劣化ウランと石井紘基暗殺事件より一部転載
10月22日
カテゴリ:原発と劣化ウラン
民主党の石井紘基議員の暗殺事件については、他のサイトで詳細を見ていただければと思いますが、官僚の利権構造から、オウム真理教、統一協会、と幅広く日本の闇を国会で追及してきた石井紘基氏を殺害してまで、守りたい利権というかスクープとは一体なんだったのでしょうか。
事件後、石井紘基が握っていた鞄は、指が切断され、中に入っていた国会での質問書の中身はなくなっていました。石井紘基氏は、どんな闇を追いかけていたのでしょうか。
10年後の昨年の5月、同僚議員である原口一博氏は、石井紘基氏は原発利権を追っていたと、ツイッターで発言しました。原口一博議員が、何故、このタイミングで石井紘基氏との会話の内容を公表したのかはわかりませんが、同じ政党に所属しながら、この問題に対して不作為をしてきたことは許されません。
事件後の情報では、犯人の伊藤白水は替え玉で、殺害を実行した刺殺犯とともに、動機はなかったでしょう。石井紘基氏は、彼が追及していた利権集団によって殺されその資料を抹殺したのです。故に、この殺害は”暗殺”なのです。
暗殺というリスクを犯してまでも守りたい利権、それが原発利権だったとすると、彼が埼玉県選出の議員であること、そして暗殺の2年後、民主党の稲見哲男議員の国会への質問主意書を読んでみて、私が追いかける”濃縮ウラン事業”と”劣化ウラン”の問題に結びつくことに気がつきました。
日本に保管されている劣化ウランとみられる放射性廃棄物の約52%は、埼玉県大宮市の三菱マテリアル(株)大宮総合整備センターの地下施設に保管されています。
ここは、1959年から実験原子炉が三菱金属による建設計画に反対する市民運動の場であり、2000年に、三菱マテリアル(株)の地下の倉庫に放射性廃棄物を保管する施設をつくるという周辺地域を含む最開発計画により作られた施設です。
埼玉県選出の石井紘基元衆院議員は、当然、この再開発計画の経緯は十分関心を持っていましたでしょうし、三菱マテリアル(株)が原発利権に深く関わっている企業であることも承知していたでしょう。
新都心・三菱マテリアル研究所跡地で地中に核汚染
もし、石井紘基氏が、三菱マテリアル(株)大宮総合整備センターの地下施設に保管される放射性廃棄物が、劣化ウランであることを知ったならば、この入手経路に関心を持つのは当然でその不自然さに気がついていたと思われます。
そして、その劣化ウランが米国から輸入されたとか、その製造元は確認できないとか、その輸入通関書類がないという事実を把握していたことは、殺害の2年後に、民主党の稲見哲男の提出した国会への質問主意書でわかります(なぜなら、この質問主意書は、故石井紘基氏の資料に基づいて作成されたものだからです)。
石井紘基氏は、劣化ウランの存在が原発利権に関係していることに気がつき、それが、濃縮ウランの製造に日本の政府と電力会社が深く関与していたことにも気がついていたかもしれません。もしくは、その発覚をおそれる段階まで彼の調査は踏み込んでいたのかもしれません。
日本で濃縮ウランが生産されている。そして、その生産は米国のユーセック社と東京電力とのOEM生産の契約であること。これが証明されれば、日本の非核三原則は根底から崩壊することになります。原発利権は、世界の軍産複合対に深く関わっていて石井紘基氏は踏み込んではならない闇に足を踏み入れたのでしょう。
石井紘基氏は、国会で追及する前に情報を公開するべきでした。福島便層内変死事件や東電OL殺人事件など、原発利権に関与する人々の不審死の情報も入っていたはずです。殺害側がほしかったのは、原発利権に踏み込んだ人の命ではなく情報や資料であるからです。
(橋本さんのブログ)
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石井紘基氏殺害の動機はわたしも気になっていました。
オウム真理教、統一協会という流れがあるので,電通絡みのスクープだと思っていましたが,原発利権,しかも日本で濃縮ウランが製造されているというスクープだったのですね。
以下略
続きは
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石井紘基議員刺殺の真相 1/2