姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

いぼ痔の治療は「小さくして維持」

2009-10-24 00:00:16 | 内痔核(いぼ痔)
いぼ痔(内痔核)に対するジオン注射(ALTA)療法の経験を踏まえ、最近痛感することがあります。メスをふるってなんぼの我々外科医からすると、「根治術」というのは魅力的なものなのです。しかし、できの悪い根治術がなされたおしりを見ていますと、悲しくなってしまいます。メスを入れないジオン注射でまず対応し、少数の再発例(といってもほとんどが粘膜脱という年齢変化によるもの)にはジオンの追加注射で維持して行くのがよいと思います。何度も言いますが、肛門の一番大切な仕事は「便止め」だと思うからです。歯医者さんの治療を思い浮かべてください。一度治したあとのメインテナンスが大切です。
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