新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

このようにも考えられる(偏印)

2018年12月16日 | 四柱・その他
最近、旺相する偏印を持つ友人に出会う機会が多かった…
そこで、偏印が主体の命式について書いてみたいと思います。
勿論、偏印という一つの変通星の特徴についての内容ですので、部分的な内容ですが…?

偏印には以下の様な象意が…
・日干を生じ、陰陽が同じもの(陰陽不配偶)。
・学問、芸能、宗教。病気、偏業、孤独、数理。…知的好奇心、目に見えない裏に関心を持つ。
・義母、母以外の母の様な人。
・食神を壊す星(倒食)。子供の事で…。梟神。

子供の心に一番の影響を与えるのは母親だと思います。
まず、生まれる前の十月十日の胎中生活(妊娠期間)、赤ちゃんはお母さんの胎内で、栄養や愛情を感じながら育ちます。
ですので、妊娠中の母親の心身共の環境がとても大切だと思います。
特に、初めての妊娠や出産は不安が多いものです。
ご主人や周りの方の理解が必要ですね…。
四柱推命的には、母親の命式を見て偏印や傷官が悪く働きやすい時期での妊娠は注意も必要です。
偏印が悪く働くとネガティブな思考になりやすいですし、傷官が悪く働くと、とても神経質になりやすいものです。
周りの方のフォローが必要だと思います。

出産が終わり3歳までの期間。
「三つ子の魂百まで」と言われる期間ですね…。
生まれたたての純粋な魂に愛情という心のご飯が必要な時です。

そして、小学校へ上がるまでの7歳まで…

胎中・3歳、7歳迄は特に母親の暖かい愛が必要な期間です。
そして、母子を守る父親の意識が問われる時でもあります。

動物は、直ぐに大きく育ちますが、人は動物の100倍も1000倍も愛が必要です。
それは、人には魂があり、その魂は愛情で育つからだと思います。

そして、母親とは心から安心できる存在なのだと思います。

四柱推命的には実母を表す変通星は「印綬」です。
良い印綬を持った命式は、母親との関係が良い人が多い様です。

また、「偏印」には義母という意味があります。
特に、偏印の帝旺や強い偏印を抑える財星が弱い場合…母親との関係がもう一歩の人が多い場合もあります。
例えば…
強い偏印を持つた命式の方は…
・母親が仕事で忙しかったので、お祖母ちゃんに育てられ、母親との情の関係が薄かった。
・母親が強すぎて、小さい頃の自分の心を受けとめてくれず、母親に対しての心の安らぎが持てなかった。
・母親と姑との関係が複雑で、その影響から自分も複雑に考える様になった…。
・その他、様々…

強い偏印を持ち、それを抑える財星が無い場合は、親(特に母親)との関係に偏りが生ずる場合が多い様です。
そして、その結果、様々な不安が生じてくる場合が多い様です。
母親との心の絆の再構築が必要な時かも知れません…。

少々、偏印のネガティブな部分を書きましたが、偏印は知的な才能の星でもあります。
芸能・芸術や精神的な世界で鬼才・奇才と呼ばれるような独特な才能を待つ方も多い様です。
印綬にないユニークな思考が良いのかも知れません…。
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