
鯛釣草(たいつりそう)というほうが一般的らしいが、字も難しく、華鬘草(けまんそう)というものだそうである。
わが家にはかなり大き目の株で紅が二鉢、白が一鉢あり、いまを盛りと咲き揃っている。

【華鬘草(けまんそう)】
ケシ科の観賞用多年草。中国原産。高さ約60センチメートル。
葉は牡丹(ぼたん)に似て小さく、羽状に細裂。4~5月頃、淡紅色・偏円のコマクサに似た美花総状花序につけ、花茎はアーチ状に曲がる。タイツリソウ。
(出典:「広辞苑第五版」電子辞書)

【華鬘(けまん)】
仏前を荘厳(しょうごん)するために、仏堂内陣の欄間などにかける装飾。
もとインドの風俗として男女の身体を装飾するために生花の花輪を用いたものであったが、転じて仏具となった。
多くは金銅(こんどう)製で、稀に革などで作り、花鳥などを透かし彫りにする。
(出典:「広辞苑第五版」電子辞書)