近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

「原爆忌」、芙蓉の花に思う平和のありがたさ。

2007-08-06 09:49:36 | 花好きずき
 きょうは広島に原爆が投下され、多くの尊い命が失われた日である。
あの日から62年目のいまも、原爆症に苦しんでいる人がある一方、憲法第9条をないがしろにするような動きが顕著になってきている。
 その当時に生を受けた一人としては、戦争の惨禍を繰り返してはいけないという使命感みたいなものがある。
だんだんと、戦争の史実が過去のものとして忘れられつつある現在、そのことをもう一度考え直してみる必要があるだろう。
 きょうの東京は穏やかな晴天である。
庭にはピンク色の大輪を広げて、芙蓉の花が咲いている。
何事もなく咲いている芙蓉の花を眺めていると、平和な毎日を享受しているありがたさを、しみじみと実感させられる。











【芙蓉(ふよう)】

・葵(あおい)科。
・学名 Hibiscus mutabilis(芙蓉)
  Hibiscus mutabilis cv. Versicolor
(酔芙蓉)
    Hibiscus : フヨウ(ハイビスカス)属
    mutabilis : 変わりやすい,不安定な
    versicolor : 変色の,種々の色のある
・開花時期は、 8/1頃~10/5頃。
・ピンク色の大型の花。
枯れたあとの姿も印象的です(”枯れ芙蓉”)。
・「酔芙蓉(すいふよう)」
 →朝のうちは白く、夕方になるにつれて
   だんだん赤くなるという珍しい花。
    ”酔っぱらった”と見なした。
   ピンクの芙蓉を夕方に見ただけだと、
   ふつうの芙蓉と見分けがつかないけれど、
   朝、白かった花が夕方ピンクになってれば
   この「酔芙蓉」かもしれませんね。
・昔から美しい人のたとえに用いられている花で、美しく
 しとやかな顔立ちのことを「芙蓉の顔(かんばせ)」という。

(出典:「季節の花300」)