新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

自分(安岡先生の言葉)

2016年11月08日 | 今日の出来事
【自 分】 (安岡正篤)
自分というものは良い言葉である。

ある物が独自に存在すると同時に、
また全体の部分として存在する、
自分の自の方は独自に存在する、
自分の分の方は全体の部分である。

この円満無碍(むげ)なる一致を表現して「自分」という。

われわれは自分を知り、自分を尽くせば良いのである。

しかるにそれを知らずして自分、自分といいながら、
実は自己自私を恣(ほし)いままにしている。
そこにあらゆる矛盾(むじゅん)や罪悪が生ずる。

そういえば、何でもないようで、
実は自分を知り、自分をつくすことほど、
むずかしいことはない。

自分がどういう素質、能力を天賦(てんぷ)されているか、
それを称して「命」という。
 
これを知るのを「知命」という。

知ってこれを完全に発揮してゆくのを「立命」という


【すべては自分】
本当の自分を知り、
本当の自分をつくれる人であって、
初めて人を知ることができる、
人をつくることができる。

国を知り、国をつくることもできる。
世界を知り、世界をつくる事もできる。

『安岡正篤 一日一言』より
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