上図は或る二人の命式です。
向かって左の命式は…
日干:癸の、天干に財星と官星とが並んだ命式ですが、五行(木火土金水)を見ますと、財星と官星だけに星(●)が固まっています。
この様に、比肩(自星)が1個で、天干に財星と官星とが並び立ち、五行にも財官合わせて7個以上の星(●)が固まる命式を「財殺の命」と言います。
表の天干の並びは、財官ですので、運気の良い時は、地位や財産にも恵まれますが、運気が悪くなると全てを失う暗示もあります。
財官は現実的な星ですが、その財官をコントロールするのはあくまでも自分です。
財星は優しいさを表す場合もあり、官星は責任感を表す場合もありますが、この様に自星(比肩)が1つの場合は、財官をコントロール出来ずに、それらに振り回されてしまう傾向が出て来るのです。
1つの自分で3つを抱きかかえ、4つを背負う形になりますので、自分が無くなってしまいコントロール不能となる場合が出てきます。
向かって右の命式は…
日干:己の劫財と比肩とが並ぶ命式で、五行でも土に星(●)が固まっている命式です。
土は、十二支に4個あることから、固まりやすいとも言われていますが、この様に、全ての星が比肩(土)に固まった命式も珍しいものです。
自星に星が固まるということは、物事の発想が自分を中心としているという事です。
自分がどう思うか…
自分が納得できるかどうか…
判断の基準が自我にあるわけです。
ですから、周りに振り回されることはありません。
しかし、ともすれば、我儘で自己中心になり、孤立する場合も出てきます。
左側の「財殺の命」は、周りに気を配り、最終的には振り回されてコントロール不能となる場合もありますが、右側の比劫が固まる場合は、人の意見を聞くことなく、一か八か物に賭けて大金を流す場合もあります(運気の悪い時)。
左右の命式は、正反対のタイプの様な命式ですが、共に運気が良くて波に乗っている時は良いのですが、五行のバランスが大きく崩れる時は、大きく損失を被る場合も出てきます。
ご自分の命式を良く知って、それを活かす事が大切だと思います。
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いつもありがとうございます。
私も天干に刧財が2つあり、印授も2つある為自分中心で、人がみんな右っていってても私は絶対左がいいけどね!っていうタイプで自分が納得しないとダメなタイプです。
正官も一つありますが弱いです
確かに我儘で何を習っても人間関係でも自分が納得出来ないことがあるといらっとして自分自身をコントロールするのが難しいです
やはり、そうなのですね…。
それとも干支に土が多いからでしょうか?
宜しくお願い致します
表(天干)に食神があれば良いのですが…。
財を掴もうとして、思いきったことをする場合もあり、食神等が出ている時は財を得る暗示がありますが、気の流れが良くない時は、却って財を尅します。
けっこう私は四柱推命で財運があると言われたりするしなぜ財運があるのか知りたかったけど流派によって違うんでしょうか
十二運の中で財をつくる能力のあるのが建禄です。
ゆう様には建禄が2つあります。
その様な観点では財運の要素の一つとも見ますが…