
上図は天干に印星が並んだ女の子の命式です(多印星の並び)。
・日干:戊
・年、月の天干に印綬が双並びし、時上には旺相する偏印が出て、天干には印星が3並びとなる。
・五行を見ると、火の印星に星(●)が4つ。
・水、木の財官には星(●)が不及。
変通星の六親的な意味では…
印綬には実母という意味があり、偏印には義母という意味がある。
この命式の場合、時柱の天干に旺相する偏印(冠帯)があるということは、母以外の母の様な人…例えばお祖母ちゃんと捉えることもでき、そのお祖母ちゃんに可愛がられる暗示もある。
印星は自星(自分)を生ずる星なので、印星が多いという事は、良くも悪くも自分の土台である母方の実家(身内)から可愛がられる暗示もある。
愛されるのは良いが、多過ぎると過保護になり、印星には思考という意味もあるのでやや理屈っぽくなる傾向も出てくる(考えら過ぎる傾向も…)。
財星が無いので、父との縁よりも実家のお祖母ちゃん達に可愛がられる環境が与えられる。
また、大運に分離を表す比肩等が出ている場合は、両親が離婚して、母方の祖母に育てられる場合もあるかも知れない。
成り行きに任せると、運勢の通りになる場合もある。
自分の命式を知って、命式をコントロールする自分になれれば良いのだが…。

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