旅と潜水の雑記帳

旅して、潜って・・・の記録です。
特に記載がない限り1人で旅してます。

◇フィリピン・セブ島(マクタン島) 4日目

2008年12月28日 | ◇◆子連れ時代の旅
【12月28日】
今日一日、デジタル一眼レフカメラを借りました。


子供達は、今日も「ダイビングセンターでお留守番」を選びました。

ボートはオランゴ島付近まで行きます。(水平線に見えるのがオランゴ島です)



ダイビングの最終日ですが、なんとか今日は雲の間から日差しもありました。
 
1本目、オランゴ島の先端、ティンゴというポイントです。
アケボノハゼ狙いで、いきなり深場へ・・・
アケボノハゼは隠れてしまったけど、ヤノダテハゼがいました。

このあたりは-4Xm・・・私のダイビング経験の中でも最大水深です。

※直前のブリーフィングで、アケボノハゼを見に行くか(深場までいくか)どうか一人ずつ希望を聞かれ、行きたくない人は浅場で待つこともできます。

ここまでくると、頭がボーっとしてお酒に酔ったような感覚におそわれました。
これが窒素酔いというものか?
初めての経験でした。

この後水深を上げると、窒素酔いの症状も消失しました。

浅いところで、デジタル一眼レフの撮影を楽しみます。


スパニッシュダンサー(ミカドウミウシ)の卵?


これは海藻にまぎれるエビ??


フリソデエビのペアがいたのですが・・・

絶好の被写体ですが、2匹いっぺんにフレームにおさめるのは難しいんです

ベラ類がたくさんいました。


あちこちでフラッシングしていて、そのシャッターチャンスを狙うのですが・・・
←うっすらと影・・・分からないですよねぇ
デジタル一眼レフはコンデジと比べてタイムラグがないため、フラッシングのその瞬間が狙えました。
でも、これはフラッシュが届かなくて真っ暗な仕上がりでした・・・
カメラのファインダーから見る限りでは、くっきりと見えていたんですが・・・

2本目もティンゴで、今度は浅場メインで潜りました。
岩の下のアカホシキンセンイシモチ。




ガンガゼの間にいるものは、いい“絵”になるそうです。


ミニミニサイズのシマキンチャクフグもいました!


ハナダイギンポ。

半開きの口がかわいいです。

ハナダイ系の魚かな?正面からパチリ


こちらも正面から・・・マダラトラギスかな?


コノハミドリガイも、後ろがぼやけていい感じに撮れた??


このウミウシの名前は不明です。


休憩中のフグ。


トニーシーホース。



大きさは十数センチがあったでしょうか・・・全身を入れるのは難しかったです・・・
(後で聞いたのですが、使用しているレンズはかなりマクロなものだったそう・・・)

昼食後、午後は1本だけ潜りました。(明日飛行機に乗るので)

午後は子供達もボートに乗りたがりました。
スタッフの方に相談したところ、OKが出たので最後の乗船・・・


3本目、セブでのラストダイブはタンブリで。
岩の下にいたこの魚は・・・?

ヒゲがあって、尾びれがウナギとかナマズみたいな感じ・・・
ゴンズイが巨大化したような魚でした。

ヤマブキハゼと、共生するエビ。


このフグはSPOTTED TOBYという、キタマクラ属の一種だそうです。

日本にはあまりいませんが、ここではあちこちで見かけました。

そしてそして、ラジアルファイルフィッシュ!!

ウミアザミに擬態しているのか、模様がそっくりで見分けがつきません。
何枚も撮ったのですが、すべてこのように真っ白か、真っ黒な写真ばかりでした・・・
コレ、ホントにかわいい魚だったんです。
自分のコンデジも持って潜ればよかった・・・今さらですが、後悔しています・・・。

最後に、ニシキフウライウオ。
 
こちらも全身を入れるのは難しかったです。


今回使ったのは、105mmのレンズ。
一緒に潜った一眼レフユーザーのゲストの方によると、これは「かなりマクロなレンズ」なんだそうで、初心者には「60mmが使いやすい」とのことでした。
その分、味のある写真も撮れるみたいなんですけどね・・・。
また、ファインダーからの視野がかなり狭く、カメラを通して被写体を探す(画面に納める)のにとっても苦労しました。
ピントも自分で合わせるのですが、カメラを操作する他に自分の位置を前後することでも合わせられます。
いずれにしても体はしっかり固定するのがポイントだそう。
一眼レフを使用するとダイビングスキルも上達しそうです。

こちらにアップするとあまり感じませんが、写真によってはコンデジとの違いを確かに感じるものもありました。

あと、コンデジはシャッターを押してから撮影するまでにタイムラグがありますが、一眼レフはシャッターを押した瞬間に撮影されるので、じっとしていない魚の撮影には適しているのではないかと思います。
一眼レフ初体験、面白さと難しさを実感しましたが、とっても楽しかったです。


ダイビングセンターに戻ってきました。
器材を洗ってまとめ、軽くシャワーを浴びます。

こぼーずはカニにお別れ・・・


ぺこはワンちゃんとお別れ・・・

二人とも、このダイビングセンターでも楽しく過ごしていました。


15:30にはリゾートに戻りました。
すぐに器材を干しました。(日の当たるところに広げておくといいとアドバイスされました)

やっぱり子供達はプール遊び・・・

「お母さんも一緒に入ろうよ~」と言われますが・・・
入って一緒に遊びたいけど、さっきから腹痛があるんです・・・

しばらくプールサイドで見守りながら、この腹痛が夕飯までに治ればいいな~なんて考えていました。
今晩は最後だから、フィリピンのビール、サンミゲルを飲んじゃおうかなとか、いや、マンゴージュースにしておいた方が無難かな、なんて考えていました。

なんとか腹痛がやわらいだタイミングで、私もプールに入って遊びました。

プールで1時間ほど遊んだ後、部屋に戻ってシャワーを浴びてのんびりしていたんですが、腹痛は治まるどころかだんだんひどくなっていきます。
やがて嘔吐、下痢の症状が出始め、私はもう何もできなくなってしまいました。

20:00に夕飯のお声がけがあったのですが、それどころではありません。
ぺこに「お母さん病気で行けないって言ってくれる?」と伝えていたら・・・
状況を察したIちゃんが日本人スタッフに説明してくれました。

間もなく日本人スタッフ(ガイドさん)が薬を持って部屋に来てくださいました。
子供達はIちゃんが運んでくれた夕食を部屋で食べました。
私は食事どころではなく、ひたすら耐えていました。

とりあえず子供達が自分で食事できる年齢になっててよかった・・・
部屋に食事を運んでもらえる宿泊先でよかった・・・
シャワーを浴びておいてよかった・・・

母子旅行では私が倒れてしまってはどうにもならない、と常々思っていますが、最悪の状況の中、「よかった」と思うことを考えながら横になっていました。

そして・・・何よりも、Iちゃんがいてくれてよかった
色々と助かったし、心強かったよ
Iちゃん、ホントにありがとう



薬がよく効いたのか、症状は夜中には治まりました。


同じような症状が出たゲストは他にいなかったので、これは疲れなどが原因だと思われます。


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