内痔核に直接作用する薬だけでも色々あります。炎症を引かせ、痛みをとるだけでも、塗り薬、飲み薬、さらには塗り薬でも効き方(作用機序といいます)が違う薬を組み合わせることで、より強力になります。薬による治療も、総力戦なのです。
昔?化学で習いませんでしたか?安息香酸。創面からの吸収はほとんどなく、接触することで痛みをとる作用があります。当院ではアミノ安息香酸エチル軟膏として使用しています。ビスマスと混ぜて使うこともあります。
痔核手術、特に結紮切除術後の創に使う薬です。次没食子酸ビスマスは、粉のまま創に塗布するか他の軟膏と混ぜて使用します。皮膚や粘膜を保護し、炎症をしずめる「収れん作用」があります。創面に保護膜を作る作用があり、止血効果もあります。実はこの薬は「下痢止め」の内服薬としても使用することがあります。ヘルミチンSという坐剤はビスマスの入った、痔核・裂肛のお薬です。
内痔核の薬シリーズの続きです。痔にたいする飲み薬としては、当院ではヘモナーゼのみです。痔の腫れをひかせる消炎酵素薬の「ブロメライン」とうっ血状態を改善する「トコフェロール(ビタミンE)」の合剤です。他にはない薬なので、うっ血による炎症にたいして使います。
よく似た名前の薬にヘモクロンがありますが、これはボラザの飲み薬でトリベノシド製剤です。またヘモリンガルは静脈血管叢エキスで全く別のものです。
よく似た名前の薬にヘモクロンがありますが、これはボラザの飲み薬でトリベノシド製剤です。またヘモリンガルは静脈血管叢エキスで全く別のものです。
本日より診療開始しました。本日受診の方には予定通り、一切お待たせしませんでした。年末にずいぶんお待たせした方には、大変よろこんでいただきました。いつもこうだといいのですけれどね。
JRも高速道路も大変な年末年始でしたね。みなさんお元気でしょうか。今年はお正月気分のままに仕事初めですね。
当院は4日(月)から通常通りの診察です。なぜかみなさん、年始はおしりのことを忘れてしまうのか、1月第一週は比較的ヒマなものです。いつもお待たせしている方、チャンスですぞ。(多分)お待たせしなくてよいかと思います!
当院は4日(月)から通常通りの診察です。なぜかみなさん、年始はおしりのことを忘れてしまうのか、1月第一週は比較的ヒマなものです。いつもお待たせしている方、チャンスですぞ。(多分)お待たせしなくてよいかと思います!