昨日、区民センターのコミュニティー委員会について書きました。会議が終わって雑談に入りました。委員を引き受けてありがたいことだなと思うことの一つは、仕事外のこの雑談の時間があることです。
特にコロナ自粛生活で「おしゃべり」の時間が乏しくなっている時には貴重な時を与えてくれます。あまり他人とのお付き合いが豊富な私ではありませんから、この委員会と週1のパソコン教室仲間とのマスク越しのちょっとしたおしゃべりが、貴重なのです。以前はこの二つに加えて、地域のミニコミ紙の編集委員、町会の役員も引き受けていましたけれど、それは2年ほど前に退かせてもらいました。
ところでコミュニティー委員会ののちの会で気が付きました。人の気持ち・考えは大きく変わるものだなあということです。
1か月前の委員会でワクチンの話が出ました。ワクチン接種が実行され始めたら「あなたどうする?すぐ予約する?」という話題でした。
「おせっちゃんどう?」
「年寄り優先という事にはちょっと疑問も感じているのだけれど、やってくださるものならば、ありがたくお願いしますよ」
「え?副作用など考えないで一番にでも申し込むの?」
「はい、一番でも、ゼロ番でもやってくださるのならありがたく」
「へ~ぇ、肝っ玉婆さんだねえ、怖くないの?私はしばらく様子を見るわ」
「そうよねえ」
「あら、では予約簡単にとれるかしら、ラッキーね。統計的に見ても、アナフラなんとかは1万人に一人とか10万人に一人とかだって言うわよ。それもすぐ治療してくれる体制がとられるようだし。逆にワクチンの効果は95%以上のようだし、リスクはやらない方が大きいわよ。まあ人類はじめてのことだから、そのなん%かの運の悪さを私が持っているかもしれないけれど、この年まで生きたのだし、受け入れるわ」
「う~ん、でも私はしばらく様子を見るわ」
「まあこれは強制ではないのだから、個々の考えだけれど、集団免疫は60%くらいの人が打って初めて効果があるようだから、様子見の人が多いと・・・。接種することは自分のためではもちろんあるのだけれども、社会全体の効果のためでもあるんだと思うんだけれど」。
この度の、後の会では話がガラリと替わりました。
「予約とった?」
「取った取った。1日目はなかなかつながらなかったけれど、2日目にはうまくね」
委員全員が先日の躊躇はどこへやら、でした。話題の主役は繋がらないことの不満。人間の考えはかくも変わりやすいものなのね。