赤ちゃんの口の発達
赤ちゃんはお口の中も成長しているのです。
お口の中の容量、舌の動き、噛む力・・・など
舌の動き
初期・・・前後にしか動きません。
→ 口に入ったものを舌で喉の奥に送り
ゴックン!と飲み込む練習をします。
中期・・・前後に加え、上下にも動くようになります。
→ ちょっと形のある軟らかなものならば、
舌で食べ物を支えながら上あごに押し付けて
つぶしてから送り込む練習をします。
後期・・・前後、上下、に加え左右にも動くようになります。
→ 舌でつぶせないものは左右によせて歯茎で嚙み
舌の上にまた集めて送り込む練習をします。
噛む力の発達
0~5ヶ月 舌飲み期・・・・(離乳準備期)
5~6ヶ月 唇食べ期・・・・・離乳初期
7~8ヶ月 舌食べ期・・・・・離乳中期
9~11ヶ月 歯茎食べ期・・・離乳後期
12~36ヶ月 歯食べ期・・・・・離乳完了期
口の中の変化
4ヶ月くらいまでの赤ちゃんは‘舌突出反射’という、
固形物を反射的に舌で押し出す反射があります。
でも、それはだんだん消え、液体だけでなく、少しとろみのついた
形のある食べ物を飲み込むことが出来るようになります。
6~7ヶ月くらい、乳歯がはえ始める頃には口の中の容量も広がって
舌が口の中で自由に動きやすくなります。
10ヶ月頃にはさらに容量が広がり、唇を閉じる力も強くなります。
また、乳歯がはえてくることで、前歯で噛み切り、奥歯ですりつぶす
という歯を使ったそしゃくの動きを覚えていきます。
こんなふうに赤ちゃんのお口の中はどんどん発達しているので、
赤ちゃんのその発達に合わせた食べ物をあげて、
しっかりと噛むことを教えていってあげて下さい。