9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大なシステム> G・エドワード・グリフィン著 その16

2017年08月16日 | 日記
とあるスナックで
小林
この本の、<第三章 国民をを守るためという欺瞞>では、具体的にいろいろな事例をあげて、説明していますね。
そして P-87
最後の貸し手

だが最も重要な点は、この救済を可能にした金がーーー直接あるいは間接にーーーFRSによって作り出されたことだろう。銀行を倒産させればFDIC(連邦預金保険公社)が損害を負担しなければならず、資金は枯渇してほかの何千もの銀行の債務を保証する保険原資はなくなる。言い換えれば、コンチネンタル・イリノイが倒産すればそれだけでFDICは消えるのだ!コンチネンタル・イリノイが赤字であろうがなかろうが営業をつづけさせなければならない理由の一つはそこにあったし、だからこそFRSが救済に一役買わなければならなかった。それどころか、ジキル島でFRSが創設された目的はそれだったのである。

カルテルの損害をカバーするのに必要な金をひねり出すこと

それが目的だった。この仕掛けは、FRSが無からマネーをつくりだして「信用」や「流動性」の保証とともに銀行に注ぎ込まれなければ成り立たない。つまり銀行の債権が不良化したら、インフレという隠れた税金を通じてアメリカ国民からマネーを引き出す。これが「最後の貸し手」という言葉の意味だ。


コー
こうやって救済するのはいいことじゃないかと思う人がいるけど、じゃ中小の銀行や企業が同じように破綻しかかったときに、中央銀行が乗り出してまで救済するのかということだ。しないだろ。だいたい中央銀行が無からお金を作って救済していいのかということだ。 P-91
連邦準備銀行を廃止すべき第二の理由

この長い歴史を冷静に振り返ってみると、FRSを廃止すべき第二の理由に行き当たる。
国民の保護者どころか、FRSは国民の利益に反して運営されているカルテルなのだ。


小林
まさに、そうですね。 P-63

前章ではスポーツ試合にたとえて、金融のサイエンスを知るプロと政治のサイエンスを知るプロが連邦準備制度(FRS)というカルテルの仲間の商業銀行をどのように救済するかを説明した。


コー
そうなんだな。この<カルテルの仲間の商業銀行>、これがどこかということだ。そしてその下に多くの軍需産業の企業や食料の企業、エネルギー関連の企業が続々とできてしまったわけだ。カルテルの仲間として。

はじめはカルテルの会社も大きくはなかったかも知れない。でもなんかあったときに救済するのが<カルテルの仲間>を優先するのであれば、<カルテルの仲間>は、いつの間にか巨大な企業になる。

そして<カルテルの仲間の商業銀行>の金融のプロたちが行政の世界に入り込んで、<カルテルの仲間たち>のために、いろいろと協力しあっているんだろう。

だから著者は、このFRSは<カルテルの仲間>たちが、ほかの企業や会社や国民を食い殺すための重要な機関だと言っているんだと思う。


小林
そうですね、この本を読んでいくとそれがよくわかってきますね。

でも教科書では、全く反対に説明しているんですね。


コー
もう教科書はいいよ。事実はどうかだと思う。
コメント
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