ジャスコへ行き、ちょうど昼時だったので、その足で妻の病院へ行く。
一緒に食べようと、私はおにぎりを買っていった。
妻はちょうどお膳を前に、躊躇しているところであった。
いつもはお粥食なのに、今日の病院の昼食は「うどん」
ゆで固まったうどんに 別の冷えただし汁をかけ、よくよ
くほぐして食べねばならない。
よほど食欲のある人ならともかく、病人には食指が動かないはずだ。
交換して妻はおにぎりを食べた。コンビニのおにぎりはなかなか美味いのである。
お腹のすいていた私はそのうどんを平らげた。
食後にかけて、1人又1人とお見舞いに来てくれて、病室の椅子が3つとも埋まったところへ又1人来てくださった。
別々にだけど、お互いみんな妻の仕事(病院)関係の方たちだったので、話も合うようだったから私はそこで引き上げた。
このところ毎日のように誰かが訪ねて来てくれている。
私は毎日夕食前の時間に行って食事をはさんで2時間ほど居るのだけれど、
思うに、昼間誰か見えてくれた日は夕方も嬉しそうに話し、元気に見える。
私と違い、妻はもともと人と触れ合うのが好き、根っからの社交家だった。
変化も楽しみも少なく、出歩くことも制約されたクリーンルームだもの、
こうしたことがきっと免疫力の糧になっているのかもしれない。