今回は変通星について書きたいと思います。
変通星は比肩→ 食傷→ 財星→ 官星→ 印星と流れます。
（以下の内容は、月上を中心に天干に現れた場合に、その傾向が強くなります。）
比肩星は自我の星で、とにかく自分という思いが強く、自分が納得できないと気が済まない傾向があります。
この比肩が月上に出ていたり、五行に合わせて３個以上になると、その傾向が増々強くなります。
強い比肩を持った方は、自分のペースで出来る仕事が向いていると思います。
また、比肩の隣にどの様な星が出るかによっても、性格や運は変わってきます。
竹を割った様なところがあり、開拓精神に富んだところもあります。
比肩と並んで良いと言われているのが食神です。
また、比肩の悪さを抑えるのが官星（偏官・正官）です。
比肩に似ていて陰陽が異なる星に敗財と劫財とがあります。
日干が陽干で、同五行の場合が敗財、日干が陰干で、同五行の場合が劫財となります。
敗財も劫財も比肩に似ていますので自我が強いのは同じですが、比肩が生一本で我が道を行くのに対して、敗財や劫財は少々異なります。
…比肩はおのれの力で成し遂げようとしますが、敗財・劫財は人の力を当てにするところもあります。
劫財を持つ方は、人を上手く利用しようと、自分から働きかける傾向があり、逆に敗財の方は、人情に流されて断り切れない傾向もあります。
また、比肩・劫財・敗財は共に分離の星ですので、月上に強く輝いている場合や五行に太過している場合は、人生に別れが付きものとも言えます。しかし、少々の苦労では負けない強さも持っています。
新しい出発の星ですので、親とは違う生き方を模索する方が多いともいえます。
開拓者の様な星とも言えます。
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