新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

六親(偏印)

2021年08月28日 | 今日の出来事
「六親」とは四柱組織を見て、父・母・配偶者・兄弟・子女・自分の六親骨肉のことを言います。
人間という言葉は、「人の間」と書くように、人は一人で生まれて来て、一人で生きているものではありません。
例えば、一人の女性を見た場合…
その人は…
1. 誰かの娘であり…
2. 誰かの姉妹であり…
3. 誰かの妻であり…
4. 誰かの母であり…
5. 誰かのお祖母ちゃんでもあるからです…。
その様に考えると、人生は人間関係であるとも言えます。
故に、六親の関係の良い命式は情的(内的)には恵まれる傾向があり、六親関係の悪い命式の多くは、寂しい人生となりやすいものです。
人との出会いに恵まれる方は、運にも恵まれると言っても良いかも知れません…

そこで、今回は「偏印」について…
「偏印」
1. 日干を生じ、陰陽が同じもの。
2. 陰陽:不配偶。
3. 意味:学問・芸能・宗教。病気。偏業。孤独。数理。
4. 六親:義母。
5. 作用:食神を壊す星。
6. 別名:倒食。梟神。退神。吞陥殺。
六親では、義母です。
実際の鑑定では、母の様な母ではない人…?
例えば、両親(母親)が仕事で忙しくて、お祖母ちゃんに育てられたとか…。
祖父母や母方の身内に面倒を看てもらったとか…
その様な場合が多いですね…。
しっかりした印綬が出ていれば、母親かもしれませんが…
偏印だと、祖父母(お祖母ちゃん)という場合も多いものです。

実母は表に出られますが、義母は裏の存在的なニュアンスがあります。
故に、偏印を持たれた方は、表に出ない裏の事に興味を持ちやすく、
目に見える世界よりも、目に見えない世界(精神世界)に関心を持つ場合も多い様です。
通常、学校では教えない、内的な知識欲求が強いと思います。
年上の天干に偏印が輝いている場合は、先祖に宗教性の強い方がおられたかも知れませんね…。

偏印を持たれた方は、老後は好きな趣味で楽しむのも良いと思います。
私の家の真向かいの「正官と偏印」との並びの女性…。
70代から、好きな俳句の会のリーダーで活躍しています。
知的な趣味を社会で発揮できる運を持っているのですね…。
老後、楽しむものがあることは嬉しいことです…。

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新栄堂


コメント (2)
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