大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

大飯原発の発電開始、最短で7月4日…関電社長

2012-06-18 11:00:00 | 原子力関係
大飯原発の発電開始、最短で7月4日…関電社長より転載

読売新聞 6月16日(土)13時27分配信
 関西電力の八木誠社長は16日、大阪市内の本店で記者会見し「7月下旬までは需給は厳しい。最低限必要な予備率3%を踏まえると引き続き節電の協力をたまわりたい」と述べ、当面15%以上の節電要請を続ける考えを示した。

 八木社長は、大飯原発3号機の発電開始が最短で7月4日、最長で8日となる見通しを示した。4号機は最短で20日、最長で28日になる。3、4号機のフル稼働後、節電目標を緩和する考えも示した。計画停電については、「夏の気温がどうなるか(わからず)、火力も厳しい状況だ」とし、引き続き準備作業を進める方針も示した。

最終更新:6月16日(土)13時27分

大飯再稼働:「9月までに限る」…大阪府市が緊急声明

2012-06-18 11:00:00 | 原子力関係
大飯再稼働:「9月までに限る」…大阪府市が緊急声明より転載
毎日新聞 2012年06月09日 12時57分(最終更新 06月09日 13時53分)


(手前から)大飯原発4号機、3号機、2号機、1号機=福井県おおい町で、本社ヘリから三浦博之撮影
拡大写真
 大阪府と大阪市の「エネルギー戦略会議」は9日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を9月までに限ることや、新たな原子力規制機関に外国人を登用することなどを求める緊急声明を出した。同会議の植田和弘座長と古賀茂明委員が市役所で記者会見した。

 声明は、8日に野田佳彦首相が「国民の生活を守るために再稼働が必要」と表明したことについて、「安全基準が不完全なまま再稼働を強行することは安全をないがしろにし、福島の事故の教訓を全く無視するもので、到底容認できない」と批判。7項目の要望事項を挙げた。

 7項目は▽9月の節電要請期間を過ぎたら直ちに稼働を再停止する▽新たに創設する原子力規制機関には、外国人を含む専門的かつ高度な知見を有する人材を積極的に任用し、原子力推進事業者からの出向を禁止する▽国は大飯原発で過酷事故が生じた場合の放射性物質の拡散予測を直ちに実施し、100キロ圏内の住民の避難態勢を確立する--など。【林由紀子、茶谷亮】

柏市:除染ノウハウ、分かりやすく 市民向け冊子、きょうから無料配布 /千葉

2012-06-18 10:30:00 | 原子力関係
柏市:除染ノウハウ、分かりやすく 市民向け冊子、きょうから無料配布 /千葉より転載

毎日新聞 2012年06月15日 地方版

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の汚染問題で、柏市は、除染のノウハウを収めた市民向けの冊子「子どもと未来のために~私たちの手で行う放射線量の低減~」(A5判、24ページ)を2万5000部作成し、各近隣センターなどで15日から無料配布する。市民らに正しい除染方法や放射能に関する知識を身につけてもらい、公共施設に比べて遅れている民有地や生活道路などの除染作業をスピードアップさせるのが狙いだ。【橋本利昭】

 今年3月に策定した市の除染実施計画では、民有地や民家は、今年度末までに高線量地点の把握などをしたうえ、来年度末までに空間放射線量を毎時0・23マイクロシーベルト未満にする目標を立てた。計画は市民、ボランティア、町会の協力が前提で、市はアドバイザーの派遣や資機材の提供などで支援する方針だ。

 目標達成のため、冊子は、線量計の使い方、計測する場所、除染作業の際のマスクや軍手の着用を解説しているほか、住宅の敷地内の除染作業として、表面の土のすきとりや天地返し、覆土などのやり方、除染に使う道具、高線量になっている可能性がある雨水マスの除染の注意点などを具体的に記載している。

放射性セシウム137の1ベクレルは、いったい何個のセシウム原子に相当するのか?

2012-06-18 10:00:00 | 原子力関係
_ 放射性セシウム137の1ベクレルは、いったい何個のセシウム原子に相当するのか?(21時56分記)より転載

最近facebookにばかり書き込んでいて、ついついこちら かにの泡ぶく への書き込みが停滞してしまっています。 いやぁ本家というか、自分のブログをほっといて、他人の土俵でなにやっているんだよって感じですが、全国の市民測定所のネットワークがfacebookベースだったり、他のいろんなコアなグループ(線量計の自作とかシンチの特注屋さんとか ^^))とのコミュニケーションがfacebookベースだったりすることもあり、ついつい、そのままfacebookに書いちゃうんですよね。

で、世の中には便利なツールがあるもので、例えばツイッターでつぶやいた内容がfacebookに反映されたり、LinkedInとfacebookを連動させるツールがあったりするわけで、これらを活用すれば、例えば私がどこかひとつに投稿すれば、それが、私がアカウントを持つ全部のサービスに反映されるということもやろうと思えば可能ではあります。 でもそういうの、なんかイヤなんですよね。

オリジナルは1つにしておきたいし、意味不明に機械的に自分の発言の複製が生成されるのも、実に気持ち悪い。

やっぱ私は、古い人間なんですかね・・・いまだにクラウドという概念が大っ嫌いです ^^)

さて、前置きが長くなりましたが、facebookに投稿した内容をこちらに晒そうと思います。

かなり長くなりますが、大切なことなのでここにたどり着いたかたは、ぜひお読みいただきたいです。

6月7日の午後2時すぎに投稿した内容です。

---- 以下、facebook 投稿内容 ----

Cs-137の1ベクレルは、いったい何個のセシウム原子に相当するのか?
という計算を、去年の今頃必死こいてやっていたのを思い出しました。巷では、暫定基準値だぁ、500ベクレルだぁと、騒いでいましたが、そもそものセシウム原子の数はどのぐらいになるのか? と疑問に思ったからです。
難しい計算は省略しますが、ざっと、13億6千万個。
この話を当時、周囲の人にしたところ、多くの人が、「ベクレル = セシウム数」と、勘違いしていることを発見し、「これはイカン」と思ったものです。
すなわち、放射性セシウムが 500 Bq/Kg の食材には、放射性セシウムがキロあたり 500 個入っているって、勘違いされているんです。
ベクレルは、その放射性物質の1秒間の壊変数ということをよく考えればわかることなのですが、あちこちの報道で、「濃度」という言葉と一緒に使われることが多かったので、勘違いしちゃったんでしょうね。
でも違う違う。放射性セシウムが 500 Bq/Kg の食材に入っている放射性セシウムの数は、仮に全部を Cs-137 だとすれば、6千8百億個なんです。
6千8百億個って急に言われてもちょっとピンときません。
例えば、花粉症の人には申し訳ないたとえですが、神奈川県下で花粉最盛期シーズンの、最大花粉濃度は、空気中で 2万個/立方米 程度です。花粉症の人はそれはもう耐えに耐えられないほどのアレルギー症状を起こす花粉の量であっても、1mの立方体の中に、2万個程度しか花粉は入ってません。
一方で、福一爆発で放出された放射性セシウムは、2011年3月15日、首都圏にもやってきました。地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センターの観測データによりますと、この日の大気中の Cs-137 濃度の最大値は、午前10時台の 60 Bq / m^3。Cs-134 も含めればもっと多くなりますが、取りあえず Cs-137 だけで考えてみても、このときの空気中には、816億個もの Cs-137 原子があったことになります。
1cc(サイコロ大) の空気の中に、Cs-137 原子が8万個も入っていることになります。
放射性セシウムって、放射線の被害ばかりが注目されますが、セシウム自体の毒性ってどうなんでしょうね。 花粉症の人みたいに、セシウムアレルギーってのがあっても不思議ではないと思うのです。
---- 以上、facebook 投稿内容 ----

実は本題はこれからです。

この私の投稿に、かにこむ でも御贔屓にいただいており、facebook友でもあるかたからコメントが付きました。『こんなこと書いている人も居る』と紹介された記事がこれ。

【ふくしまの話を聞こう】 福島で生きるための放射線知識 佐藤順一

ご紹介のURLを読んでみました。
   こ れ は ひ ど い 。
巧みな言葉のマジックですね。嘘を言っていないだけにさらにタチが悪い。
(・・・以下、当該記事の「正しい解釈の仕方」について延々と・・・)
というようなコメントを返したところ、『facebookだけでなく広く注意喚起したいので、かにこむで取り上げてもらえないだろうか?』とリクエストをいただき、ここで改めて取り上げるものです。

・・・・・

とにかく酷い。酷いと言ったら語弊があるか。でもこれ、私に言わせていただけるならば、福島のおかれている現実を全く無視した内容であり、まさに、素人騙しの気休めです 放射能の知識があまりない人に対してミスリードを誘う可能性が大きい内容です。

書いている内容にはウソはありません。ただ、放射能知識の無い人がこの内容を聞いて(読んで)、安心してしまったらそれは大きな間違いだということを、私は指摘しておきたいと思います。

以下、当該URLから引用します。

これはたとえば、けっこう勉強している意識の高いお母さん方でも、放射性物質というとずっと放射線を出しっぱなしだと思っている方が多いんですね。たとえば半減期が30年だと言われたら、30年間放射線を出しっぱなしになると思って怖がっているところがあるので、まずその辺の誤解から解いていくために、ちょっと極端な形で説明しているんですね。
他にも「崩壊したときに出る放射線の種類も、放射性物質の種類によって異なります」とか「今回の事故で出てきた放射性物質はこういうものです」というようなことを説明しているんですが、福島のお母さん方にこういう話をするときに、いちばん手応えがあって皆さん「ああ、そうなの」と納得されるのは半減期の説明なんですね。 皆さん、たとえば半減期が30年の物質と言うと、30年間放射線を出しっぱなしで常に同じくらい放射線を出し続けていて、30年経たないと半分にならないと思いがちなんですね。その誤解を解くために、半減期というものの概念を絵で簡単に説明したりしているんですが、たとえば半減期8日間の放射性ヨウ素は、仮に10個あったら8日間で5個崩壊して安定し、その際に5発の放射線を出すイメージですね。ですから、半減期30年のセシウム137は、仮に10個あると30年かかってようやく5個崩壊して安定することになります。
こうして比較すると、どちらが放射線を出しにくいかと言えば、当然半減期が30年のセシウムのほうが崩壊しにくいから、放射線を出しにくいという言い方もできる、だから、半減期が長いほうが怖いというものじゃないんだよ、というふうに説明しています。たとえば半減期が2万4千年と非常に長いプルトニウムについては、僕の周りでも一時期ものすごく気にされている方が多かったんですよ。「半減期2万4千年のプルトニウムってどんなの?」「2万4千年経たないと福島はきれいにならないのか?」というようなことをたくさん聞かれました。
それに対して「たとえば10個のプルトニウムがあったら、2万4千年経ってやっと5個崩壊するということですから、1年くらいではほぼまちがいなく崩壊しませんよね。崩壊しないということは放射線を出さないということですから、気にしなくていいんじゃないですか?」というふうに説明すれば、ある程度「ああ、なるほど」とわかっていただけたりしますね。
氏の言い分は、それぞれの放射性物質の1原子について着目した場合の話です。

例えば、半減期30年の137Csの崩壊を例にすれば、これは、137Csが2個あったときに、このうちの1個が崩壊して放射線を出す確率は、30年に1回である・・・ということです。

この点、氏の説明は間違っていません。

しかしですよ、今の日本(いや、世界中で)でそんなに放射性物質濃度の低い場所はどこにもありません。

2012年 6月15日  9時55分追記。

氏の言うところのスケール感で考えてみます。

137Csが10個あったときのベクレル数は、0.000000007 ベクレルになります。

仮にこれを、土壌 1Kg 当たりとするならば、こんなにセシウムが少ないところ、日本中探してもどこにもありません。土壌 1g 当たり(ひとつまみぐらい)でもないでしょう。

チェルノブイリ原発事故の影響や、過去に行われた大気圏内核実験の名残で、福一爆発以前であっても日本全土には広く放射性セシウムが分布していました。場所により量はさまざまですが、例えば土壌であれば数十ベクレル/Kg 程度は普通にあります。
すなわち、福一爆発前であっても、100億個/Kg 以上の137Csは、そのへんに普通にあったのです(福一爆発後はとんでもないことになっているのは言うまでもないことですが)。

それを、「半減期30年のセシウム137は、仮に10個あると30年かかってようやく5個崩壊して安定することになります。」なんていう、あまりにも非現実的な例えで説明してしまうという行為は、知識の無い人間をミスリードしてしまう可能性が大いにありすぎて大変危険です。

福島の地には、10個あると30年かかってようやく5個崩壊する137Csが、毎秒数千個か数万個、それ以上崩壊するだけの量、今もなおあるということなんです。

くれぐれも 騙されないように! 間違った解釈をしないように!
事実、ここ、私が住む横浜の地でも、そのへんの普通の公園の砂場の砂が、100 Bq/Kg 以上汚染されているわけです。

私が一番最初に書いた、ベクレルの説明を、いまいちど、読み返してみてください。

ベクレルつうのは、『1秒間に崩壊(壊変)する放射性物質数』を表しているんです。

すなわち、137Csが100ベクレルあるってのは、2個あった場合、30年に1回しか崩壊しない137Csが、1秒間に100回も崩壊するだけの数があるってことなんです。

ちょっと考えただけで、すげぇ数の137Csがあることが、わかりますよね。具体的には、1360億個です。

ここ横浜の地であっても、そのへんの地面に、Kgあたり1秒間に100発以上の放射線を出す放射性セシウムが、存在しているのです。そしてこいつらは、ずーっと延々と放射線を出し続けて、全部137Csだとすれば、120年後であっても、1秒間に6発の放射線を出すだけの放射性セシウムが残っているのです。

120年後であっても、81億6千万個の137Csが残っているのです。

ほんと、ちゃんと理解できないと、危ない記事だと思います。

2011年3月12日以降、多くの日本国民は、悲しいことですが日本政府ならびに日本「国」への信頼を無くした結果、自衛のため、家族を守るため、地域を守るため、大切な人、将来を担う子どもを守るため、猛烈な勢いで放射能災害に関する勉強をしてきました。だから、いまさら惑わされる人はいらっしゃらないとは思いますが、念のために注記しておきたいと思うものです。

繰り返しますが、半減期とベクレルは、独立した数値ですからね。氏は、『半減期が長いほうが怖いというものじゃないんだよ』って言ってますが、同じベクレルであれば、出している放射線数はざっくり同じ。半減期が長いもののほうが、その分大量にあるってことです。

137Csの1ベクレルは、137Cs原子数で言えば、13億6千万個なんです。

2012年 6月12日  9時34分追記。

「こんな記事もありますよ~」と、facebookで関連記事を紹介いただきました。
「「「半減期が長いほど安全」?-気楽で悲惨な安全論」」ナカヤマヒトシさんのブログです。
ぜひご一緒に、お読みください。大変勉強になります。


_ ベクレルとシーベルト(22時20分記)

これもfacebookに投稿した内容。比較的好評だったってこともあり、また、上で、ベクレルの話をしたこともありで、かにの泡ぶく でも、ご紹介したいと思います。

いまでもたまに、「ベクレルとシーベルトってよくわからない・・・」という質問をいただく。
いまでもわからないという人は、おそらく、世間で説明されている内容を一通り見たうえで、それでもわからないということなのだと思うので、普通の説明をしたところで「やっぱりわからない」ハズだ。
そこで私は、超乱暴だけど、まずはとにかくイメージしてもらうために、以下のような説明をしている。
放射線は、ラジオの電波のようにずーっと出ているものではなく、放射性物質が、はじけた(崩壊した)瞬間にだけ、放出される。
それは、目に見えない粒のようなものであり(取りあえず波動性は無視)、ガンマ線であれば空中をものすごい速さでまっすぐに飛んでいく。
そして、ここからが本題。
『さぁ目をつぶって、フライパンにトウモロコシを入れて、火で炒った状態を思い浮かべてみてください』
『時間が経つと、トウモロコシがパンパンはじけて、飛んできます』
『現実の世界では、重力と空気抵抗の影響で、はじけとんだコーンはすぐに下に落ちちゃいますが、これが、落ちないで、光の速さでどこまでも真っ直ぐ飛んでいくと考えてください』
『このとき、フライパンとその中にあるトウモロコシを放射性物質とするならば、放射線は、はじけとんだコーンです。』
『1秒間に、何個のコーンがはじけとんだかが、ベクレル になります』
『はじけとんだコーンが、何個身体に当たったかが、シーベルト になります』
『同じ勢いでコーンがはじけ飛んでいても、フライパンを覗き込んだら顔面に大量のコーンが命中して痛いですが、1mも離れれば、顔には滅多に当たらなくなってぜんぜん痛くありません』
『すなわち、ベクレルは放射性物質が放射線を出す強度のことを指していて、シーベルトは、実際に身体にあたった放射線の量を指しています』
2012年 6月15日 10時15分追記。

フライパンの真上だと沢山のポップコーンが当たって痛いけど、離れるとどんどん当たりにくくなる・・・
これが、「放射線の強さは、線源からの距離の二乗に反比例する(線源から離れると弱くなる)」ということです。
デカいコーンが顔に当たるのと、小さいコーンが顔に当たるのとでは、同じ一撃でもダメージが異なるのと同様、放射線についても放射性物質の種類によって、エネルギー量が異なり、同じ一発でも、シーベルト は異なってきます。
ここまでの説明でベクレルとシーベルトがイメージできるようになったらもう大丈夫。実は私の上記の説明にはウソがありますので、またあちこちで、調べてみてください。

<大飯原発>「安全を最優先に」関電社長記者会見

2012-06-18 10:00:00 | 原子力関係
<大飯原発>「安全を最優先に」関電社長記者会見より転載

毎日新聞 6月16日(土)13時27分配信



関西電力の八木誠社長は16日、大阪市北区の本店で記者会見し、政府が大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転再開を決定したことについて、「安全を最優先に一歩一歩慎重に再稼働を進めていきたい。原子力は大変重要な電源だ。安全の取り組みに終わりがないことを肝に銘じ、経営資源を投入する」と述べた。そのうえで、「立地地域をはじめ、広く社会の不安解消に全力を尽くす」とした。

【写真特集】現地の様子や再稼働に抗議する人たちなど…大飯原発再稼働決定

 また八木社長は「3、4号機の再稼働だけでは1年を通じてみるとまだまだ厳しい。(火力発電での代替など)燃料増も含めて厳しい。安全が確認されたプラント(原発)は再稼働をしてほしい」と述べた。

 さらに関電は燃料費の増大で大幅赤字となっていることから、電力料金の値上げについて「今後の状況いかんでは(料金値上げの)選択肢も考える」と述べた。

 電力を順番に止める計画停電については、「万が一に備え、検討を進めて6月中旬までに公表する」と述べた。【新宮達、安藤大介】

大飯原発:野田首相再稼働会見 立地町長ら歓迎の声 住民ら、安全面に不安訴えも /福井

2012-06-18 10:00:00 | 原子力関係
大飯原発:野田首相再稼働会見 立地町長ら歓迎の声 住民ら、安全面に不安訴えも /福井より転載
毎日新聞 2012年06月09日 地方版

 「関西電力大飯原発3、4号機を再稼働すべきだというのが私の判断だ」--野田佳彦首相が西川一誠知事の求めに応じて8日開いた記者会見。原発を重要な電源と位置づけたうえで、「関西を支えてきた」と立地自治体である県とおおい町への敬意と感謝の意を表明した。これに対し、県内の立地町長らは歓迎のコメントが出る一方で、住民らからは歓迎する声と安全面で不安を訴える声が交差した。【松野和生、山衛守剛、柳楽未来】

 ◆町長

 おおい町の時岡忍町長は首相会見を歓迎し、再稼働に関するこれまでの国の対応については「ここに来るまでの過程だと思っている。真剣に検討されてここまでたどり着いたと思う」と述べた。また、原子力の比率などエネルギーに関する国の方針が明確にされなかったことについては、「ベストミックスがこれから検討されるというので、その方向ではないかと思う」と話した。

 一方、高浜町の野瀬豊町長は「さまざまな意見がある中、短期的な電力需給だけでなく、国民生活、経済、エネルギー安全保障の観点から、原発再稼働の必要性についてきちんと述べられたことは、立地自治体として評価したいと思います」とコメントを出した。

大飯原発:再稼働で県安全専門委が会合 傍聴めぐり混乱

2012-06-18 09:00:00 | 原子力関係
大飯原発:再稼働で県安全専門委が会合 傍聴めぐり混乱より転載
毎日新聞 2012年06月10日 17時26分(最終更新 06月10日 20時19分)


大飯原発再稼働までの流れ

反原発を訴え騒然とする「福井県原子力安全専門委員会」の会場=福井県庁で2012年6月10日午後3時33分、竹内紀臣撮影

 福井県おおい町の関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題で、安全性を検証している県原子力安全専門委員会は10日、政府の再稼働要請(4月14日)以降5回目の会合を県庁で開き、これまでの審議のまとめ作業を始めた。一般傍聴を可能としていたが、再稼働に反対する人たちが多数押し寄せ、傍聴者数の制限に反発。県側と押し問答となり、県は県庁内の別の会議室に委員らを移動させ、報道陣のみを入れて開会した。

 同委は同日中に、3、4号機を「安全」とした政府判断を追認する内容の報告書をまとめる方針。午後3時半の開会予定だったが、傍聴者らが「全員入れろ」「結論ありきじゃないか」などと訴え、予定より約1時間遅れて始まった。【佐藤慶】