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沖縄のことあれこれ。

ホテルから音楽発信 りんけんバンドの照屋氏 沖縄・北谷に建設へ

2017-03-30 10:04:54 | ニュース

「リンケンズホテル」の外観イメージ図 (アジマァ提供)

りんけんバンドなど沖縄音楽エンターテインメント事業を運営・管理するアジマァ(沖縄県北谷町、照屋林賢社長)は、宿泊と音楽施設を備えた「リンケンズホテル」を北谷町美浜に2017年中に整備し、運営する。ホテルの敷地内にライブハウスやレコーディングスタジオ、沖縄料理レストランなどを併設し、国内外からの音楽家の利用を目指す。

ライブハウス「カラハーイ(Kalahaai)」を建て替え、宿泊一体型として新設する。ライブハウスなどは11月にオープンし、ホテルは12月に開業予定。同社がホテルを経営するのは初めて。

「リンケンズホテル」は地上3階建てで、延べ床面積は1980平方メートル。客室は計24室で、ファミリー層向けなど3タイプの部屋がある。客室単価は3万~6万円と想定している。

ライブハウスの「カラハーイ」では常設ステージを設置し、地元アーティストの「ティンクティンク」らが毎日出演して音楽で観光客らに沖縄を体験させる。今後、同施設を拠点に次世代の音楽家も育成する。

照屋社長は「ホテルのブランド化を図り、音楽を使ったまちづくりも促進していきたい」と述べた。

 

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しまくとぅば「使う」54% 沖縄県の「琉球語」調査、4ポイント減、目標達せず

2017-03-29 19:25:41 | ニュース

沖縄県は27日に開いた「しまくとぅば普及推進専門部会」で、しまくとぅば(琉球諸語)に関する2016年度の県民意識調査の結果を発表した。しまくとぅばの使用頻度について「主に使う」「共通語と同じくらい使う」「あいさつ程度」の合計は前回(13年度)の58%より3・9ポイント減の54・1%だった。県は22年度に三つの合計を88%にすることを目指しており、16年度の目標値は61%だったが、達成できなかった。

結果について県文化振興課は「非常に残念だ。(話せないが)聞くことはできる世代の話す機会を増やす施策を重点的にやっていきたい」としている。

理解度については「よく分かる」が前回比6・1ポイント減の18・1%だった。「ある程度分かる」は1・5ポイント増の45・7%。「あまり分からない」「全く分からない」の合計は4・5ポイント増の35・6%だった。

しまくとぅばへの愛着については「親しみを持っている」が前回比4・0ポイント減の40・6%で、全世代で減少した。「どちらかと言えば親しみを持っている」は2・1ポイント増の37・8%。「どちらかと言えば親しみを持っていない」「親しみが持てない」の合計は3・4ポイント増の15・4%だった。

「生活でしまくとぅばは必要か」という質問では「非常に必要」が前回比2・4ポイント減の16・8%、「ある程度必要」が0・6ポイント増の60・1%だった。「あまり必要でない」「まったく必要でない」の合計は2・2ポイント増の22・7%だった。

調査は1~2月に行い、2630人から回答を得た。県は17年度から毎年調査を行う考え。

17年度のしまくとぅば普及継承事業費は前年度比約5千万円増の約1億4588万円。17年度内に普及を担う人材の育成、派遣などを担うしまくとぅば普及センター(仮称)を設置する。

 

 

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島の黒麹で食品開発 石垣市と5社「醸し堂」ブランドで

2017-03-28 05:21:43 | ニュース

専門家らの支援を受け、黒麹(こうじ)など地元産食材で発酵食品の開発事業を進めてきた石垣市と地元事業者5社は27日、新たな発酵調味料6品を発表した。商品は石垣島の米で生産した黒麹を主原料にした食品などで、石垣市は自治体公認「島の発酵食 石垣醸(かも)し堂」のブランド名で新たな特産品として売り込む。うち2社は5月ごろ、それぞれ1品、3品を発売する予定だ。

 販売、提供する新商品は黒麹を使ったお酢風味の「ブラックビネガー」(150ミリリットル、税抜き800円)、黒麹と青パパイアなどを使ったペースト状の発酵調味料「黒麹まーさん」、ピパーチと唐辛子にそれぞれ黒麹を調合した「発酵ピパーチ」と「黒ぴりっ辛」、大豆でなくトマトを発酵させたしょうゆ「トマト醤油(しょうゆ)」の5品。原料は全て石垣島産を使用した。豚を素材に発酵させたしょうゆ「豚醤」は未完成だが、同時に紹介された。ビネガー以外の価格は今後決める。

 発酵学の権威で、事業化を取りまとめた発酵文化推進機構の小泉武夫理事長(東京農大名誉教授)は「今までにない商品。トマト醤油や豚醤は全国でも初。注目を浴びるだろう」と期待した。

 事業者は八重泉酒造(座喜味盛二社長)、与那国水産加工(東郷清龍社長)、農業生産法人石垣島胡椒園(嵩西洋子社長)、特定非営利活動法人しあわせさまさま(井手祥子代表理事)、飲食店の森の賢者(鈴木淳代表)。小泉理事長と発酵学が専門の金内誠宮城大准教授、東京の日本料理「日本橋ゆかり」3代目、野永喜三夫調理長がレシピを考案、技術提供して、各事業者が商品化に成功した。


レシピと技術提供を受け商品化に成功し、製品を発表する5事業者の代表ら=27日、石垣市役所

主原料の黒麹生産は八重泉酒造が請け負い、他社に提供する。発酵文化推進機構の監督の下で商品製造につなげる仕組み。しあわせさまさまと森の賢者は今後、利用者や来店者に提供する料理に商品を活用する。ほか3社は自社で製造、商品化して販路拡大を目指す。

小泉理事長は「発酵食品は12兆円市場だ。黒麹による発酵食品は機能性もある。売れる特産品として育てていきたい」と話した。

八重泉の座喜味社長は「島産の米を使ったメード・イン・イシガキの黒麹を使った商品であることをアピールしたい」と意気込みを語った。

 

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名護→読谷 タマン40キロ移動 成育場から産卵場へ、初確認

2017-03-25 18:42:49 | ニュース

名護市の屋我地島近海で3年前に識別番号(タグ)を付けて放ったタマン(ハマフエフキ)が、約40キロ離れた読谷沖で2月に確認されたことが22日までに分かった。タマンは従来、屋我地近海の藻場に幼魚が多く重要な成育場とみられていた。一方、読谷沖では産卵を控えた群れが多く漁獲され、近くに産卵場があると考えられていた。タマンが回遊しているかなどの生態はこれまで不明だった。今回の調査結果はタマンが成育場である屋我地沖から産卵場とみられる読谷沖へ移動したことを示す初の事例となる。

屋我地近海は西海岸最大規模の藻場が広がっており、羽地漁協、今帰仁漁協は2000年以降、タマン幼魚が多く捕れる一部海域を8~11月は全面禁漁にして資源回復に努めている。1989~99年に比べ00~15年の羽地、今帰仁両漁協のタマン漁獲量が1・4倍に上るなど保護策が成果を上げている。今回の研究は、保護の取り組みが西海岸のより広範囲で好影響を及ぼす可能性があることを示している。


 
 

移動生態調査は県水産海洋技術センターと羽地漁協、今帰仁漁協が共同で実施。タマン674個体を含む36種1302個体にタグを付けて放流した。このうち2013年11月にタグを付けたタマン(当時推定1歳)を羽地内海で放流したところ、今年2月に読谷村渡具知の大型定置網で捕獲された。

県水産海洋技術センターの太田格主任研究員は「屋我地島周辺の成育場の機能や、保護区の効果がより広範囲に及んでいることを示す結果だ。(屋我地島周辺が)タマンの成育場として一層重要であることが明らかになった」とした。羽地漁協の宮城辰史さんは「羽地内海のタマンが読谷まで行くことに、漁業者もびっくりしていた。他の魚種でも保護区を設けようという話も出ている」と話し、効果の広がりに期待した。

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琉球黒檀の伐採2

2017-03-25 12:56:09 | 三線

先日依頼を受けた琉球黒檀の伐採を実施した。

朝8時に集合し、9時10分には伐採し、分割が完了した。

伐採前↑

伐採中↑

分割し車に運び入れる

ご覧のとおり、樹齢50年経っても中身はほとんどこんな感じです。

みなさんの想像とはかけ離れているかと思いますが、これでも黒木なのです。

つまり沖縄本島の琉球黒檀で真っ黒な黒い三線の棹をつくるためには100年以上は必要かと思います。

 

50年も経った黒木ですが、この分割した黒檀2つで三線は3本~4本しかとれない感じです。

琉球黒檀の棹は希少ですが「黒い棹」のイメージははずした方がいいかも知れません。

さて、この分割した黒木を三線にしていきますが、早くて3年は見た方がいいでしょう。

3年後、またこのブログ見て下さい。(笑)

琉球黒檀の三線1本だけ完成品あります。

三線は沖縄三線.comで。

 

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