25日午後8時01分)福井新聞
大学生の立場から社会問題の解決法を探ろうと活動している福井大のサークル「ピース・クリエイターズ・クラブ」が、原発について同大生を対象に行ったアンケート結果を、25日に福井県福井市の文京キャンパスで始まった大学祭で発表した。学生の約70%が原発は安全ではないと感じている一方、約75%が日本に原発が必要だと思っていることが分かった。
アンケートは4月下旬から今月上旬にかけて行い、448人から回答を得た。回答者の約8割が男子で、7割近くが県外出身者だった。
「原発は安全と思うか」(回答者399人)の問いに「いいえ」と答えたのは69・9%に上った。「日本に原発が必要か」は74・7%が「はい」と回答した。
「福井県の原発は今後どうあるべきか」(回答者349人)の問いに、「原発を増やすべき」「維持すべき」としたのは34・9%だった。
「県外ではなく福井県内に原発が必要か」(回答者391人)は43・7%が「はい」と回答。理由(複数回答)は「電力供給」が83人と最も多く、82人が「県内の財政」、62人が「雇用の確保」を選んだ。「東京電力福島第1原発事故で考えが変わったか」(回答者405人)は71・1%が「はい」と答えた。
「原発はどのような存在か」の問いには、897人の回答者(複数回答)中、343人が「電力を供給してくれる」、154人が「県や市町村の財政を潤す」、91人が「自分の生活を豊かにしてくれる」とした。「放射能という恐怖を与えるもの」は163人いた。
「原発の30キロ圏内に住んでもいいと思うか」(回答者394人)の問いに「はい」と答えたのは26・4%だった。
同サークル代表の中桐正明代表(工学部3年)は「原発の危険性を憂慮する一方、自治体の財政や雇用をおもんぱかる県内の大学生像が浮き彫りになったと思う」と話している。
これらの調査結果はパネルにして展示している。27日まで。
(2012年5月25日午後8時01分)福井新聞
大学生の立場から社会問題の解決法を探ろうと活動している福井大のサークル「ピース・クリエイターズ・クラブ」が、原発について同大生を対象に行ったアンケート結果を、25日に福井県福井市の文京キャンパスで始まった大学祭で発表した。学生の約70%が原発は安全ではないと感じている一方、約75%が日本に原発が必要だと思っていることが分かった。
アンケートは4月下旬から今月上旬にかけて行い、448人から回答を得た。回答者の約8割が男子で、7割近くが県外出身者だった。
「原発は安全と思うか」(回答者399人)の問いに「いいえ」と答えたのは69・9%に上った。「日本に原発が必要か」は74・7%が「はい」と回答した。
「福井県の原発は今後どうあるべきか」(回答者349人)の問いに、「原発を増やすべき」「維持すべき」としたのは34・9%だった。
「県外ではなく福井県内に原発が必要か」(回答者391人)は43・7%が「はい」と回答。理由(複数回答)は「電力供給」が83人と最も多く、82人が「県内の財政」、62人が「雇用の確保」を選んだ。「東京電力福島第1原発事故で考えが変わったか」(回答者405人)は71・1%が「はい」と答えた。
「原発はどのような存在か」の問いには、897人の回答者(複数回答)中、343人が「電力を供給してくれる」、154人が「県や市町村の財政を潤す」、91人が「自分の生活を豊かにしてくれる」とした。「放射能という恐怖を与えるもの」は163人いた。
「原発の30キロ圏内に住んでもいいと思うか」(回答者394人)の問いに「はい」と答えたのは26・4%だった。
同サークル代表の中桐正明代表(工学部3年)は「原発の危険性を憂慮する一方、自治体の財政や雇用をおもんぱかる県内の大学生像が浮き彫りになったと思う」と話している。
これらの調査結果はパネルにして展示している。27日まで。