とあるスナックで
小林
小林
僕は以前から不思議に思っていたんですが、アメリカが、イラクに大量破壊兵器があるといって、イラクを攻撃した時に、後でアメリカは、(実はイラクには多量破壊兵器はなかったんだ)と、わざわざ、なぜ認めたんだろうと不思議に思っていたんです。イラクのどっかの洞窟に偽装して隠すこともできたんじゃないかと。
コーそうだね、戦争を始めるときは、いくつもの、作った理由をならべたわけだからね。その言葉をアメリカ人も、世界の人も信じた訳だからね。
小林そうなんです。それがアメリカのブッシュ大統領は、なかったと、認めたんですから。うそでも、いや絶対にあるはずだと、いいはるべきですよね。そこが不思議に思っていたんです。 でも、ジョン・コールマンのこの本を読んでみて、実は、<300人委員会>側は、ブッシュ大統領に(実はイラクには大量破壊兵器は始めからなかったんだ)と、わざと言わせたんじゃないかと、思ったんです。
コーほう、何のために?
小林アメリカ人の <愛国心> や <アイデンティティ> や <アメリカ人のこころ> を壊すために。一部の人の金儲けや、原油で儲けるためだけじゃなく、実はそのことが、一番の目的だったんじゃないかと思うんです。アメリカの右翼的な人や、国粋的な人や、軍人は結局、利用されたんじゃないかと、思うようになったんです。ブッシュ大統領も利用されたんですよ、 <300人委員会>に。この本を読むと、イギリスに誕生した <タヴィストック研究所>は、始めから、そういう人間の<こころを壊す>事を、作戦としてやってきた訳ですから。そしてそれらの作戦は、<新世界秩序>、<ニューワールドオーダー>を目指して、行われた訳ですから。