５０勝目にノムさん選手をベタ褒め ― スポーツニッポン(gooニュース)
【楽天６―４ロッテ】
節目の球団５０勝に久しぶりに楽天の野村監督のボヤキも影を潜めた。「５０勝？勝ちすぎだね。あんまり勝つと次の人（監督）が困る」と意味深なセリフを吐きながら、先発・一場が６回降板後も牧野―小山の継投で反撃を抑えての快勝にご満悦だ。
この日は、２１日の同カードで６号ソロを放った草野を７番から３番に昇格。すると初回２死から２戦連発となる７号ソロ。６回に５安打で４点を奪った。それだけに「１、２年目より年々力をつけている。選手個々が何をすべきか理解しながらやっている」と珍しく称賛の言葉が並んだ。
「おとりんの一言」
初回、草野のソロＨＲで楽天が先制、４回にもリックのタイムリーで２―０とリードしたが、先発の一場が５回裏、ズレータのタイムリーと、自らのボークで押しの１点を与え、２―２の同点に追いつかれた。
楽天は６回表、一死満塁から鉄平のタイムリーで２点を上げ、４―２と逆転し再びリード、ここで先発の久保が降板、中郷と代わったが、フェルナンデス、牧田の連打でさらに２点を追加、６―２と点差を広げた。
しかし、続く６回裏、一場が無死一、二塁からオーティズの２ベースで１点を失い、無死二、三塁の走者を残して牧野と交代した。牧野は里崎の犠飛で１点を失ったが、ズレータの３ゴロ併殺でピンチを切り抜けた。
その後は両軍とも無得点だったが、６―４でロッテを下した楽天は、球団創設以来初の５０勝に到達した。
ノムさんは「あんまり勝つと次の人が困る」といいつつ、しごくご機嫌であったそうである。
それだけ力をつけてきた証拠であり、球団にとっても、ファンにとっても実に喜ばしいことである。