病院勤務の外科医にとって、関連病院での当直は、良い意味での気分転換でした。ずーっと病院に張り付いている身にとっては、当直に出かける車での移動は、本当に楽しい時間でした。実際研修医の2年間は、学会などを除くと日曜日も必ず病院へ出かけていました。むろん、帰ろうにも帰れないことも多く、当直室のみならず、医局、ICUの控えベッドなどで寝て起きて、「さてここはどこだっけ」というのもしばしば。実際それが当たり前の時代だったのです。北九州市の大学病院から、ちくほう市のM上外科までは、遠賀川(おんががわ)沿い約1時間の旅です。衝撃の初回当直に入る前に、M上外科のお話を少々。M上外科は私立病院ですが、ちくほう市の救急基幹病院で、ちくほう市立病院などと順番で救急当番が回ってきます。旧産炭地のこの地区の救急なんでもござれ病院で、先輩からは「ここでちゃあんと仕事が出来れば、全国どこへ行っても大丈夫だよ」と恐ろしい励ましのことばが。もちろんM上外科はほんとにちゃんとしていて、我々の手に負えなければ必ず院長先生をコールすることになっており、お願いすると必ず、白衣のズボンに上はおっちゃん下着というスタイルで登場され「どうしたんか」の一言に我々はほっとしたものでした。大学で経験できない実地の外科をここで学んだ気がします。
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