大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

旧東電経営陣ら不起訴

2013-09-10 12:02:06 | 原子力関係
旧東電経営陣ら不起訴NHK
東京電力福島第一原子力発電所の事故をめぐって告訴・告発されていた、東京電力の旧経営陣や菅元総理大臣など40人あまりについて、検察当局は刑事責任を問うことはできないと判断し、全員を不起訴にしました。
福島第一原発の事故では多くの住民が被ばくしたほか、周辺の病院に入院していた患者の中には、避難する途中に亡くなった人もいました。
こうした被害について、福島県の住民グループなどが「事前の津波対策や、地震後の事故対応が不十分だったためだ」と主張して、法人としての東京電力と、勝俣前会長や清水元社長ら旧経営陣、それに政府の責任者だった菅元総理大臣など、40人あまりの刑事責任を問うよう告訴や告発を行い、
検察当局が捜査を進めていました。深刻な原発事故の捜査は検察にとって初めてで、高い放射線量に阻まれて本格的な現場検証ができませんでしたが、巨大な津波を事前に予測できたのかという点を中心に、専門家からも幅広く意見を聞いて、刑事責任を問えるかどうか検討を続けてきました。
その結果、「当時は、東日本大震災規模の地震や津波を予測できていたとはいえない。地震後の対応も含め、刑事責任を問うことはできない」と結論づけ全員を不起訴にしました。
国の責任者などが全員不起訴になったことを受けて、福島原発告訴団の武藤類子団長が、9日午後、記者会見しました。
会見の席で武藤団長は、「全員が不起訴になったことには大きな驚きと怒りを感じています。何度も要請した強制捜査は結局行われず、検察は本当に捜査を尽くしたのかと感じています。
原因を明確にして責任を問うことは、被害者が正当に救済されるため、かかせないことだと思います。検察は被害者の声を無視して、その責務を放棄したのだと思います」と話し、今後、検察審査会に申し立てる方針を示しました。
検察当局が全員を不起訴にしたことについて、いまも町の全域が避難区域となっている福島県浪江町の人たちが暮らす、福島市内の仮設住宅では、不満の声が上がる一方で、責任の追及よりも今後の生活再建に向けた取り組みを早急に進めることを求める声が聞かれました。
このうち70代の男性は「検察は現場検証すら行っておらず、被災者の気持を理解していない。これだけの大事故を起こして、刑事責任を追及される者が誰もいないというのは納得できず、早く責任の所在を明らかにしてほしい」と検察への不満を語りました。
また別の70代の男性は「当時の関係者だけに責任追及しても難しいと思う。原子力発電所の設置を許可した政治家など、過去にさかのぼって責任を追及する必要がある」と話していました。
一方で、60代の女性は「総理大臣が代わっても、国には事故の責任がある。事故から2年半がたっても仮設住宅での生活が続いている中で、責任の追及よりも生活再建をしっかりとやってもらいたい」と話していました。
浪江町の馬場有町長は「検察が判断することではあるが、事故の原因について、まだ明らかになっていないことがある中、検察は結論を出す前にまだ調べるべきことがあったのではないかと思う。検察審査会の場でしっかりと議論してほしい」と話していました。
東京電力福島第一原発が立地し、いまもすべての住民が避難生活を続けている、大熊町の渡辺利綱町長は「不起訴についてはコメントを差し控えるが、今後の動きを注視していきたい。ただ、町としては、原発事故のあとの対応の遅れなどが被害の拡大につながったと考えている」と話しています。
今後、刑事責任を問うかどうかの判断は検察審査会を構成する市民に委ねられることになります。
09月09日 21時55分

いわき試験操業向けリハーサル

2013-09-10 12:00:51 | 原子力関係
いわき試験操業向けリハーサルNHK

原発事故の影響で漁の自粛が続くなか、いわき市の沖では、地元の2つの漁協が、試験的な漁の実施に備えて、放射性物質の検査など、水揚げから出荷までの手順を確認するリハーサルを行いました。
リハーサルは、9日午前中、いわき市沖で試験的な底曳き網漁の実施を目指している2つの漁協が行いました。
そして放射性物質の検査のため底曳き漁船2隻がいわき市沖で取ったとった魚介類が小名浜港に水揚げされ、職員らが魚介類を大きさごとに選別したり、重さを量ったりしました。
試験的な漁は、これまでの県の検査で放射性物質の影響を受けにくいことがわかっている一部の魚介類に対象を限定していて、9日は、いわき市特産のメヒカリのほかケガニやタコなど6種類、あわせて800キロあまりが水揚げされ、出荷前に行う放射性物質検査も本番を同じように行われました。
当初、9月初めの開始を計画していたいわき市沖の試験的な漁は、福島第一原発の汚染水問題を受けていったん延期され、漁業者たちは早期の開始を目指しています。小名浜機船底曳網漁協の柳内孝之理事は「放射性物質検査などこれまでと勝手が違うので問題点がないかチェックしたい。消費者の不安感を取り除けるよう進めたい」と話しました。
09月09日 21時55分

中間貯蔵推進本部が本格始動

2013-09-10 11:59:49 | 原子力関係
中間貯蔵推進本部が本格始動NHK

原発事故に伴う除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設の建設に向け、国が地元住民や自治体との調整をおこなう現地推進本部の事務局の初めての会議が9日、福島市で開かれました。
福島県内に建設される予定の中間貯蔵施設について、国は再来年1月からの搬入開始を目指して、今後、用地の取得や建設工事を本格化させる方針です。
これに伴い国が今月4日に設置した現地推進本部の事務局の初めての会議が9日、福島市で開かれました。
会議には、事務局のトップを務める福島復興再生総局の峰久幸義事務局長をはじめ、復興庁や環境省の幹部が出席し、会議の冒頭に、峰久事務局長が「住民から信頼を得るため、真しに丁寧に、スピード感を持って対応することが大事だ」とあいさつしました。
そして大熊町と楢葉町で行われている地質などの調査や、双葉町の住民を対象にした説明会の進ちょく状況などについて説明されました。
事務局では今後、建設する場所や具体的な施設の設備内容、それに建設する土地の所有者に対する補償内容などについて、できるだけ早く地元に提示したいとしています。
事務局には専従の職員はおらず、全員が復興庁や環境省などでの業務との兼務となりますが、事務局では週に一度ほど会議を開き、情報共有を図るとしています。
09月10日 09時57分

東電が安倍首相の「完全にブロック」発言を事実上否定

2013-09-10 04:58:30 | 原子力関係
報道:東電が安倍首相の「完全にブロック」発言を事実上否定NEBADAブログ
早くも、東電が安倍総理発言を否定した発言を行ったと毎日新聞は大きく報じています。

以下の通りです。

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<東電>汚染水、首相の「完全にブロック」発言を事実上否定

福島第1原発の汚染水問題をめぐり、安倍晋三首相が五輪招致のプレゼンテーションで「完全にブロックされている」「コントロール下にある」と発言したことについて、東京電力は9日の記者会見で、「一日も早く安定させたい」と述べ、首相発言を事実上否定した。

政府に真意を照会しているといい、政府と東電の認識の違いが出たと言えそうだ。

防波堤に囲まれた港湾内(0.3平方キロ)には、汚染水が海側に流出するのを防ぐための海側遮水壁が建設されているほか、湾内に広がるのを防ぐために「シルトフェンス」という水中カーテンが設置されている。

東電によると、フェンス内の海水からは、これまでに最大でストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1100ベクレル、トリチウム(三重水素)が同4700ベクレル検出されている。
東電は「フェンス外の放射性物質濃度は内部に比べ最大5分の1までに抑えられている」と説明したが、フェンスは水の出入りまで遮断できない。
また、フェンス内と港湾内、外海の海水が1日に50%ずつ入れ替わっていることが知られており、トリチウムは水と似た性質を持つため通過する。

現在、外海とつながる港湾口や沖合3キロの海水の放射性物質濃度は検出できないほど低いが、専門家は「海水で薄まって拡散しているため」とみる。

また、汚染水は1日400トンの地下水が壊れた原子炉建屋に流れ込み、溶けた核燃料に接触して増え続けている。

水あめ状の薬剤「水ガラス」で壁のように土壌を固める改良工事を実施したが、壁の上を越えて海洋流出している事態も収束していない。

地上タンクから漏れた汚染水約300トンの一部は、海に直接つながる排水溝に到達したとみられ、東電は港湾外に流出した可能性を否定していない。

「何をコントロールというかは難しいが、技術的に『完全にブロック』とは言えないのは確かだ」(経済産業省幹部)との声も出ている。

一方、安倍首相は「食品や水からの被ばく量は、どの地域も基準(年間1ミリシーベルト)の100分の1」と述べ、健康には問題がないと語った。

この発言は、全国12地域で流通する食品などに含まれる放射性セシウムによる年間被ばく線量は最大0.009ミリシーベルトに基づくが、木村真三・独協医大准教授(放射線衛生学)は「福島県二本松市でも、家庭菜園の野菜などを食べて、セシウムによる内部被ばくをしている市民は3%を超える。
医学的に影響が出ているか否か、現状では判断できない」と指摘する。

来月までに汚染水移送計画=東電に要請―政府の現地会議

2013-09-10 04:22:58 | 原子力関係
来月までに汚染水移送計画=東電に要請―政府の現地会議
2013年9月9日(月)20:01時事
 政府は9日、福島県楢葉町の東京電力福島復興本社で、福島第1原発の放射能汚染水対策に関する現地調整会議の初会合を開いた。会合では東電に対し、大量の漏出が発覚したのと同型のタンク300基に貯蔵した汚染水を、強固な構造のタンクに移す計画を策定し、10月に開く次回会合で報告するよう求めた。

 また、漏れた汚染水がタンク近くの側溝から海に流出した疑いがあることを踏まえ、側溝にふたをすることを決定。漏出に備えてタンク周辺に設けた高さ30センチのせきのかさ上げなども決めた。

汚染水タンク周囲の堰かさ上げへ…現地調整会議

2013-09-10 04:20:56 | 原子力関係

汚染水タンク周囲の堰かさ上げへ…現地調整会議
2013年9月9日(月)20:26読売
 東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題で、政府が設置した「汚染水対策現地調整会議」の初会合が9日、福島県楢葉町のJヴィレッジで開かれた。

 初会合では、タンクから漏れた汚染水が、排水路を通じて海に流出しないように、排水路にフタを付けることや、タンクの周囲にある 堰
せき
をかさ上げすることなどが決まった。

 これらの工事は東電が行う。次回の会議までに、具体的なスケジュールなどを詰める。会議は今後、月1回のペースで開催し、現場レベルで迅速に対策を講じられるようにする。

 会議の議長を務める赤羽一嘉経済産業副大臣は9日、「私たちは『(汚染水問題は)コントロールされている』という(国際オリンピック委員会総会での)安倍首相の発言を重く受け止め、そのことを果たす責任がある」と語った。