東日本大震災:指定廃棄物容量満杯で保管用テント2基新設--日光市 /栃木より転載
毎日新聞 2012年09月29日 地方版
日光市のごみ焼却施設「市クリーンセンター」から出る焼却灰で高濃度の放射性セシウムを含む指定廃棄物(1キロ当たり8000ベクレル超)の保管が限界を迎え、市は28日、敷地内の一時保管用テントを2基新設すると明らかにした。
この日の市議会議員全員協議で説明。施設では昨年、焼却灰から1キロ当たり約1万6000ベクレルの放射性セシウムを検出。指定廃棄物は放射性物質汚染対処特措法に基づき発生した県内で処分するため、それまでの群馬県草津町の民間最終処分場への搬出が不可能になった。現在も依然8000ベクレルを超えている。
市は国の指針に従い施設内に一時保管用テント(幅10メートル、奥行き30メートル、高さ5メートル)を建てるなどし、8月末までに計1025トンを保管。だが、1日に約3トンの飛灰が発生し、保管可能分が11月末までに残り230トンとなったため新設に踏み切る。テントは基礎に厚さ25センチのコンクリートを敷き、25センチのコンクリート擁壁を設置し、テントで覆い、14年3月までの排出分、計1240トンを一時保管する。【浅見茂晴】
毎日新聞 2012年09月29日 地方版
日光市のごみ焼却施設「市クリーンセンター」から出る焼却灰で高濃度の放射性セシウムを含む指定廃棄物(1キロ当たり8000ベクレル超)の保管が限界を迎え、市は28日、敷地内の一時保管用テントを2基新設すると明らかにした。
この日の市議会議員全員協議で説明。施設では昨年、焼却灰から1キロ当たり約1万6000ベクレルの放射性セシウムを検出。指定廃棄物は放射性物質汚染対処特措法に基づき発生した県内で処分するため、それまでの群馬県草津町の民間最終処分場への搬出が不可能になった。現在も依然8000ベクレルを超えている。
市は国の指針に従い施設内に一時保管用テント(幅10メートル、奥行き30メートル、高さ5メートル)を建てるなどし、8月末までに計1025トンを保管。だが、1日に約3トンの飛灰が発生し、保管可能分が11月末までに残り230トンとなったため新設に踏み切る。テントは基礎に厚さ25センチのコンクリートを敷き、25センチのコンクリート擁壁を設置し、テントで覆い、14年3月までの排出分、計1240トンを一時保管する。【浅見茂晴】