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姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

岡山で同窓会

2009-04-12 00:26:04 | Weblog
私がクリニックを開業するということで、高校の同窓生で岡山市で整形外科を開業している友人が呼びかけて小さな同窓会を開いてくれました。準備疲れの私にはとても心休まる集まりでした。日頃からアドバイスをもらっている外科の友人あり、大学で疲れ気味というが、腹の出てないチョイワルおやじあり、高校時代の生徒会長で今も面倒見のよい麻酔医あり、みんな共通は「最近目が悪なった」。帰りがけに内科小児科を開業している友の開業アドバイス、「6か月は動かないで、じっくりと待って」。損得勘定のないアドバイスは本当にありがたいものです。ちょっとした曲がり角でもらうこんな一言が私を支えてくれています。鹿児島時代の同僚で、大学の同級生に言われたことを思い出しました。その彼は神経内科医なのですが、外科医の私に「外科の先生はみんな、信長、秀吉が好きでしょ。センセも家康嫌いでしょ。でもね、よーく考えてくださいよ。最後に勝ったのは、家康。人生がまんがまん」。イエヤスはやはり好きではないが、家康に学ぶ時が来たようですね。6か月間は家康になります!?

クリニックのHP(website)はこちらです。
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トータル閲覧数1万回突破

2009-04-07 02:15:28 | Weblog
4月6日中に、トータル閲覧数が10000PVを越えました。ちょうど2か月です。こんなに見ていただけるとは思ってもみませんでした。これからも、みなさんの知りたい、肛門科(肛門外科)についての情報「肛門科通信」をお送りしたいと思っています。

こんな情報について知りたい、ということがありましたら、コメントをお願いします。皆さんからのコメントは直接掲示しないようにしています。内容を一般化して、記事を書く事で、お返事をいたします。
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肛門括約筋カテゴリー増やしました

2009-03-20 01:00:00 | Weblog
肛門括約筋についての話題が増えましたので、カテゴリーを分けました。

裂肛手術と関係が深いので、「裂肛(切れ痔)」をご覧になったかたは、「肛門括約筋の話題」カテゴリーもご覧下さいね。
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カテゴリーを増やしました。

2009-03-03 00:45:05 | Weblog
weblogの本数が増えて来たので、リアルの情報に加えて、内痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)のカテゴリー分けをしました。目次のようにお使いください。これは随時変更していきます。ホームページはこちらです。
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おしりのヒダ 気になりますか?

2009-02-16 15:51:54 | Weblog
「少しヒダのあるおしりもきれいにできる」温水洗浄便座、と書きましたが、ヒダが気になる方も多いです。ヒダとは本当に小さな「ただのヒダ」と、少し大きくなった「肛門皮垂」とがあります。

ただのヒダ:体の中心線には、胎児のころに組織が形成された時の形跡が残っていることがあります。男性でも女性でも肛門の前側には、前方につづくわずかなヒダがみられます。女の子(幼児)で硬い便がでたあとに、おしりを拭きすぎて、前方の小さなヒダが腫れて受診されることがよくあります。

肛門皮垂:大きさの定義はありませんが、見た目に明らかにわかるものは、こう呼ばれます。最も多いのは、慢性裂肛(繰り返すきれ痔)によるものです。肛門の中のきれ痔そのもの(潰瘍)とその奥の肛門ポリープとセットになっています。また、血栓性外痔核(外の血まめ)を繰り返すことで、皮膚が伸びてたるむとできます。また、もともと少し大きめの方もあります。外から見ると皮垂でもよく見ると内痔核とつながっていることもあります。

ヒダと言っても色々です。それだけを取っても意味がないこともあります。気になる時はご相談ください。
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「出てくる」のはいぼ痔だけじゃない

2009-02-14 12:27:00 | Weblog
肛門外科を受診される方で、「出てくる」と言われる方が多くあります。皆さん「出てくる」のはいぼ痔と思っておられます。いぼ痔イコール内痔核としますと、実は内痔核ではないものがたくさんあるのです。

「出てくる」痔には、次のようなものがあります。
(1)内痔核:肛門の奥の「肛門クッション」が大きくなり、肛門の外へ脱出してくるもの。排便時や腹圧がかかったとき。
(2)肛門ポリープ:切れ痔「裂肛」にともなってできる肛門のポリープ。できものではなく、皮膚の成分で、コリコリしている。
(3)直腸脱:腸が反転して肛門から出てくるもの。
(4)直腸粘膜脱:腸の粘膜がたるんで肛門から出てくるもの。
(5)直腸ポリープ:これは痔ではなく、「できもの」腫瘍です。悪性のものさえあります。素人判断は危険です。

元々肛門の外にあるものが腫れて「出てきた」ように感じるものとして、
(6)血栓性外痔核:おしりの「血まめ」。できたてはかなり痛い。
(7)肛門皮垂:おしりの皮膚がひだ状になったもの。切れ痔が原因。(6)を繰り返してもなります。もともとある方もあります。


これらをちゃんと診断つけるには。一度信頼できる肛門外科を受診してくださいね。
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女性の思いに応えたい

2009-02-13 17:29:55 | Weblog
おしりの調子が悪くなると、男性はなにがなんでも診察にこられます。ところが女性は、どうにかこうにか、我慢するひとが多いのです。女性が受診しやすい環境を整える事がこれからの肛門科、肛門外科に必要なことと思っています。

意を決して受診された女性に色々伺ってみますと、(1)あまり人通りの多いところは入りにくい。(2)あまり大きな看板のクリニックはいやです。目立たない方がいい。(3)専門のちゃんとしたドクターに診てもらいたい。(4)ドクターもスタッフも女性がいい。(5)待合室などで男性に見られるのがいや。(6)清潔第一で、掃除が行き届いているのが絶対条件。(7)スリッパをはきかえるのはいや。(8)パウダールームが欲しい。トイレがたくさんあった方がよい。(9)人前で内視鏡の下剤はのめないです。などなど、たくさんご希望があるようです。

人通りの少ないところで、小さな看板で、ちゃんとしていて、でも女の人にはなれないけれど・・・これらの思いに応えたいと思っています。ご覧の女性のみなさん、他にもご希望があればコメントお願いしますね。コメントはすぐには表示されません。プライバシー保護のため、内容を一般化して、ブロク上でお答えしていこうと思います。
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気後れが手遅れにならないうちに・・・大腸がん検診

2009-02-12 17:21:08 | Weblog
大腸がん検診(検便による便潜血法)でひっかかった、つまり「要精検」になったときに、ちゃんと精密検査を受けられる方が60%しかありません。平成18年度消化器がん検診全国集計によると、検診を受けた人422万人。要精検の人は6.2%で26万3152人。そのうち60.1%の人が精密検査を受けていて、そのうちの5970人に大腸がんが見つかっています。これは検診を受けた人の0.141%、精密検査を受けた人の3.8%です。発見された大腸癌のうち、52%が手術(開腹あるいは腹腔鏡)を受けていますが、46%は内視鏡によるポリープ切除や粘膜切除で済んでいます。あまり怖がらなくてよいのかもしれませんね。

それより「要精検」なのに、検査を受けない40%の方のことが心配です。単純計算でも、みつけられるはずの3963人の癌が放っておかれているのですから。

そこで私のモットーです。「気後れが手遅れにならないうちに」
おしりや大腸は気後れしがちです。大腸癌、つまり命の心配。恥ずかしさの心配。診察が痛いだろうかという心配。たいへんですね。でもお知らせします、おしりから血が出た場合の9割以上がおしり、つまり痔からの出血です。早めの受診で、早くすっきりしてください。
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心配なのは痔 それとも大腸癌?

2009-02-09 15:47:56 | Weblog
肛門科(肛門外科)で患者さんをみていますと、「痔だろうから診てほしい」と言われる方の中に、実は「大腸癌が心配」という方が多くあります。実際痔もあり、調べてみると大腸癌もある、という場合があります。こういうときに、旧来の肛門科のように、おしりだけを診るのでは、大変危険です。反対に、大腸内視鏡検査をしても、大腸癌の有無だけを診て、おしりを素通りすることがあります。おしりや大腸を診られるのは恥ずかしいし、できれば大腸とおしりとが同時に検査、治療ができるのが望ましいと思っています。

たまたま痔から出血して、検査したら、たまたま大腸癌がみつかり、早期で内視鏡治療で命拾いという例を多く経験します。「痔さん、よくぞ出血してくれた」てなもんですが、感謝しつつ、治療してしまいましょう。

おしりと大腸と両方診られるのが、理想の肛門外科だと思います。
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はじめまして 理想の肛門外科って?

2009-02-07 12:03:18 | Weblog
姫路城が好きで、姫路市に住んでいる「おなか」と「おしり」の医師です。はじめまして。
ブログに架空のクリニックを開きました。インターネットですから、どこでもよいのですが、世界遺産姫路城が見えるところにしましょうか。ネット上ですから、家賃もかかりませんしね。診察はありませんから、お気軽にお越し下さい。

私の肛門外科(肛門科)、消化器、外科についての思いや経験などをつづってみます。

理想の肛門外科とは、どんなものでしょうか。
見立てが良い、よく治るは当然でしょう。でも、これさえも難しいものなのです。私も医師になってから、ずっと大腸の外科をやってきました。けれど大学病院や市中の一線級病院でも、肛門の手術は少ないのです。大腸癌などの命に関わる病気の手術が並ぶ中に肛門の手術を入れるのは至難の業です。私も大学病院の外来から、「肛門科専門病院」へ紹介することがありました。外科や、肛門外科はやはり手術件数です。一年間に10や20の手術しかしない外科医の手術を受けたい人はありませんよね。一年間に1000例以上の肛門の手術をしている病院が全国に十数カ所くらいあります。そういう病院で技術を積み重ねて、やっと一人前になれるのが実際です。私はそういう病院に常勤で勤務した後、現在も週に1日、そういう病院(そのうちに詳しくお知らせしますね)で手術をしています。肛門外科も日進月歩です。常に最新の技術、情報が必要です。

さて、みなさんの思われる理想の肛門外科って、どんなかんじですか。
ご意見がありましたら、お願いします。
すぐに返事は無理かもしれませんが、ご意見を整理の上、少しずつ書いていこうと思います。
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