新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

才能の星(傷官・偏印)

2022年03月15日 | 今日の出来事


上図は、ドイツ生まれの理論物理学者:アインシュタインの命式です。
通常、才能を表す星(変通星)は印星(印綬・偏印)と食傷(食神・傷官)と言われています。
印星は知的な世界を表し、食傷は天からの啓示をキャッチできる感受性を持っています。
故に四柱推命では印星と食傷、特に印綬と傷官とが並ぶ命式を「印綬傷官」格と言って良い並びの命式としています。

印綬傷官の並びの方は、芸能・芸術・技術・スポーツ等の才能で生きている方が多い様です。
印綬と偏印とを比較すると、印綬は表の星で評価を受けやすい星(吉星)とも言われています。
偏印は裏の星で、表に出ない裏の事や数理等に興味を示す傾向があり、表に出ない裏こそが本質(本音)と思う方も多い様です。

変通星には必ず十二運星が付き、この変通星と十二運とはセットで観ます。
十二運…胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶ですね…。
十二運は星の強弱を文字(胎・養…)で表したものですが、その中で特に意識する十二運が四つあります。
良い意味で意識するのが長生・建禄。
気を付ける意味で意識するのが沐浴・帝旺です。
沐浴は思春期の様な星ですが、少々荒れるエネルギーと言われています。
また、帝旺は頂点に達するエネルギーですが、強過ぎる傾向があるので、変通星によっては注意が必要とも言われています。

確かに、純粋な思春期(沐浴)には様々な事が起こりそうですし、純粋故の不安定さや反抗もあるかも知れません…
トップ(帝旺)に君臨する独裁者、TVニュースのプーチンとも言えます。

さて、上図の命式では、年上の傷官が沐浴、思春期の様な敏感な感情を持っているのだと思います。
荒れる感情を地支の印綬が抑えてはいるのでしょうが…
また、時上の偏印に帝旺が付いています。
偏印には数理という意味もあり、年上の傷官との関係、そして日干が光を表す丙だったことから、相対性理論等を生み出したのだと思います。
通常では、そこまで拘らない処に拘りを持ち、特殊な発想と繊細な感受性…まさに天才と〇〇は紙一重の世界なのかも知れません…。

彼の場合は、彼の特性(命式)と目指した職業がマッチしたので良かったのだと思います。
この様な命式の方は、ご自分に合った環境が与えられれば、命式の良さを発揮することが出来るのですが…
そうでない場合は、精神的な葛藤から心を病む場合もあるかも知れません…

良い大運に恵まれれば、良い環境を与えられると思いますが…そうでない場合は、精神的に辛い期間を過ごす場合も出てきます。

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新栄堂

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