新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

変化を求める時。

2021年08月11日 | 今日の出来事
変通星には下記の11個があります。
〇 比肩・食神・偏財・偏官・偏印。
〇 敗財・傷官・正財・正官・印綬。
(劫財)
敗財と劫財の違いは、日干の陽印によって変わります。
例えば…
日干:甲から乙を見ると敗財となり、
日干:乙から甲を見ると劫財となります。
敗財も劫財も財星を剋する星ですが、雰囲気は随分と変わってきます。

また、変通星には男性的な星と女性的な星があります。
男性的な星は、行動的な部分が多い様で、その代表的な星(変通星)が比肩と偏官です。
比肩には一途な行動力があり、自分がこうだと思ったことを貫くものを持っています。
また、比肩は分離(さよなら)の星で、一つの段階が終了し、新しい出発の意味もあります。
例えば…
・カップルが終わりを告げ、互いに新しい出発をするのも比肩の時が多い様です。
・命式中に比肩が多い場合は、先祖や親と違う生き方をする場合もあります。
・合わない仕事をしていて、職場を辞めたくなるのも比肩の流年が多い様です。
・互いに強い比肩の時に結婚された場合は、すれ違いや、週末婚等になる場合もあります。
・海外留学等、故郷や母国を離れる場合は、比肩の時が良いと思います。
・その他、様々があります。

次に、偏官の時期は、現状を変えたくなる(革命)様な気持ちが多くなります。
・既婚の女性で、夫に不満等がある場合、偏官の時に、事を起こしたくなる場合も多いものです。
・職場に不満を持つ男性の場合、偏官の年は、隣の芝生が青く見え、転職したくなる場合が多い。
 比肩の時の転職よりも、偏官の時の転職の方がお勧め…官星は仕事を表すので、次の職場が見つかりやすい。
・「いい加減にしろ!」と、言いたくなるのも偏官の時が多いですね…。
・その他、様々あります。

現状を変えるには、それなりのエネルギーが必要です。
故に、良くも悪くも、この様な星が廻って来た時に、事を起こして変化を求める場合が多い様です。

比肩と同類ですが、比肩よりも欲が深い星が「劫財」と言えます。
劫財と相性の良い星(変通星)が食神です。
食神は財(お金)を生ずる星で、劫財の悪さを食神がカバーし、食神の悪さを劫財がカバーしています。
劫財は、おとなしいがお金を生じる食神を強く生じるので、この様な並びの時はラッキーさがあります。
この様な場合、余禄の財(給料以外のお金に恵まれる)の暗示もあります。

劫財と財星とが並び、劫財が財星を強く剋している場合は注意が必要です。
特に、命式本体の比肩(劫財)に星が固まっている場合、行運に荒れる劫財の沐浴が付いていると、「楽して儲け」ようとして、欲で失敗する場合もあります。
この様な年は、慎重さが求められますね…。
その他、様々ありますが、命式全体や行運によって判断が異なる場合も多いものです。

目に見えない運が先行し、結果は後で出てきます。
自分の運を知って、備える事も大切だと思います。
運命の天気予報を知って計画を立てると良いでしょう…。

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コメント (5)
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