今わが家の床下に、男性二人が入り込んでいます。白アリ予防の職人さんです。
40年近く前に建てて家ですが、木造戸建てなものですから、5年に一度は予防の薬剤を撒いてもらわなければなりません。家を建ててもらった住友〇業が、メンテナンスの歴史などきちんと記録していてくれて、時期が来ると知らせてくれます。梅雨に入る前に、外装を手入れしましたが、時期も来ていますので、今日は白アリ予防の工事です。
年末に、一度床下にもぐり、水が漏っていたり、シロアリ被害が及んでいたリしているところはないか、下調べがありました。幸い、かなり古びてきましたけれど、屋台骨はしっかりしているとのことで、年が明けて、今日が薬剤散布です。
床下下調べの段階で、暗い所でどのようにしてシロアリを見つけるのか、と話を聞きました。
シロアリは、外気に触れるところ、光の当たるところは苦手なのだそうです。漏水したりしてじめじめした所を好むのだそうです。床下で、どのようにしてシロアリの痕跡を見つけるかというと、柱などを、こんこん叩いてみてその音で中が空洞になっていないかで見つかることもあるそうですが、良く分かる痕跡は、「蟻道(ぎどう)」だそうです。
光や外気が苦手なシロアリは、自らの排せつ物や分泌物を練り合わせてセメント状にしトンネルを作り、その中を通って木材を探し、食い荒らすのだそうです。床下にこの蟻道があれば、シロアリがいるということになるのだそうです。
建築物の木材だけを食い荒らすのではないそうです。植木にもつくのだそうです。我が家でも、今年門を入ったところの大きな楓の木の枝が一本枯れておりましたが、そこに蟻道が行きついていたそうです。生の木にはつきませんが、枯れると食いつくのです。植木屋が、枯れ枝はすっかり切ってくれましたから、大丈夫とは思いますが。
今工事2時間ほどで終わったと挨拶して職人さんは帰って行きました。
シロアリと言えば、大笑いしたことがあります。
らい太の長男が京都市下賀茂神社で結婚式をあげました。その時、兄弟姉妹、その連れ合いなどが集まりましたが、折角顔が揃ったのだから、高野山へ一泊しない?ということになって参りました。その時、とっつきにこんなお墓というか,碑と云うかが在りました。
「シロアリも困っているだろうね「やすらかに・・・と言われてもねえ」。大笑いしたことでした。
シ~ンと静まった奥の方と違って、とっつきはお笑いでした。
その旅行から半年たたないうちに、姉は亡くなりました。
「あの時揃って行っていてよかったね」とらい太と話したことでした。