じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

思い出のアルバム

2009年02月25日 | 急性骨髄性白血病

妻の要請で少し前からアルバムを作っていた。

数年分のデジカメ写真がろくに整理しないまま、外付けハードディスクに恐らく数千枚は保存されている。ところが探してみると、花や風景や孫の写真ばかりで、妻の写っているものが思いのほか少なかった。
ファイルの中身を開いて探し探し、やっとアルバム一冊分をプリントアウトした。

  

061015121 今日病室へもって行き、横になったままの妻に、
ゆっくりとページをめくり見せる。

旅行の写真、孫との写真が多く、1ページ毎に
目を閉じては想いを馳せているようだった。

中の1枚、この写真が好きだと言った。
           (2006年 大山麓にて)

  

がん細胞が爆発的に増加し始めて、二週間が経過している。

末梢血中の白血球数が3日単位で倍増し、芽球(がん細胞)が大部分を占めている。

一日の殆どを眠っていて、傍にいてもこのまま目が覚めなくなるのではないかと、声をかけると目覚める。痛みが無いのが救いである。

「面会謝絶にしようか」

「いえ、たとえ半分眠っていても 出来れば皆んなに会いたい・・・」

それが生きていることの証と感じられるから・・・

コメント
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