「0歳児ステーションおむすび」~てをむすび、こころをむすんで、いっしょに子育てしましょう!~日野市0歳児一時保育

日野の高幡不動の一時保育「0歳児ステーションおむすび」はリフレッシュしたいパパママの味方!日々の保育の様子を綴っています

赤ちゃんといっしょに本を楽しんでいますか?

2009年02月12日 | 保育のヒント

        

   赤ちゃんの時から、本に親しみ、おかあさんと赤ちゃんがふれあう

   機会をもってほしいと、各市で、ブックスタート事業がはじまっています。

   以前、児童文学作家であり、教育評論家でもある方の講演を

   聞いたことがあるのですが、

   そこで、読書が、なぜ大切なのかや、

   子育てで大切なこと、などの話を聞きました。 

                                    

    内容は、特に0歳向けというわけでは、ありませんが、

    これらから、長くつづく子育てをになうお母さんにとって

    知っていると、とっても良いのではと、思うことがたくさん

    あったので、少し紹介してみたいと思います。

 

     本を読むことは、どうして良いのか?

         それは、本を読むと

      本の世界を間接的に体験でき

      感性がみがかれる

      自分の知らない広い世界を認識できる  のだそうです。

          感性とは、自分の内面や、自分をとりまくものに

           対して、その本質を鋭く、豊かにとらえることができる

           目(心)のこと。

          感性が育まれると、人の心を理解し、あたたかく

           包み込むことが出来る。人の哀しみや、苦しみが、

           理解できれば、決して相手を傷めつけたり、

           いじめたり、暴言を吐いたりすることはできなく

           なってくるはずと、言われています。

 

      あとは、現代の子育てには、三つの 「 さ 」の心が

             大切だそうです。

    ひとつめは…(こころの)やさしさ

            ・ 温かい言葉が、子どもをはぐくむ

            ・ 共感することが第一歩。

            ・ 笑顔は、「信頼、友愛、友情、共感」をあらわす。

            ・ わかりやすく例を数字に表すと

                笑顔で、接すると プラス50点

                共感すると プラス100点

                一回感情をぶつけると、マイナス1000点

                一か月で、プラス3000点になると家庭円満

                だそうです!

            ・ 質問のかたちで叱らない。

              「どうして ○○ なんだ!!」

              「なんで ○○ しないんだ!!」とせめる叱り方に

              なってしまう。 「○○ は、どうしたの?」と

              たずねる言い方をする。

    

    ふたつめは・・・(こころの)ゆたかさ

            ・ 相手の目標を支えるこころ・同情するこころ

             <例> 親が目標を決めて引き上げるのでなく、

                   下からささえてあげる。

                  人間は不満だらけだが、不満解消が社会の

                  進歩とも言える。解消のためにどうしたらいいか、

                  考え、創造的に不満を解消する。物や人に

                  あたるなど、破壊的に不満を解消をしない。

           ・ 最近は、「こころを鍛える」という声を聞くが、それは、

            あやまり。こころは鍛えても強くならない。鍛えて強く

            なるのは、手や足の筋肉だけ。モザイクのような

            こころは、つぶれてしまう。

           ・ 同情とは、相手の立場にたつこと。子どもの苦しみを

             共有すること。痛みを引きよせ、知的な理解を示す

             こと。

 

    みっつめは・・・(こころの)たくましさ

           ・ 自分の思いをきっぱり子どもに伝える

                (自分の信念は、強く持つ。)

              子どもは、おとなの真摯な姿を凝視している。

              子どもは、おとなの声を真剣に受け止める。

           ・ 「いま」を大切に生きる。

           ・ 「瞬時に相手の思いをとらえる」ことが、大切。

 

   短い言葉で、言い表されているのですが、聞くと本当に大切

   なことだなあと、感じることばかりでした。 

    

            

          赤ちゃんは、6か月くらいで、視覚の発達が

          ほぼ完成すると言われています。

          段々わかってきた、色、かたち、絵、写真などを

          見ながら、

          お母さんにだっこされて、あたたかさに触れ、

          お母さんの声を耳元で聞き、心地よさを感じることでしょう。

          ページをめくると、ちがうものが現れる楽しさ。

          言葉の繰り返しや、音のあがりさがり、音の大きさの

          ちがいの楽しさ。

          指先が発達すれば、自分でお気に入りの

          本をひろげ、ページをめくる姿が見られます。

          読んでもらうことで、いろいろな物の名前も

          覚えます。

 

         一方的に流れるビデオや、DVDとはちがう

         赤ちゃんの様子を見、気持ちをくみとり、共感

         できるもののひとつとして、

         お母さんが本を読んであげることは、

         今の時代だからこそ、是非やってほしい

         すばらしい赤ちゃんとのふれあいなのですね。

         むずかしく考えないで、はじめてみてくださいね

         近所の図書館などでも、本の読み聞かせを

         やっていると思います。参考にしてみるのも

         よいかも・・・。