とあるスナックで
小林
著者は、では一体どのように通貨制度を変えるべきだと言っているんでしょう。 P-676
8)、 アメリカ合衆国政府が保有する金と銀の総重量を確定し、真のドル(銀貨)に換算した価値を決定する。
9)、 流通している連邦準備券総額を確定し、金と銀の総重量を連邦準備券総額で割って、真のドルに換算した連邦準備券一枚あたりの価値を決定する。
10)、 決定された割合でドルと交換し、流通している連邦準備券を引き上げる。流通している連邦準備券を一枚残らず兌換するだけの金と銀があるはずだ。
11)、 同じ率で連邦準備券建ての契約をすべてドル建てに変更する。このなかには抵当契約も国債も含まれる。こうすれば債務の額は通貨と同時に同じ割合で書き換えられる。
12)、 銀証券を発行する。財務省が連邦準備券をドルと交換する際に、受け取り手は貨幣にするか、100パーセント裏づけのある銀証券にするのかを選択する。 これらの銀証券は新しい紙幣になる。
13)、 連邦準備制度を廃止する。 FRSは中央銀行として機能しないのなら、小切手交換所として残すこともできる。小切手交換所は必要だろうし、現在FRSの所有者である銀行は引き続きこの業務を果たすことが認められる。しかし、もう税によって経営を補助せず、競争させなければならない。現在、連邦議会が認可している連邦準備制度は廃止しなければならない。
コー
ようするに、(不換紙幣)はやめようといっているんだろう。金か銀の100パーセント裏付けのある(お金)を使おうという事か。 そして P-676
14)、 自由銀行制度を導入する。銀行の規制を廃止し、同時に納税者の負担から切り離す。救済もしない。FDICその他の政府「保険」機関は廃止し、その機能は民間部門の本物の保険機関に任せる。
銀行は要求払い預金については、契約上の義務として100パーセントの準備金を確保すべきである。
定期預金はすべて、現在のCDと同じかたちで提示されなければならない。言い換えれば、預金者は自分の預金が投資されて一定時期まで待たなければ戻ってこないことを、充分に知らされなければいけない。競争がおこなわれれば、顧客のニーズにいちばんうまく応える銀行が繁盛し、それができない銀行は脱落するーーー大勢の銀行監督官などは必要ない。
小林
コー
俺もそう思うな。<債務貨幣システム>の根幹の<部分準備制度銀行>の否定だと思う。