大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

汚染水公約、福島の漁協「首相発言通り実行を」

2013-09-15 19:31:17 | 原子力関係
汚染水公約、福島の漁協「首相発言通り実行を」より転載

2013年9月9日(月)14:08
 IOC総会で、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題について、安倍首相が安全を保障したことに関して、地元福島県では確実に実行してほしいとの期待の声が上がった。

 試験操業を中断中の相馬双葉漁業協同組合の佐藤弘行組合長(57)(福島県相馬市)は「発言は歓迎するが、本当に実行してくれるのか」と心配する。ただ、「発言の通りにやってくれれば、操業再開の追い風だ。早急に発言した通りの対策を実行してもらいたい」と強調した。

 農産物への風評被害を払拭しようと、特産品のPRに奮闘するJA伊達みらい職員井浦弘晃さん(45)は「今はまだ、『安全性』をPRするしかないが、7年後には、日本の選手とともに、伊達の農産物も、世界の舞台で戦ってほしい」と願う。

 佐藤雄平知事は「安倍総理は『政府が完全に責任を果たす』と国際公約した。約束をしっかり守っていただきたい」と注文を付けた。

民主「汚染水」で攻勢…首相追及の材料に

2013-09-15 18:40:59 | 原子力関係
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水漏れ問題を巡り、民主党が安倍政権への批判を強めている。

 13日に福島県郡山市で開いた党の対策本部(本部長・大畠幹事長)会合では、安倍首相が7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で「状況はコントロールされている」と発言したことへの疑問の声が相次いだ。国会の閉会中審査や、10月15日召集予定の臨時国会で、首相を追及する構えだ。

 民主党は8月22日に対策本部を設置、4回目の今回の会合には大畠氏、増子輝彦副代表のほか、県内の自治体や東電、政府の担当者が出席した。首相の発言について、増子氏は「県民、国民に安心感を与えられるのか」と再三、明快な説明を要求。東電の山下和彦フェローが「コントロールできていない」と答え、経済産業省資源エネルギー庁の中西宏典審議官も「今後はしっかりコントロールできるようにやる」と答えたことで、同党は国会での追及の弾みになると見ている。

 政府と東電は早速、汚染水の港湾外への影響はコントロールできているとの趣旨で、首相と東電の認識は同じだとの説明に追われた。

(2013年9月14日10時10分 読売新聞)

【社説】「福島の除染計画 「1ミリ・シーベルト」への拘りを捨てた

2013-09-15 18:30:12 | 原子力関係
【社説】「福島の除染計画 「1ミリ・シーベルト」への拘りを捨てた2013/09/20(読売新聞)より転載


【社説】「福島の除染計画 「1ミリ・シーベルト」への拘りを捨てたい」(9月12日付・読売社説)2013/09/12(毎日新聞)

2013年09月12日 02時32分(最終更新 02時32分)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130911-OYT1T01412.htm

<引用開始→

 避難生活が続く住民の帰還を見据え、効率的な除染を迅速に進めてもらいたい。

 東京電力福島第一原子力発電所周辺の除染が思うように進まず、環境省が計画の見直しを発表した。

 環境省直轄で除染を実施している11市町村のうち、7市町村で当初予定の来年3月末までに作業を終えるめどが立たないためだ。年内にも市町村ごとに新たな計画を策定するという。

 除染対象の土地所有者が各地に避難し、同意の取り付けが難航している。はぎ取った表土などを保管する仮置き場の設置に対し、住民の理解が得られない。仮置き場の汚染土を集約して保管する中間貯蔵施設の建設も見通せない。

 こうした現状を考えれば、計画見直しはやむを得ない面がある。環境省は住民に粘り強く説明し、協力を得ていかねばならない。

 除染の効率化も欠かせない。表土の削り取りや路面洗浄などの作業に最新機材を投入し、スピードアップを図る必要がある。

 今回の計画見直しで、環境省は森林除染の対象を広げた。除染拡大を求める住民の声を受けたものだ。だが、早期帰還のためには、森林の除染は極力、住民の生活圏周辺に限定すべきだ。

 大規模に森林除染を行えば、終了時期が見通せず、除染費用は際限なく膨らむ。大量の汚染土の置き場を確保するのも困難だ。草木を広範囲に取り除けば、土砂災害を引き起こす危険もある。

 一方、11市町村のうち、田村市では、除染が完了した。楢葉町、大熊町、川内村では今年度内に作業を終える見通しだ。今後は、住民の生活再建を視野に入れたインフラ整備なども進めていくことが求められる。

 政府は、住民帰還の目安となる年間被曝ひばく線量を「20ミリ・シーベルト以下」としている。国際放射線防護委員会の提言に沿った数値だ。

 その上で、長期的には「年間1ミリ・シーベルト以下」に下げる方針だ。

 しかし、住民の中には、直ちに1ミリ・シーベルト以下にするよう拘こだわる声が依然、少なくない。

 人間は宇宙や大地から放射線を浴びて生活している。病院のCT検査では、1回の被曝線量が約8ミリ・シーベルトになることがある。

 専門家は、広島と長崎の被爆者に対する追跡調査の結果、積算線量が100ミリ・シーベルト以下の被曝では、がんとの因果関係は認められていないと指摘する。

 政府は、放射能の正しい情報を周知していくことが大切だ。

(2013年9月12日01時31分 読売新聞)

地下水、13万ベクレルのトリチウム…福島第一

2013-09-15 17:40:34 | 原子力関係
 福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから汚染水300トンが漏えいした問題で、東京電力は13日、タンクの約20メートル北にある井戸で12日に採取した地下水から、放射性物質のトリチウムが1リットルあたり13万ベクレル検出されたと発表した。

 この井戸では、11日の採取でも同9万7000ベクレルのトリチウムが検出され、国の放出基準(同6万ベクレル)を上回っていた。

(2013年9月13日23時10分 読売新聞)

「逃げられる人たちは助ける側に回ってあげてほしい」 野呂美加さん

2013-09-15 17:29:19 | 原子力関係
「逃げられる人たちは助ける側に回ってあげてほしい」 野呂美加さんより転載

「福島にこの間行って来たんですけれども、もうみんな疲れた。

放射能のことを考えることも嫌だと、汚染地域に残っている方がですね。

やっぱり、もう出て行く人はもうみんな出ています。

いや、本当にですね、聞いていて、本当に辛かったです。

やっぱり福島というところは、すごい、地縁、血縁それから伝統文化の物凄くあるところなんですね。

先程もあのキュリーとかそういう話をしたんですけれども、15キュリーから45キュリー、最終的には廃村になったというところでですね、恐らくこの辺りは、旧ソ連の科学者・人は入らなかった?だろうというくらい高いですね。

福島市と郡山市に入っても、1マイクロシーベルト、2マイクロシーベルト、あるいは8マイクロシーベルト平気で出る。

やっぱりその、すぐに影響が出てこなかったので、逃げ遅れた感じがしますね。

で、今頃になってきて、やっぱり寒くなってくると、抵抗力落ちますよね。

そうするとみんなに症状が現れてきて、苦しいと。

だけど、精神的にこれを放射能のせいだと認めたくない。

認めたら、もうそこから、そこにいられなくなってしまうからですね。

逃げられる人と逃げられない人、いろいろあるので、まず、もうこっちの安全なところに身を移せた方も含めてですね、そういう方たちは助ける側に回ってあげてほしい。」

木下黄太のブログ
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/050dccb24887930fdaa560a0c391eaaf

汚染水どう世界に伝えるか…東電会議で米専門家

2013-09-15 16:40:00 | 原子力関係
 東京電力福島第一原子力発電所の汚染水漏れ問題で、米専門家が13日、東電の「汚染水・タンク対策本部」(本部長・広瀬直己社長)の会議に出席し、今後の取り組みなどについて助言した。

 会議に出席したのは、1979年に起きた米スリーマイル島の原発事故の後、廃炉作業を指揮した米原子力規制委員会の元職員レイク・バレット氏(67)。東電が8月下旬に設置した同対策本部の社外専門家として、助言や指導を行っている。

 バレット氏は、前日に福島第一原発を視察したことに触れ、「大量の汚染水があるにもかかわらず、きちんと封じ込めている。住民の健康や環境に影響はない」と語った。

 しかし、同原発の敷地内にたまった汚染水は、現在約43万トン。原子炉建屋への地下水の流入により、1日平均400トンずつ増えている。バレット氏は、「技術的に水にどう対処するのか、そのことをどう世界に伝えていくかということを考えてほしい」と述べた。

(2013年9月13日11時39分 読売新聞)

福島県民に見せ感想聞く 「とくダネ!」放送に不快感示す視聴者も

2013-09-15 16:27:26 | 原子力関係
「放射能汚染五輪」風刺画、福島県民に見せ感想聞く 「とくダネ!」放送に不快感示す視聴者もより転載

フランスの著名紙に掲載された東京五輪と原発事故を関連づけた風刺画が、日本でも紹介され波紋をひろげているが、2013年9月13日放送の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)でもこのニュースが取り上げられた。
放送を見た視聴者からは怒りの声が多く上がった。それは絵に対してではなく放送内容に対してだった。
何が書いてあるか丁寧に解説したボードを見せる
フランスの最古の週刊紙の1つ「カナール・アンシェネ」13年9月11日付の記事で、「手が3本ある人物と足が3本ある人物とが土俵上で向かい合い、レポーターが『福島のおかげで相撲が五輪種目になった!』と言っている」「放射線マーク入りの防護服姿の人物2人が線量計を持ってプールサイドに立ち、『五輪の水泳プールはすでに福島にできている』と書かれている」という2枚の風刺画が掲載された。
これをとくダネ!が紹介したが、司会の小倉智昭さんは「非常に日本人にとっては嫌な、おぞましい絵」と不快感をあらわにした。「もしも福島の人がこのマンガを見たら、どんな風に思うでしょうか」と言うと、福島県で通行人に風刺画の感想を聞く映像に切り替わった。
レポーターから、問題の風刺画と、何が書いてあるかを丁寧に解説したボードを見せられた福島県民は「へぇー…ちょっと考えられないね」「こういうのを描いて誤解されて、またもっと悪く思われたりするのがちょっと…もう悲しいしか言えないですね」と肩を落としていた。
「これ見たら被災者は傷つきますよ!」小倉憤る
菅義偉官房長官は13年9月12日、「このような風刺画は東日本大震災で被災した方々の気持ちを傷つけ、福島第1原発における汚染水問題について誤った印象を与える不適切な報道であって、大変遺憾」とし、カナール・アンシェネ紙に対して抗議を行った。しかし同紙の編集長は「被災地の人を傷つける意図はなかった」として、謝罪のつもりはないと話している。
このことについても小倉さんは、「被災者を傷つける意図はなかったと言われても、これ見たら被災者は傷つきますよ!」と憤っていた。
風刺画を批判的に見た内容だったが、怒りを覚えた視聴者もいたようだ。
「もし見たらどうなるか?って見せなければ見ないわけだが・・・・」
「インタビューとってるフジも同罪だろ」
「風刺画を福島にもってって被災地の人たちにみせて『この絵をみてどう思いますか』って質問する日本人もなかなかえげつないよね」
「フランスの風刺画なんて、日本にいるだけなら見る機会も少ない。それをわざわざ放送して、しかも反応を撮るためにわざわざ福島の人に絵を見せてインタビューして、あんたらも相当おかしい事してると思うよ。胸くそ悪い」
など、ネット上では「わざわざ見せに行くなよ」という書き込みが相次いだ。

汚染水コントロールできていない…東電フェロー

2013-09-15 15:39:17 | 原子力関係
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水漏れ問題を巡り、東電の山下和彦フェローは13日、「今の状態はコントロールできていないと我々は考えている」と述べた。

 「予想されるリスクを評価しながらコントロールしている。ただ、想定を超えてしまうことが起きていることは事実」とも語った。民主党の福島第一原発対策本部が福島県郡山市で開いた会議で発言した。

 7日のブエノスアイレスでの国際オリンピック委員会(IOC)総会で、安倍首相は「状況はコントロールされている」と述べている。これについて、東電の尾野昌之・原子力立地本部長代理は、東電側の発言は汚染水の港湾への流入や貯水タンク漏えいに対する認識で、首相発言は影響が港湾内にとどまっているとの趣旨だとして、「東電も同じ認識」と強調。菅官房長官は記者会見で「抜本的な(対策の)改革を国が前に出て行うと決めた。その全体の中で、首相の発言につながった」と説明した。

(2013年9月13日21時24分 読売新聞)

安倍政権の巨大矛盾解消第一歩は東電の法的整理

2013-09-15 14:38:20 | 原子力関係
安倍政権の巨大矛盾解消第一歩は東電の法的整理より転載

安倍晋三氏は福島原発の放射能事故が完全に管理下にあると宣言したが、これを肯定する者は、少なくとも現実を知っている者のなかには一人もいない。

“under control”とは、事態が制御されていることを指す。

放射能汚染水が地下水や海洋に流出しているのは、事態が制御されていないから生じているもので、定義の上で、福島原発の放射能事故は“under control”の状態にはない。

しかし、安倍氏はオリンピックを招致するために、このような虚偽を宣言してしまった。

この事実が安倍政権の命運を左右する問題になると思われる。

安倍氏が福島原発放射能事故は“under control”の状態にあると宣言したことは、福島の現実とは異なっている。

ここに「矛盾」がある。

ものごとが崩壊する原因は、常に「矛盾」である。

例えば、株価のバブルが崩壊すること。

これは、現実の株価と、企業の真実の価値との間に「矛盾」が広がる際に生じる。

「矛盾」を生み出すこと、「矛盾」を創り出すことが、ものごとの崩壊を導くのである。


オリンピックという新たな目標が生まれて、上昇する「気」の流れを生み出すことは悪いことではない。

「陰の気」が支配し続けてきた日本に、「陽の気」を創り出すことは良いことである。

しかし、オリンピックを実現すればそれだけで良いのかと言えば、むろんそうではない。

日本の国はいま重要な分岐点に差し掛かっている。

米国流の弱肉強食社会に完全に移行してしまうのか。それとも、助け合い、分かち合い、支え合いの文化、哲学、価値観を取り戻すのか。

2001年に発足した小泉政権が、日本の方向を変えた。

「助け合う社会・分かち合う社会」から「叩き合う社会・奪い合う社会」に基本方向を大転換させた。

鳩山由紀夫政権が誕生した背景には、小泉政権が推進した弱肉強食社会創設の政策路線への反省、見直しの気運があった。

日本の針路は、いったん大幅に修正される方向に進み始めた。

ところが、日本の弱肉強食化、日本収奪の目論見を持つ米官業トライアングルが、この流れを再転覆させた。

彼らは目的のためには手段を選ばぬ暴虐の限りを尽くした。

その結果として、まず、民主党内のクーデター政権である菅直人政権と野田佳彦政権が樹立され、そのうえで、昨年12月に第二次安倍晋三政権が樹立されたのである。


私の考えは、「オリンピックの前にやるべきことがある」というものだ。

いま安倍政権が推進していることは、社会保障制度の破壊である。

消費税増税は社会保障制度を拡充するためのものと説明されているが、現実はまったく違う。

庶民増税を強行するが、同時に社会保障も切り刻むのである。

増大する税収は、官僚利権と政治利権のために使われるのである。

このような政策の流れでオリンピックを招致しても、それは、ごく限られた人々の利権のためのものにしかならない。

オリンピックを実施するなら、特定少数の利益のためのオリンピックではなく、すべての国民のためのものにしなければならない。

オリンピックと同時にパラリンピックが開催されることの意味を見つめ直すべきである。


さて、「矛盾」の話に戻るが、最大の矛盾は、政府の東電への対応にある。

「原賠法」は放射能事故発生時の損害賠償責任を事業者に課している。

原発事故の損害賠償責任を負うのは東電である。

ところが、東電には損害賠償能力がない。

したがって、まずは法律の規定に沿って、東電に最大の責任を果たさせ、そのうえで、不足する部分の政府が責任を持って対処することが必要だ。

つまり、東電を破綻処理して、責任ある当事者の適正な責任を問い、そのうえで、国が責任をもって事後処理にあたるべきなのである。

ところが、いまだに東電の法的整理が行われていない。

東電の経営責任、株主責任、債権者責任が問われぬまま、巨大な血税負担が注がれようとしているのである。

これ以上の「矛盾」は存在しないと言ってよいだろう。

安倍氏は汚染水対策に国費を投入する方針を発表したが、国費を投入するなら、その前に、経営責任、株主責任、債権者責任を問うのは当たり前のことだ。

当たり前のことを当たり前に実行できない政権に大きな仕事を遂行できるわけがない。

そして、もうひとつの重大事態は、東電と国の刑事責任が適正に処理されていないことだ。

宮崎駿が描いた原発メルトダウン後の世界 - On Your Mark

2013-09-15 13:53:43 | 原子力関係
宮崎駿が描いた原発メルトダウン後の世界 - On Your Markより転載


チェルノブイリの住人は被曝していると言われても、他に知っている土地はないし、その場で暮らし続けて、この芋は汚染されてるんだよって、笑いながらそれを食べるという生活をしていた。あれが我々の未来図」
これは、ずいぶん前に、宮崎駿が言っていたこと。
現在の日本と近いんじゃないでしょうか。
原発事故による、避難区域の総面積は、約3000平方kmだそうです。神奈川よりも広い空間が、この先20年から30年住めなくなることは確実で、日本の国土の1%近くが失われたことになります。



宮崎駿といえば、風の谷のナウシカで環境汚染について問題提起してきましたが、もうひとつ、汚染された地球を舞台にした作品が、チャゲ&飛鳥のPVとして作られた「On Your Mark」です。
この作品について、15年ほど前にアニメージュに掲載されたインタビュー記事があるのですが、いま読むと、まるで現在の状況が来ることを想定して言っているようです。
悲観的な人の予想が当たってしまうなんて、皮肉なことです。




歌詞をわざと曲解して作りました。

――「警官」と「天使」なんて、まるで押井守さんの作品のようですね。

宮崎:
押井さんが天使が生まれるの、生まれないのとか、もったいぶってやっているから、さっさと出しちゃった(笑)。
といっても、天使だとは言っていないし、鳥の人かもしれない。それはどうでもいいんです。

――6分40秒の中に、映画1本分の内容が詰っていると感じました。

宮崎:
暗号のようなものは、いっぱい入れてあるけれども。音楽映画だから、見た人の感じたように受け取ってもらってかまわないんです。

――冒頭の、のどかな田園風景の中に建つ奇怪な建物は何ですか。

宮崎:
どう解釈してもらってもかまいませんが。その直後に出てくる放射能注意のマークのついたトラックを見て、何となくわかってもらえればいいと思うんです。地上には放射能があふれていて、もう人間が住めなくなっている。でも緑はあふれていて、ちょうどチェルノブイリの周囲がそうだったようにね。自然のサンクチュアリ(聖地)と、化している。で、人間は地下に都市を作って住んでいる。実際はそんな風には住めなくて、地上で病気になりながら住むことになると思いますが。

――このアニメは「On Your Mark」の音楽映画作品として作られていますね。

宮崎:
「位置について」という意味のタイトルだけれど、その内容をわざと曲解して作っています。いわゆる世紀末の後の話。放射能があふれ、病気が蔓延した世界。実際、そういう時代が来るんじゃないかと、僕は思っていますが。そこで生きるとはどう言うことかを考えながら、作りました。
きっとそういう時代は、ものすごくアナーキーになっていく一方で、体制批判というようなことについて、ものすごく保守化しているんじゃないか。それはまだ失うものがあると思っているから。何にもなくなると、ただのアナーキーになっていって、のたれ死にが始まるんです。そういうものを紛らわしてくれるのは、「ドラッグ」や「プロスポーツ」や「宗教」でしょう? それが蔓延していく。そういう時代に、言いたいことを体制から隠すために、隠語にして表現した曲と考えてみた。ちょっと悪意に満ちた映画なんです(笑)。

――例えば「いつも走り出せば、流行の風邪にやられた」という歌詞の、「流行の風邪」というのは、放射能や病気に覆われた世界のことでしょうか?

宮崎:
(肯定も否定もせず)地球全体の歴史から見れば、人間の問題なんて流行の風邪みたいなものですからね。

――……二人の警官が救い出す天使は、混沌とした世界の一筋の希望のようにも見えます。「僕らがそれでも止めないのは……」という歌詞の通り、天使を救出するシーンが何度も繰り返されていますが。何度かの失敗の後、混沌とした世界から、一筋の救いのように彼女は青空に飛び立つ。でも、警官たちは地上に取り残されて……。

宮崎:
彼女が救世主だったり、救出を通して彼女と心の交流があったというわけではないんです。ただ、状況に全面降伏しないで、自分の希望、ここだけは誰にも触らせないぞというものを持っているとしたら、それを手放さなければならないのなら、誰の手にも届かないところに放してしまおうという。そういうことですよ。放した瞬間に、心の交流がちらっとあったかもしれないけれども。それでいい、それだけでいいんです。……きっとまた彼らは警官の仕事に戻るんです。戻れるかどうか知らないけれど(笑)。

――戻る世界は、また「流行の風邪」の世界。

宮崎:
結局、いつもそこから始まるしかない。メチャクチャな時代にも、いいことや、ドキドキすることはちゃんとある。ナウシカの「我々は血を吐きながら、繰り返し繰り返し、その朝を越えて飛ぶ鳥だ」です。

On Your Mark - PV

東京オリンピックは今すぐ辞退すべきだ。

2013-09-15 13:36:06 | 原子力関係
東京オリンピックは今すぐ辞退すべきだ。より転載



「菅官房長官は12日の記者会見で、仏週刊紙カナール・アンシェネの風刺画について、「東日本大震災で被災した方々の気持ちを傷つけ、福島第一原発での汚染水問題に誤った印象を与える不適切な報道で、大変遺憾だ」と批判した。」



「汚染水問題に誤った印象・・」ってあんた・・。




「東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏れた問題で、東電は12日、タンク付近の観測用井戸で採取した水から、これまでで最高の1リットル当たり9万7000ベクレルのトリチウム(三重水素)を検出したと発表した。」



実は、汚染水の原因は、地上タンクからの漏れというよりも、高熱のウラン燃料が地面を溶かし地下水と接触したのではないのか、と私は思うのだ。だから、大量の汚染水が続々発生してくる。地下水は相当放射能で汚染されているのではないか。つまり、福島の地下水は軒並み高濃度の放射能で汚染されてしまっていることになる。当然ながら、それらはすべて海洋に大量に流れ出ているものと考えられるし、福島の上水道も農産物もすべて汚染されてしまっているんだろう。福島ではもはや人間が住める環境は完全に失われているんではないかと私は思う。実際に、チェルノブイリの事例を見るに、放射能の影響の受けた住民は4年から5年の時間を経過後、急速に放射能の影響と考えられる疾病が大量に発生しているのだ。福島の原発事故はチェルノブイリと比較にならない規模であって、しかも、政府は事態を常に過小に見積もり、報道を続けさせ、周辺住民は大量に被曝したものと思われる。この悪影響規模は、恐らく、チェルノブイリ規模ではないだろう。数年先にはとてつもない大事件になってしまうハズなのだ。



「私が安全を保証します。状況はコントロールされています」。

「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」。

「福島近海でのモニタリング数値は、最大でもWHO(世界保健機関)の飲料水の水質ガイドラインの500分の1だ」。

「健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」。 



はあ?大丈夫か。そんな誰でもわかる嘘っぱち言ってしまって・・。「私が安全を保証します。」ってどうやって?
天文学的な損害賠償も被曝者の健康被害に対する補償もすべて安倍晋三が補償するんでしょうか。

実際に、数年先に福島や関東周辺で大量に放射能に汚染された住民の健康被害が発生した場合、世界中で大問題になる可能性がある。福島原発事故を収拾するどころが、公開すべき情報をすべて隠蔽し、ウソ情報を公開することで、世界中から超天文学的賠償金を求められ、国家破綻してしまう可能性がある。東京オリンピックなんて危ない橋を渡るな。リスクが大きすぎる。国民はその負担に耐えることができない。今すぐに辞退するべきだ。


もう、何が起こっても、知ーらない。