真犯人は東電!
2012年10月28日東京新聞 朝刊より転載
一九九七年の東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役が確定していたネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)の再審無罪が確実となったことを受け、警視庁は無罪判決の確定後、真犯人特定に向けて本格的に再捜査する方針を固めた。
殺害された東京電力女性社員と交友があった関係者らからあらためて事情を聴くとともに、女性の爪や体内に残っていた、マイナリさんではない同一の男性のDNA型を照会するなどして捜査を進めていく。
事件は、九七年三月の発生から十五年七カ月が経過。発生当時の強盗殺人罪の時効は十五年だったが、同罪などの時効撤廃を定めた二〇一〇年四月の刑事訴訟法の改正の時点で時効は成立しておらず、捜査の継続は可能となる。戦後、死刑か無期懲役が確定してから再審無罪となった事件は七件に上るが、いずれも時効が成立していた。再捜査は今回が初となる。
マイナリさんの再審初公判は二十九日に東京高裁で開かれる。
2012年10月28日東京新聞 朝刊より転載
一九九七年の東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役が確定していたネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)の再審無罪が確実となったことを受け、警視庁は無罪判決の確定後、真犯人特定に向けて本格的に再捜査する方針を固めた。
殺害された東京電力女性社員と交友があった関係者らからあらためて事情を聴くとともに、女性の爪や体内に残っていた、マイナリさんではない同一の男性のDNA型を照会するなどして捜査を進めていく。
事件は、九七年三月の発生から十五年七カ月が経過。発生当時の強盗殺人罪の時効は十五年だったが、同罪などの時効撤廃を定めた二〇一〇年四月の刑事訴訟法の改正の時点で時効は成立しておらず、捜査の継続は可能となる。戦後、死刑か無期懲役が確定してから再審無罪となった事件は七件に上るが、いずれも時効が成立していた。再捜査は今回が初となる。
マイナリさんの再審初公判は二十九日に東京高裁で開かれる。