新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

変通星について(印星)

2017年08月27日 | 今日の出来事


官星(偏官・正官)が生じる星(変通星)が印星(偏印・印綬)です。
変通星の最後の星ですので、季節では実りの秋の様なものです。
旺相した印綬の場合は、豊かに実った秋を連想しますが、死墓絶の場合は収穫は少ない場合もあります。

また、人で例えるなら人生の晩年、退職後の人生の様なもので、長い人生経験から思慮深い方も多い様です。

生き物の進化も、爬虫類から哺乳類そして、同じ哺乳類でも猫 → 犬 → 猿と進化し、動物を超えた段階の星が印星ともいえます。故に印星には文化・文明・哲学・宗教等の意味があり、人間のみが持つ特徴が印星ともいえます。
そして、命式の中心星に印星がある方は、知的好奇心が強く、物事の原因を知りたがる傾向があります。

六親では印綬には実母、偏印には義母という意味もあり、自分(比肩)を生じる星なので、身内という意味も出てきます。陰陽配偶の印綬の場合は、目上や親との関係が真っ直ぐなので、素直な知的傾向がありますが、陰陽不配偶の偏印の場合は、目上や親との関係に偏りがありますので、物事を裏から見る傾向も出てきます。

上図の命式の場合は、金の印星が太過しています。
印星には考える(思考)という意味があるので、この様に印星に星(●)が5個も固まると、考え過ぎて取り越し苦労となり、石橋を叩いて壊して渡らなくなる場合も出てきます。
また、印星の中心星が偏印の場合には、金尅木と倒食の作用も出てきますので、注意が必要ともいえます。

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コメント (3)
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