近事変々

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※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

春の野に、菫摘みにと、来しわれそ (万葉集)

2005-04-08 13:29:56 | 花好きずき


初夏のような陽射しがふりそそぎ、半袖でもいいくらいの暖かさである。
家内が下仁田ネギの苗を買ってきたので、畑に二列ほど植え込んだ。
ふと、そばの竹薮を見たら、菫が紫色の小さな花を付けていた。



「山路来て、なにやらゆかし、すみれ草」は、たしか、芭蕉の句だったと
思うのだが・・・
わざわざ郊外の山などに行かなくても、まだまだ、身近で見られるうちは
幸せというべきことなのだろうか。




【菫(すみれ)】

スミレ科の多年草。春、葉間に数本の花茎を出し、
濃紫色の花一つをつける。
相撲取草(すもうとりぐさ)。菫々菜(きんきんさい)。
万葉集(8)「春の野に菫摘みにと来しわれそ」

(出典:「広辞苑第五版」電子辞書)