マー君５回ＫＯ…でも楽天サヨナラ勝ち ― スポーツニッポン(gooニュース)
【楽天７―６ロッテ】
充血した目と真っ赤に染まった顔は、サヨナラ勝ちの興奮からではなかった。５回を投げ、プロワーストタイの６失点ＫＯ。普段の囲み会見を“拒否”し、足早にクラブハウスへ戻る田中の言葉はこれだけだった。「きょうは何も言うことないです。自分がチームの足を引っ張っただけですから。自分に腹が立ちます」
苦しい展開の責任を１８歳は背負い込んだ。３回１死から西岡に左中間二塁打を喫すると、続く早川の初球に完全にモーションを盗まれて三盗。四球を与えた早川にも初球に二盗を許した。この日、４個目の盗塁を決められてリズム崩壊。連続四球などで２死満塁からオーティズに先制の２点右前打、大松には３ランを浴びて５点を失った。
マー君また神の子パワー！？５点差大逆転サヨナラでノムさん通算１４００勝 ― スポーツ報知
「おとりんの一言」
ルーキー・イヤーで１０勝目を目指したマー君だったが、きのうは、３回にロッテの足技と長打攻勢に一挙に５失点、５回を終えて６失点と散々の投球内容だった。
しかし、マー君の「負けない神話」は消えず、打線が奮起して６回裏に渡辺の２ベースと高須の犠飛で２点、７回裏には代打・フェルナンデスが２ランを打ち込んで同点に追いついた。
そして、迎えた９回裏、山崎は三振したがリックが四球で出塁、フェルナンデスが二遊間を抜けるヒットで一死一、三塁と願ってもないチャンス、ここで７番草野がフルカウントからライト前に運んで７－６と逆転、サヨナラ勝ちをものにした。
ノムさんは「ツキじゃなく実力で野球をしてもらいたい」といいながらも、マー君の「負けない神話」の不思議な力を認めざるを得なかった。