新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

戊辰(60干支)

2013年11月20日 | 日干・納音・生日観法
戊辰(冠帯-比肩)専旺干支…天干と地支が同じ五行。五行が固まる場合もある。
① 戊…「陽土」
【語源】戊はもともと茂(ぼう:しげるの意)をその語源とし、草木が繁茂して盛大となった状態を表している。
 自然界では山や堤防、万物の根源を表す。
【人物】茂るの意味を持っていて、この気を得ている人は志操堅固で、世俗に迎合しません。その性質が良い方に発揮されれば不動の信念の人とみられ頼もしい人となりますが、悪く出ると、融通性のない、お高くとまった偏屈者と見られる傾向があります。また、頑固だが一度くずれると脆いところもある。
② 辰…「陽土」
【語源】旧暦3月。辰は振(しん:ふるう・ととのうの意)で陽気動き、雷が声を発し、草木の形が整って活力が旺盛になった状態を表している。
【意義】「辰は蜄(しん)なり」蜄は振で動く意。「辰とは春の陽気が一段と盛んになり万物振起するの意。辰の第一義は「振」「震」である。地上においては春の陽気が一段と盛んになり、物皆伸徐舒(しんじょ)して出て来る時、天上では雷が振動する時である。辰は星では北極星。易卦は「澤天夬」☱☰。「澤天夬」は上卦が☱澤で下卦が☰天である。澤とは水の集合を意味するから、この卦の象はその水の集まりが極めて高い処にあることを示す。「夬」は「決」と同じ意味があり、物を裂く、或いは物が破れるということである。高い処に上がった水は、容易に決潰(けっかい)して溢れ、下に降る。そうして地上の万物はその水によって大いに潤うのである。 
【人物】気位が高く勝気な性格で、難事に身を持って当たり、またよくそれに耐える人です。競争心が旺盛で、一念を押し通す強い信念があります。時としてこれが事の善悪、事故の力量を考えない結果となり、失敗を招くことになりかねません。運命的には随分と変化のある人で、旭日隆盛の勢いがあるかと思えば、一変して衰運の憂き目を見ることもあります。自分の性格を良く知り、謙虚な徳を心得れば、元来が強い運気なので大成します。
 <長所>信用を重んずる。剛気・保守的。<短所>感情の起伏が大きい。波乱。
③ 十二運:冠帯…「冠帯」とは十二運(地支星)の一つで、旺相運を表しています。人の一生から見た場合には「苦労の末に評価されるようになり、地位名誉を得て冠をかぶる」時期を表し、基本的な意味として「智徳、人気、地位名誉、強気、宗教性」等があります。
 智あり徳あり、慈悲心も厚く社会の上位に立ちます。自信家も多いので四柱が悪い場合には勝気な性格が却って仇になる場合もあります。高い倫理観や宗教性もありますが、行き過ぎには注意が必要です。プライドが高いので自分の位置や面子に拘ることもあります。物事の手際が良いので、要領の悪い人や優柔不断な態度は嫌います。若い頃苦労すれば中年以降は発展します。
④ 納音:大林木(木)…「中の上」大きな土地に樹木が繁茂している場所という意味です。バランス感覚がよく、天を目指す理想を持ち、賢明な性格によって成功する意味。
強い意志を持って積極的に行動し、大きく成功する人も居ますが、しかし、怒気、短気、乱暴という悪い性格がある場合には、それを治す様にしないと成功しません。人との協調性や独断独行を抑えることが出来れば良いでしょう。意思強固と熱心さは大きな特徴です。
【納音十二運】自衰…温厚篤実で自制心に富み自らの分を守る。常に猜疑心が強く苦労性。取り越し苦労が多く、婚期の遅れる人も多い。
⑤ 地支中の蔵干…乙30%(正官)、癸10%(正財)、戊60%(比肩)
⑥ 神殺
 ★紅艶…愛嬌はあるが、色情の過ちをおかしやすい。
 ☆日徳…性格が温和で礼儀正しく粘り強い人。
【生日観法】
旺盛な気が強く、我が道を進み他人の言葉に耳を貸さないところもあります。また自由に情熱的に生きようとするので、束縛されたり細々したことを指摘されるのは好きではありません。大言壮語的で時として他人を見下げた様な言葉や態度をとることもあり、短気で大雑把な性格と人情の機微にも疎い性格から恨みを買うこともあります。包容力と情熱からくる人間的な魅力はあるので、過激な心とひとり合点の性格を慎むことができれば発展します。存在感と個性が強く、人に歩調を合わせることが苦手なので、組織の中では勤まり難いところがあります。肉親思いで家族に対する責任感は強いですが、結婚運はあまり良くない星です。


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