ちょっと遅れてくる年賀状もそろそろお仕舞のようです。虚礼だとか、形式のみだとか言われたりしますが、やはり新年の朝これは嬉しいものです。日頃親しくはしていなくても、これでお互いの無事を確かめ合うという意味が、ますます大きくなってきました。
まず12月。喪中欠礼が入ります。祖父が祖母が‥が父が母が・・・に変わり、しばらく平穏な年が過ぎていきましたが、今年(昨年12月)は連れ合いが‥が急に増えました。そんな年代になったのだなあとつくづく自分の歳を改めて思い知るのです。
それを拭い去るような近況報告はこちらまで嬉しくなります。高校同期の男子から、山に登る、自転車で走る、ランニングで老いを追い払っているという意気盛んなものもいただきました。
年賀状に書き加えられた一言の自筆の言葉、嬉しいものです。今年はコロナ終息,明けない夜はない、の希望を書いたものが特に目立ちました。本当にみんなの願いですよね。
ところでこのブログを書こうとパソコンの前に座ったところに、電話がかかりました。最近は留守電にしておけ、迷惑電話には出ないことが第一などと指導されますが、私はそれは嫌っています。ただ、以前は「はい、Sです」と出ていたのを、味もそっけもなく「はい」だけで受けるのです。
今日のは違いましたよ。まったく久しぶり、小学校からのお友だちでした。山口県からです。私は例年のように賀状を出したのですが、彼女は昨年の賀状を参考に書くらしく、それに私からのものに「山口に帰ります」と書いてあるのだそうです。きっと東京を引き上げて、山口に帰ったのだと思って、新住所がわからず失礼したというお詫びの電話だったのです。私にはこの「山口に帰ります」のハガキを書いた覚えはないのですが・・・。何処でどういう風に、混線したのか分かりませんが、思いもかけない旧交を温め合いました。、電話で繋がっておしゃべり出来ました。嬉しいふるさとの言葉です。
友達っていいな。