9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム>G・エドワード・グリフィン著 その20

2017年08月22日 | 日記
とあるスナックで

小林
このところでは、いわゆる景気循環について書かれていますね。P-573

ローラーコースター

1920年から29年まで、三度の大きな景気循環があり、そのあいだにもっと小規模な循環が何度かあって、平均的なアメリカ人に混乱と破壊をもたらした。投資家にとってはたちまち忘却の彼方に去るローラーコースターだった。

上昇!
FRSは第一次世界大戦の戦費をまかなうためにマネーサプライを拡大した。結果として景気は過熱し、物価は上昇した。
下降!
1920年、FRSはインフレを冷やすために金利を引き上げた。景気は後退し、物価は下落した。一番打撃を受けたのが農民で、何百もの地方銀行が閉鎖された。
上昇!
1921年、FRSは景気対策とヨーロッパ政府援助のために金利を引き下げた。結果はインフレと債務の増加だった。
下降!
1923年、FRSはインフレにブレーキをかけるために金融引締めをおこなった。
上昇!
だが同時に割引窓口では低金利の景気刺激策がとられて、効果は相殺された。銀行は新たな準備金を借り入れて、マネーサプライを拡大した。
上昇!
1924年、FRSはとつぜん5億ドルの新たなマネーを創出した。一年もしないうちに、商業銀行はこれを8倍の420億ドルあまりにふくらませた。結果として起こった好景気は投資というより投機の様相を帯びた。株価は急騰した。
下降!
1926年、フロリダの土地ブームが崩壊し、経済は再び収縮しはじめた。
上昇!
1927年、イングランド銀行のモンタギュー・ノーマンが訪米し、ベンジャミン・ストロングと協議した。ノーマン訪米後まもなく、FRSは新たなマネーを注ぎ込み、景気は回復した。
下降!
1928年春、FRSは景気を減速させるために金融引き締めをおこなった。
上昇!
だが銀行は準備金を定期預金(顧客が一定期間待ってから引き出す預金)に転換した。定期預金のほうが要求払い預金よりも準備率は低くてすむので、銀行は以前より多額の貸し出しが可能になった。これがFRSの金融引き締めを相殺した。
上昇!
このころには英国政府は福祉国家維持のために以前の補助金を使い果たした。1928年春、国際市場で再びポンドが下落して、金はアメリカに還流し始めた。羽の生えそろった怪物FRSは再び、病む親であるイングランド銀行救済に乗り出した。FRSは多額の銀行引受手形を買い入れて金利を押し下げ、金の流入に歯止めをかけた。マネーサプライはとつぜん20億ドルも増加した。
下降!
8月、FRSは拡大政策を転換して、公開市場で財務証券を売却し、金利を引き上げた。マネーサプライはまた収縮した。


これが最終的なバブルだった。


コー
そうして、あの1929年の10月24日からの株価大暴落と世界的な大恐慌が始まったわけだ。

俺はこれは、意図的につくられたバブルと大恐慌だと思うね。

日本の1980年代から1990年代の株や土地のバブルとその崩壊も、つくられたものなんだな。

そしていま、どこにバブルを作ろうとしているんだろう。


小林
そして pー575

FRSを廃止すべき第六の理由

連邦準備制度に関する神話の一つは、経済の安定のためにFRSが必要だというものだ。だが、実際には反対の結果になっている。とくに大恐慌の前の時期には不安定さが鮮明に現れたが、因果関係はいまも同じである。マネーサプライをいじる権限を与えられているかぎり、彼らは需要と供給の自然法則をなんとか出し抜こうとする。だが、その意図がいかに高度でも純粋でも、こういう行動は自然の法則を乱す。この混乱を察知すると、彼らは逆方向にねじ曲げて対応しようとする。だが彼らが行動するより早くすでに新しい力が作用し始めているのに、その影響が表に現れるまでは、いくら知恵を絞っても察知できない。最善の判断のもとに行動しようとする無数の人々の集団的な決断と相互作用よりも「専門家」のほうが賢明に立ち回れる、勝てると考えるのは、専門家側の自己中心的な愚かさのきわみである。したがってFRSはその性質上、経済安定という任務には失敗する運命なのだ。これが、FRSを廃止すべき六番目の理由である。

FRSは経済を攪乱する。


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9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム> G・エドワード・グリフィン著 その19

2017年08月22日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本の第14章<金で買える最善の敵>のP-371
FRSを廃止すべき第五の理由

第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ヴェトナム戦争が、FRSを通じたマンドレーク・メカニズムによって遂行されたという事実を認めない歴史家はそう多くはないだろう。1694年のイングランド銀行創設以来のすべての戦争を振り返ってみると、不換紙幣さえなければ大半の戦争はあれほど苛烈ではなかった、それどころか起こってさえいなかったかもしれないと思われる。政府が直接的な徴税なしに資金を獲得できるから、現代の戦争は可能なのだし、中央銀行はそのための恰好の手段になっている。

戦時にはとにかく生き延びるために不換紙幣が必要だ、いや不可避だと主張することはできる。個人にしても政府にしても、ほかのことはさておいて直感的にそう感じる。それが妥当かどうかは哲学者に考えてもらおう。だが平時の不換紙幣にはそんな合理化は通用しないことは論をまたない。しかも政府と金融機関が不換紙幣を使って他の国に戦費を提供できることが、個人的な利益や政治的思惑その他、戦争という流血の惨事を正当化できるはずのない理由で他国の戦争に首を突っ込みたがる強烈な誘引になっている。

FRSはつねにそのような機能を果たしてきた。アメリカの潜在敵国の軍事力を構築するという現在の戦略から見て、戦争のない世界が来るとはかんがえられない。したがって、FRSが戦争を促進しているというのは決して過言ではない。

FRSに引導を渡すべきだという、これ以上に立派な理由があるのだろうか。

コー
上の文章で、<アメリカの潜在敵国の軍事力を構築するという現在の戦略から見て>、ここがわかるか、納得できるか、がすごく重要になると思うんだな。アメリカは表向きの敵を、裏では資金や技術を提供して育ててきたんだな。あるときはヒットラーに資金を提供し、あるときは共産中国に資金を提供し、あるときはソビエト連邦に資金や技術を提供し、そして現在は<ISIS>に資金を提供しているんだろう。そしておそらく北朝鮮に技術や資金を提供していると思う。FRSを形成している<銀行のカルテル>とその仲間たちによって。
それはどういうことか。アメリカという国の前にはいつも敵がいて、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ヴェトナム戦争、湾岸戦争、2001年9月11日からの、イラク戦争、そして<終わりなきテロとの戦い>という戦争、そしてまさしくこれからの<朝鮮半島>と、ずーと、ずーと戦争をしているということだ。

そう、アメリカは戦争をし続けているんだ、いやさせられているんだな、ずーとずーと。

小林
各国の国の債務が増えるように、増えるようにと大きく動かされてきたわけなんですね、<戦争>というものを作り出すことによって。


コー
だれが作り出しているか。それは、FRSを形成している銀行家とその仲間たちと著者は言っているんだ。かれらのアイデンティティは、いまあるアメリカ、イギリス、日本などの国にはないんだろう。
おそらく世界統一政府にあるんだと思う。そしてその世界統一政府に向かって、着実に着実に一歩一歩と進んでいるんだと思う。

その前段階として、世界を四つか五つの地域でまとめようとするんではないだろうか?
そのためにはなにが必要か。

そう、<戦争>が必要になるわけだ。

新しい秩序を作るためには、その前に今ある秩序を壊さなければならない。

そしてここが肝心なとこなんだが、その<戦争>を通して、世界の富が彼らに集まってくるということだ。

そしてまた次の<戦争>を作っていく。

この仕組み、このシステムの要にあるのが<連邦準備制度という壮大な詐欺システム>だと著者は言っているんだと思う。
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