大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

日本は「人身売買根絶の最低基準を満たさぬ国」

2012-06-30 10:00:00 | 学習
日本は「人身売買根絶の最低基準を満たさぬ国」より転載

 【ワシントン=山口香子】米国務省は19日、世界186か国・地域の人身売買の実態をまとめた年次報告書を発表した。


 この中で、民主化改革に取り組むミャンマーについて、強制労働の防止策などで「これまでにない改善」があったとして、4段階評価のうち最低評価である「制裁対象」から1段上の「監視対象国」に初めて引き上げた。

 報告書は、ミャンマーは依然、強制労働や女性の人身売買などの問題を抱えていると指摘しつつ、昨年の法改正や被害者支援制度の整備などにより、「今後も改善が進んでいく見通しがついた」と評価した。

 日本については、「外国人研修生制度」が実態として強制労働に近いなどとして、8年連続で上から2番目の「人身売買根絶の最低基準を満たさない国」に分類。混乱が続くシリアは最低ランクに格下げした。

(2012年6月21日07時33分 読売新聞)

死が頭よぎった・やばい海水だ…原発事故再現

2012-06-30 09:00:00 | 原子力関係
死が頭よぎった・やばい海水だ…原発事故再現より転載

 福島第一原発の中は事故発生時、どんな様子だったのか。

 東電は、最終報告書に作業員らの生々しい証言を盛り込んだ。その証言から当時の現場を再現した。

 中央制御室では、1、2号機の電源盤のランプが点滅した後、次々に消えていった。何が起きたのか分からなかった。照明は非常灯に切り替わり、警報がすべて止まり、シーンとなった。

 「やばい、海水が流れ込んでいる」と、運転員が大声で叫びながら制御室に入ってきて、初めて津波で海水が流入したことを知った。

 海水は施設内のあちこちから入ってきた。「あご下まで水がきており、本当に怖かった」「シャッターが吹き飛び、建屋内に津波が入ってきた」

 格納容器の圧力を抜くベント作業は、1人15分が目標時間だった。ある作業員は懐中電灯と放射線測定器を手に1号機建屋に入る頃には自然と小走りになった。入り口前。「扉の向こうがどんな状況になっているかもわからなかった。ここまで来たら行くしかないと覚悟してドアノブに手をかけて、室内に突入した」

 その1号機は12日午後3時36分に水素爆発した。「何の前触れもなく突然、中央制御室全体が轟音
ごうおん
とともに縦に揺れ、部屋全体が白いダストに覆われた」「『死』も頭をよぎった」。外にいた作業員はあまりの衝撃で空を見上げた。「がれきが空一面に広がり、バラバラ降ってきて、逃げた」

 爆発後、精神的にダメージを受けた一部の所員が一時的にオフサイトセンターに避難した。「みな顔面そう白で、言葉もなく、中には震えている人、泣き出す女性もいた」

(2012年6月21日10時21分 読売新聞)